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ミシャ監督 広島戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ第17節 vsサンフレッチェ広島 試合後のコメント

「今日の試合は両チームとも置かれている状況が厳しい中での対戦で、両チームにとって非常に厳しい試合でした。前半に2-0でリードして、ハーフタイムには、2点リードしているスコアは危険なスコアなので、最初の15分は特に集中力を高めて臨むように伝えましたが、残念ながら私が言った言葉は、壁に向かって独り言を言っていたような状況になってしまいました。

そういう中で、1失点目、2失点目、2-2に追いつかれた後も難しい展開でしたが3点目もやられてはいけない形で失点してしまいました。ただ、選手たちは2-3でリードされた後、何が何でも勝つという気持ちを前面に出してくれました。そういう中でズラタンがゴールし、4点目の関根のゴールはコメントのしようがないくらいワールドクラスの素晴らしいゴールでした。

3連敗した後の重要なゲームで勝利できたことは良かったですが、決して手放しで喜べるゲームではありませんでした。いくつかの早急に改善しなければいけない点はあると思います」

【質疑応答】
(この試合全体を考えると後半の最初の2失点が大きかったと思うが、経験のある選手がそろっている中で、なぜそうなったのか?)
「正直な話、その理由が分かる人間は誰もいないかもしれません。ヨーロッパであれば、あり得ない展開だと思います。2-0でリードしている展開の中で、ああいう失点を繰り返してしまうのは日本のJリーグのメンタリティなのか分かりませんが、ヨーロッパであれば、2-0という結果をきっちりと保ちながら、前がかりになる広島に対し、さらに得点を重ねるような展開が作れるような中で、私自身もラファエル シルバ選手も入れました。私自身は説明することがなかなか難しい試合でした。

2-0でリードしている中、相手がリスクを冒して攻めてくるような状況であれば、我々の前の選手のスピードが生きて、カウンターで得点を重ねられるような形を作れなければいけません。逆にゴールを奪われ、カウンターを受けるようなシーンを作ってしまいました。あってはいけない失点だったと思います。十分に選手がそろっている中で得点されてしまう特殊な場面もあったと思います。練習をして話をしていく中で解決していくしかないと思います」

(早急な改善点は?)
「改善点はたくさんあります。運動量も落ちていますし、キレも落ちています。動き出しのタイミング、もっとベターなオフ ザ ボールの動きの連動性の質を改善しなければいけません。我々がやっているのは、プロフェッショナルな世界でのサッカーです。決して、学校で休み時間にやるサッカーではありません。相手にボールを持っている選手がいて、守備に入っている選手がそれを見てしまう状況はあってはいけないですし、相手が攻めに来る中で、守備に戻らないということはあってはなりません。これは決して遊びでやるサッカーではないのです。プロの世界の中での戦いだということを選手たちがしっかりと理解しなければいけません。つまり、我々には、やることがたくさんあるということです。

済州で見せた戦いと最近選手たちが見せる戦いでは、大きな開きがあります。そういうことがなぜ起こってしまうのかということをしっかりと見て、選手たちに求めていかなければなりません。こういうことが起こりうるのが日本のリーグだと思います。これだけの戦いができる広島が、下から2番目にいることも、以前で言えば、G大阪や名古屋がJ2に降格することも起きました。何かしら歯車が狂ってしまうと、それだけのチームでもこうしたことが起こってしまうのが、日本のリーグ、あるいは日本の選手たちなのかもしれません。

ヨーロッパでは、もっと選手に対して厳しいものを求めます。例えば、1億稼いでいる選手が軽いプレーを繰り返せば罰金を求めることもあるでしょう。

今日は川崎が5-0で勝ちました。それが我々が次に対戦する相手です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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