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第37節 vs 清水「ホーム最終戦を勝利で飾れず」

27日、浦和レッズは埼玉スタジアムで明治安田生命J1リーグ 第37節 清水エスパルス戦【MATCH PARTNER J:COM】に臨んだ。

レッズは、勝利を目指して前半から攻撃し続けたもののゴールは奪えず、後半アディショナルタイムに失点を喫して0-1で敗戦した。

今季のホーム最終戦となったこの試合、常時守備ブロックを形成する清水に対し、圧倒的にボールを支配する展開が続いた。

そういう流れでは一瞬の油断や相手のカウンターに警戒しなければならないが、前半アディショナルタイムにカットインから鈴木唯人に打たれたシュートを、西川周作がビッグセーブで防ぎ、無失点で前半を終えた。

田中達也に代わって小泉佳穂がピッチに入った後半は、前半から遂行していた素早い切り替えと強度の高いプレッシングでボールを奪い返す回数も増やし、積極的なドリブルやミドルシュートで清水の守備を打開しようと試みた。

相手のカウンターからピンチも迎えたが、チアゴ サンタナの枠内シュートも西川が再度ビッグセーブで防いだ。

その後も圧倒的に攻め続けたレッズは88分、敵陣でボールを奪った小泉が縦にパスを送り、江坂 任が途中出場の汰木康也へスルーパス。汰木は相手のDFとGKに寄せられてコースがない中でもシュートを放ったが、GKに止められゴールは奪えなかった。

その後、90+3分に失点を喫してしまい、ホーム最終戦で勝利することはできなかった。

次戦は、12月4日(土)14時から豊田スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第38節 名古屋グランパス戦となる。

試合後、ピッチ上ではホーム最終戦セレモニーが行われた。選手、チームスタッフ一同がピッチ中央に整列し、立花洋一代表、今シーズンをもってレッズを離れるトーマス デン、槙野智章、宇賀神友弥よりファン・サポーターに向けてあいさつが行われた。

【立花洋一代表】

「本日はお寒い中、2万8000人を超えるファン・サポーターの皆様、ありがとうございました。そして、我々浦和レッズを支えていただいているパートナー企業の皆様、ホームタウンの皆様、今シーズン、熱いサポートをありがとうございました。

本当に、勝てなくて申し訳ありません。次の天皇杯、この埼スタで準決勝、必ず勝って国立の決勝に臨みます。

今年、浦和レッズはリカルド(ロドリゲス)監督のもと、結束し、一つになって戦ってまいりました。その成果を、残された3試合で全て出し切ります。今日は特別な日でございます。阿部(勇樹)選手の引退セレモニー、そして浦和を背負う責任を胸にこれまで一生懸命闘ってきた、宇賀神(友弥)選手、槙野(智章)選手、トーマス デン選手、そして浜野(征哉)コーチ、工藤(輝央)コーチ、これからチームを離れる挨拶があります。みなさん、大きな拍手で送っていただければと思います。

我々浦和レッズは、来年、Jリーグ優勝を目標に闘ってまいります。何とぞ、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。本年はまことにありがとうございました」​

【トーマス デン】

「まずは今シーズン、ありがとうございます。そしてすごくウェルカムな形で僕の面倒を見てくれて、ありがとうございます。

浦和レッズのファンは、理由なしでベストなサポーターだと思っています。僕を浦和ファミリーの一員として受け止めてくれて、(僕は)ベストを尽くそうとしました。そして難しい時期でも皆さんは僕をサポートしてくれました。

今シーズンはケガのせいでピッチに立てませんでした。スタッフ、選手たち、みなさん全て、僕に手を差し伸べてくれました。みなさんの近い将来の成功を願っています。いま一度、本当にありがとうございました」​

【槙野智章】

「皆さん、僕が来たのは10年前、2012年にこのクラブに来ました。ホーム最終節、契約上、完全移籍という形になっていない状況ではありましたが、この素晴らしい雰囲気の中で、残留すると発言して10年が経ちました。ここで過ごした10年間、僕にとって素晴らしい、濃い時間がありました。これまでこのクラブを引っ張ってきた素晴らしい先輩方、素晴らしい指導者、たくさんの方のサポートとバトルの中で、ここまで成長することができました。

ただ、選手やスタッフの力だけでここまで来られたと思っていません。今日お集まりの方々、そしてテレビを通して見てくださっている方々、浦和に関わる全ての方々のおかげで、今こうして皆さんの前で話せると思っています。ありがとうございます。

