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「このまま終わる僕ではない、違いを出していく」槙野智章

4日、槙野智章がWEB会議を使ったメディア取材対応を行った。

【質疑応答】
(大変な状況が続いているが、日々どう過ごしているのか?)
「シーズン中とは全く違う生活スタイルになってしまいましたが、活動自粛になってからはチームのオンライントレーニングも活発に行われています。オンライントレーニングが2日か3日ごとに行われている中で、プラスアルファ自分でもトレーニングをスケジュールに入れて、午前中は主にトレーニングをしています。チームの方ともいろいろ話をして、今はB級ライセンス、監督のライセンスの授業を家でやれるようになったので、午後は主にB級ライセンス取得のための授業をオンラインで受けています。それと、SNSでの発信でどうやったらいろんな人に届くか、元気や勇気、笑顔を届けられるかということで(動画を)編集したり、見つけたり、撮ったり、ということをいろいろしています」

(明日5月5日はこどもの日だが、こういう状況の中で子供たちに伝えたいことはあるか?)
「僕の知人からも子供が外で遊べないとか、サッカーをやっている子に関してはボールを蹴ることができないとか、そういうことがあるのでメッセージを欲しいということを個人的なつながりでもらったりしています。いろんな子供たちがこの不自由な生活ですごくストレスを感じていると思いますが、今は我慢することと、近い将来、外で元気よく遊べる環境は必ず戻ってくると信じています。僕たちも苦しい状況というのは子供たちと同じだと思っていますので、みんなで乗り越えていければいいなと思っています」

(槙野選手もSNSでいろんな発信をしているが、クラブとしても明日は『『こどもの日もおウチで浦和レッズ~#stayhomewithreds~』という企画が行われる。クラブとしてのそういう取り組みについてどう感じているか?』
「実際に今、WEB会議を使って選手だけのミーティングも何度か開いています。レッズに関して言えばまだまだできていない印象がありますので、何かチームで、選手からファン・サポーター、パートナーの方たちに向けての発信をできないかなということをみんなで話していて、これから動き出そうかなと思っています」

(長いオフになってしまっているが、アスリートとして体や頭、メンタルを維持したり伸ばしたりするために気を遣っていることはあるか?)
「体のことに関して言えば、シーズン中だったりここ数年は長い休みがなかったということで、自分ができる範囲でこれまで自分が目を背けていたトレーニングだったり弱いところに関して時間を割くようにしているつもりです。特に自分の中では上半身の強化に努めています。このネガティブな状況の中でもポジティブに考えないといけない部分もたくさんあると思いますが、今までできていなかったことに関して、自分を見つめ直す意味ではすごく貴重な時間と思ってトレーニングに励んでいます」

(30歳を超えて衰えを感じていると話していたと思うが、実戦から離れると厳しい面もあると思う。そういう点に関して意識していることは?)
「サッカーに関しての動き、プレーはゲームもそうですが、全くできていない状況です。ゲームをイメージした中で個人でできることに限りはあると思いますが、できることを見つけてやろうとしています。ただ、実戦形式での動きに関してはキャンプで作り上げた身体がゼロになっていてもおかしくないぐらい落ちてしまっていますので、そこは再開したときに高めていかないといけない部分だと思います。動きよりも自分の体に関してのプラスアルファを意識してトレーニングに励んでいます」

(今年は4バックになったが、センターバックとして誰にも負けないことや伸ばしていきたいこと、再開したときに見せたいことは?)
「今シーズン、公式戦2試合が終わってこういう状況になりましたが、個人的には思ってもいなかったようなスタートと、思ってもいなかったような状況に陥っているのは確かです。ただ、さっきも言ったように30歳になってから身体の衰えは感じているものの、トレーニングの中で自分の強みも発見していることも事実でした。今シーズンは新しいことにチャレンジしていて、新しいポジションやシステムの中でも自分の良さをつかみつつある中での中断ではあったので、再開したときにはチームの戦術のもとで輝けるような自分の良さを出していければいいと思います。このまま終わる僕ではないと思っていますので、何か違いを出していかないといけないと思っています」

(具体的にプレー面での槙野選手自身の良さとは何か?)
「大槻監督が今シーズン、4バックそしてセンターバックに求めていることは守備のことはもちろんですが、キャンプからどちらかと言えば攻撃のことを意識した要求をしています。その中でも一番と言っていいぐらいのことは、ドリブルでボールを運ぶことです。パスで相手を剥がすのではなくて、ドリブルで1枚、2枚を剥がす動きを僕たちセンターバックに求めています。ボールを運ぶことに関して言
えば、DFの中でも僕が得意としているプレーだと思っていますので、そこは違いを出していけるのではないかと思っています」