子どもの頃から、週末の試合が楽しみでここまで来ましたが、こんなにも今日という週末が楽しみではない、来てほしくない、そんな日は初めてです。来シーズン、僕はもうこのエンブレムをつけて、このスタジアムでプレーすることはできません。それは本当に辛いし、悲しいし、未だに整理がつかず、考えられません。11月5日にクラブの方から契約をしないと言われたときから、正解を導き出すことが未だにできていません。サッカーを続けるか、引退するか、それもまだ決めていません。もう少ししっかりと考えて、どこのチームでプレーするか、どこのチームが僕を必要としてくれるか、しっかりと考えて決めたいと思います。

ここでサポーターのみなさんにお願いがあります。このコロナ禍で、昨年と今年、声が出せない状況の中でも、たくさん僕たちの後押しをしてくださいました。僕の後ろにいる選手たち、とくに若い選手たちは、皆さんの『We are REDS!』コールや『歌え浦和を愛するなら』など、たくさんの歌や後押しをまだ見ていません。来シーズン、後ろにいる選手たちが苦しい状況のときにぜひ、熱い後押し、よろしくお願いします。

そして僕が大好きな、勝った後に歌う『We are Diamonds』、西川(周作)選手を中心に、来シーズンも引き続きやってください、選手たち。僕はテレビで、皆さんの表情、スタジアムの雰囲気を見て、遠くで歌います。

必ずこのスタジアムに、皆さんの前に、どんな形になるかは分かりませんが、戻ってきたいと思います。皆さん、10年間ありがとうございました」​

【宇賀神友弥】

「皆さんこんにちは。今シーズンをもちまして、浦和レッズを退団することになりました。

まずはじめに、今日、たくさんの人が埼玉スタジアムに足を運んでくれたと思いますが、僕がピッチを走る姿を見せることができず、本当に申し訳ありませんでした。最後まで自分の実力不足を嘆き、情けない男だなと、本当に後悔しています。ただ、僕が浦和レッズの選手としてプレーした12年間、このピッチに立ち続けた、一度も手を抜くことなく闘い続けた姿というのは、皆さんの目に、心に、焼き付けていただけたんじゃないかなと思います。

プロサッカー選手となって12年間、そして浦和レッズのユニフォームを着てから18年間がたちました。12歳のときに、初めて浦和レッズのユニフォームに袖を通した日、プロサッカー選手になれなくて、もう一度浦和レッズに帰ってきて、この埼玉スタジアムのピッチに立った日を、今でも昨日のことのように覚えています。そして浦和レッズに恩返しするために帰ってきた、そしてそのためには、僕はタイトルを獲ることが全てだと思って帰ってきました。その、僕の獲ったタイトル全てが、この埼玉スタジアムのピッチです。優勝したときに、必ずこの、最高の浦和サポーターの皆さんが後押ししてくださいました。本当に感謝しています。

浦和レッズでこの最高の時間を過ごした埼玉スタジアムで、自分がもうプレーすることがないんだと思うと、本当に悲しい気持ちでいっぱいですが、皆さんと共に作った歴史、思い出は、自分の心にずっと生き続けるんじゃないかと思います。

そして長く浦和の栄光時代をプレーした、周ちゃん(西川周作)、阿部(勇樹)ちゃん、(興梠)慎三君、マキ(槙野智章)、関根(貴大)、このみんなには特に感謝しています。このみんながいたからたくさんのタイトルが獲れたと思っていますし、浦和レッズでの充実した日々を送ることができたと思っています。本当にありがとう。

そしてサポーターの皆さん、ひと言だけ言わせてください。本当によく、衝突しましたね。それは、本当にお互いに浦和レッズを愛していたからなんだと、このピッチに立って、改めて感じています。何回も『ふざけんじゃねえ』とか『ちゃんとルール守って応援してくれよ』とか『何でいつもそういうことばっかするんだ』って思っていましたけど、やっぱり思い返してみると『浦和レッズサポーターって最高だな』と、『お前ら最高だよ』って、本当に心から思っています。そんなサポーターの後押しがなくなってしまうのは本当に悲しいですが、僕にとって、浦和レッズは家族です。埼玉スタジアムは僕の家です。

僕の次の夢は、浦和レッズのゼネラルマネージャーになることなので、必ず一回りも二回りも成長して、この浦和レッズに帰ってくることを約束します。それまで必ずサポーターの皆さん、そして浦和レッズを愛する皆さん、皆さんの力が必要になると思います。これからも浦和レッズのことを全力で後押ししてください。18年間、本当にありがとうございました」​

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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