(上半身を鍛えているという話だったが、画面を通しても首回りが太くなったように感じるが?)
「シーズン前とユニフォームが同じなのですが、パツパツなんですよ(笑)。ただ、筋肉をつけることが良いか悪いかはわかりません。つけることで動かす筋肉が重くなるとケガをする要因にもつながってしまいますが、これだけの重りをつけて動ければそれに越したことはないです」

(SNSのクオリティーが他のJリーガーと比べて高いと思うが、あのストックは自分自身が持っているのか、周りから集めているのか。それからアップする上での基準はあるのか?)
「SNSに関して言えば写真と動画は自分のフォルダにもストックはありますし、他の選手から『これおもしろいよ』と送ってもらっているものもあります。僕が撮られているものは他の選手からもらうものが多いです。あとは撮り溜めてきた中で1本だけ上げるんじゃなくて、うまく編集をかけてテロップや音を入れることでおもしろさや良さが伝わればいいのかなというふうに考えてアップするようにし
ています。代表チームのものもあればレッズのものもあれば個人に特化した動画や写真もアップするようにしているので、自分だけがおもしろいこと、バカばっかりをするのではなくて、いろんな選手の素顔を引き出してあげられればサッカー界もそうですし、その選手のファン・サポーターの方々にも楽しんでいただけるのかなと思っています」

(おもしろいものからアップしていると思うが、またとっておきの写真や動画はあるのか?)
「あります。めちゃくちゃありますし、アップしたいのは山々なのですが、いろんな壁もあります。本人に許可を取らないといけないとか、競合他社のものが映っていたりとか、世に出せないものが映ってしまっていたり(笑)。そういうところで編集が効かないものはアップできません。いろんなことをクリアしていった中でアップできるものはしています」

(まだ楽しみにしていてもいいのか?)
「そんなにハードルは上げられませんが(笑)、新しいチャレンジをしたいと思っていることがあるので、それは楽しみにしてもらえたらと思います」

(B級コーチのライセンス取得の講義を受けているという話があったが、それに思い当たった経緯は?)
「今この時間だからB級コーチのライセンス取得を目指したわけではなくて、3年前ぐらいからスタートしようという心構えでいましたが、なかなか時間に余裕がなかったのでこのタイミングでのスタートになりました。引退した後、監督になりたいという大きな目標がありまして、それに向けて現役選手のうちにライセンスを取得できる最高のB級コーチまでは取っておきたいという気持ちがあります。それから、これから指導実践が行われますが、レッズのアカデミーの子供たちと接する機会がある中で自分の言葉とともに指導することで伝えられること、変化できることがあるのではないかと思って、チームにお願いしてこのタイミングでスタートさせてもらったというのが今回の流れです」

(引退後のビジョンとして指導者になることは本命なのか?)
「いろんな考えがある中で、サッカーに生きてきた人間ですし、自分の力が一番発揮できるのも今は選手なのでフィールドの中ですが、引退した後はピッチの脇でやりたいという気持ちがあります。これまでいろんな監督を見てきましたが、自分がこうなりたい、こうしたいという戦術やいろんなイメージを持ちながらやっていますので、そのための準備はしておかないといけないということだと思っています」

(上半身が弱いという話だったが、そう感じた具体的なきっかけはなんだったのか?)
「こういう状況の中で海外組の選手たちのトレーニングを見たり、海外組の選手たちとコンタクトを取る中で、主に吉田麻也選手ですが、どういうトレーニングをしていたり、どういうところを鍛えないといけないという話の中で、もう少し太くするところ、大きくするところは上半身だと思い、強化に努めています」

(明日はこどもの日だが、お父さんがこういう物、またはこういう場を作ってくれたからサッカーの練習に役立ったなど子供の頃のエピソードはあるか?)
「父親に関しては『道具を大切にしろ』ということしか教えてもらっていませんが、トークショーやサッカー教室で僕が子供たちにメッセージを伝えるときには必ず言うことは『物を大事にしろ』ということです。親が一生懸命働いて稼いだお金で子供たちはサッカーができています。着ている物もそうですし、履いている物もそうです。親から当たり前のように与えてもらった物をキチンと大事にすることでピッチの中にも出ますよ、ということは子供たちに伝えていきたいと思っています」

(選手間ミーティングを行っているとう話だったが、どういう話をしたのか?)
「実際に僕が選手に提案させていただいたのは、まずはファン・サポーターに向けてということで、レッズの選手だからできるレッズに関わる方々に喜んでもらえることで、試合に勝った後にみんなで歌う『We Are Diamonds』を全員でファン・サポーターのみなさんに届けたいということです」

(チームでオンラインでのトレーニングを始めたと思うが、他の選手の顔を見ながらトレーニングすることはメンタル面でプラスになっているか?)
「同じチームメートでこれまでたくさんの試合、良いときも悪いときも一緒に過ごしてきた仲間たちとこんなに会えていませんが、画面を通して見ること、一緒に話すことでその選手の生活感をうかがえるのはすごく良いことだと思っています。実際にトレーニングをするだけではなくて、WEB会議でつながっているトレーニングが終わった後もすぐ退出するのではなくて、『みんなどう?元気?』というコミュニケーションを取ってからミーティングが終わります。みんなも会って話したいし、いろんな近況報告をし合うことでその選手の様子をうかがえることで、WEB会議を使ったトレーニングは僕たちにとってすごく貴重な時間だと思います。本当ならば会って話したりトレーニングすることが一番だと思いますが、今できる最大限のツールを使って情報交換をすることは良いことだと思います」

(B級コーチの勉強を始めたことで新しく気づいたことはあるか?)
「C級コーチのライセンスは持っているので、B級に関して言えば各ポジションにおけることを知っておかなければいけないということです。GKの講義もありましたし、GKのことに関しては全くわからないことばかりでしたし、それはすごく魅力的だなと思いました。ただ、監督は年代に応じて選手に掛ける言葉や練習メニューについて気を遣って選手たちに落とし込んでくれているということをあらためて知ることができました。何よりも大事なことは選手たちが意欲的に楽しんで練習する環境を作り上げることが監督やスタッフの目的だということをあらためて知ることができたので良かったと思います」

(SNSについて、選手だけでやるには限界があると感じている選手とアスリートだからできることがあると思いながらやっている選手に分かれているようだが、槙野選手はどう思いながらやっているのか?)
「僕の持論ですが、自分がどのタイプかを知らないといけないと思っています。簡単に言うと、たとえばサッカーをやっている槙野がサッカーを指導することは違うと思っていて、そのタイプは宇佐美(貴史)選手や乾(貴士)選手がやることが一番、子供たちやいろんな人たちに対してダイレクトに伝わると思います。たとえばビジネストークは本田圭佑選手がやればもっとおもしろいと思います。じゃあ槙野は何をしたらみんなが喜んでくれるのか。そういうタイプを考えると、サッカー選手だけどちょっとバカをするとか、おもしろいことをやる。でも芸人さんではないので、そこにサッカーをプラスすることでいろんな人が見て喜んでもらえる。自分はどのタイプに属しているのかを考えた上で動画やSNSでの発信をやっています」

(今シーズンの開幕の頃はベンチからスタートしたが、今自分が置かれている状況とこれからやらないといけないことについてどう考えているか?)
「当たり前のように試合に出ることが続いていた中で、良い刺激にはなっていると思いますし、良い危機感になっていると思います。はっきり言うとベンチに座ることはおもしろくないですし、試合に出てナンボだと思っています。『自分にはこういうプレーができる』などと考えながら試合を見ていましたが、再開したときにベンチでくすぶっているわけにはいかないというところは練習からもそうですし、試合で起用していただいた時間の中で出していかなければいけないと思っています。再開したときに僕のプレーと僕の立ち位置ということをもう一度、見て、聞いていただければと思います」

(30代の代表選手も所属クラブで出られなくなったり苦労していたが、30代のベテラン選手が生き残っていくためにやらないといけないことについてどう考えているか?)
「1年1年考えが変わってきているものの、もう少しで33歳になりますがベテランだとは思っていませんし、個人的には若手というのはおかしな話ですが、若い選手と同じ部類でサッカーに対して貪欲に取り組んでいるつもりです。まだまだ世代交代の波に飲まれるわけにはいきません」

(今日にも緊急事態宣言の延長が決まりそうで練習の再開の見通しも立たないと思うが、現状についてどう受け止めているか?)
「まずはサッカーをする環境作りというよりも、家族や大切な人を守ること、『うつらない、うつさない』という環境作りが大切だと思います。いろんな欲求がある中で東京を含めて日本全国で感染が広がっていますので、まずは落ち着くまで、政府が考えた上での決定だと思うので致し方ないと思いますし、今は我慢するしかないと思っています」





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