Match Day Information

25.08.29

MDI 2025/26 SOMPO WEリーグ 第4節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

 

「今はすごくいい環境でサッカーができている
チーム一丸となって、ホーム初勝利をつかみ取る」

 


レッズレディースの環境が恵まれていることに気付いた

 

ーーあらためて、今回は4年半ぶりに三菱重工浦和レッズレディースに復帰されました。実際に赤いユニフォームでプレーしてみての感想はいかがでしたか。

 

またこのユニフォームでピッチに立てて、自分の中でもうれしいですし、これからしっかりとチームに貢献していきたいなって考えています。

 

 

ーー今シーズンは6番をつけることになりました。どのような思いがあったのでしょうか。

 

特に理由はなくて、お任せしたら6番だった、という感じです。

 

私、今まで一桁台の番号をつけたことがなかったんですよね。

 

なので、サインを書くときなんかはまだ違和感があります(笑)。

 

ただ、栗島(朱里)がつけていた番号ということでうれしいですし、栗島のほうが年下ですけど、光栄だなと思います。

 

 

ーー加藤選手はレッズレディースからちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)に移籍し、その後はジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉L)と、2クラブを経験されて戻ってきました。他のクラブに在籍した中で感じたこと、学んだことについては教えてください

 

プレーに関しては、チームによってサッカーの色が違うので、「そういうサッカーのやり方もあるんだ」ということを学べたのはすごくいい経験になったかなと思います。

 

あとは環境面について「レッズレディースではすごくいい環境でサッカーをできて、恵まれているんだな」ということはすごく実感しました。

 

 

ーーどんなところが恵まれていると感じましたか。

 

やっぱり、練習の環境とかは全然違いますよね。

クラブによっては練習場が定まっていないところもありましたけど、レッズレディースにはレッズランドがありますし、何よりも天然芝のピッチで毎日練習ができる、というのが自分の中ではすごく大きいです。

 

他のクラブだと人工芝の練習場で練習することが多いんですけど、人工芝って下が硬いと、膝や足首に怪我を持っている選手とかには負荷が高いと思うんですよね。

 

実際に自分も、足首の調子が悪いことが多かったです。

 

天然芝だとそういう怪我のリスクは抑えられていると思いますし、その意味ではレッズレディースの環境はすごくいいと思います。

 

 


ポジショニングが自分の生命線

 

ーー加藤選手が以前レッズレディースで活躍していたときは左サイドが主戦場だったと思いますが、今シーズンはインサイドハーフのポジションでプレーされています。

 

当時は4-4-2の左サイドハーフでプレーしていましたけど、EL埼玉のときから真ん中のポジションもやるようになりました。

 

 

ーー今のポジションでプレーしてみての手応えなどはいかがでしょうか。

 

みんな距離感がすごく良くて、関係性を作りやすいと感じますし、みんな上手だなあと思います。

 

 

ーー開幕からの試合では、伊藤美紀選手、角田楓佳選手と一緒にプレーすることが多くなっています。

 

2人ともめちゃくちゃ上手いのでやりやすいですし、スペースの穴埋めとかもしてくれますから、自分も2人のやりやすいプレーができるように意識しています。

 

 

ーーその中で、加藤選手は攻撃でも守備でもいいポジションをとっていて、攻撃面ではうまくボールを引き出して味方を使うようなプレーが印象に残っています。

 

自分の中でもそういうポジショニングはすごく意識していて、自分の中での生命線だと思っています。

 

そこでいい流れを持っていけるように、とかはすごく考えていますね。

 

守備に関しては、チーム立ち上げのころは前に行くところと守備に回るところの判断が少し中途半端な感じになっていたんですけど、みんなと話し合っていく中で、改善できてきました。

 

あとは、前からの守備については一人が緩いとはまっていかなかったりするので、その強度は自分の中でもしっかり保ちたいな、というのはあります。

 

 

ーーインサイドでのプレーについては、誰かを参考にしたりしたのでしょうか。

 

特に誰かをというよりも、他のチームでやっていたときに、チームによっていろいろな選手がいるので、いろいろな人と一緒にサッカーができたのが、すごくいい経験だったなと思います。

 

味方の動きとかも前より見るようになりましたね。

 

 

ーーある程度キャリアを重ねてきた中で、調整方法などの変化はありますか。

 

変わりましたね。

 

やっぱり動けないとだめなので、若いときよりも走りの部分で刺激を入れるようにはしています。

 

 

ーー今は特に暑い時期なので、コンディション調整などもすごく大変だと思いますが、意識していることはありますか。

 

やっぱり暑いんで、水分補給ですね。

 

あと、自分は食べるのがあまり得意じゃないんですけど、昔よりも食べることを意識するようになりました。

 

食べるものもそうですし、以前より量も食べるようになりました。

 

 


やっぱり古巣には負けたくない

 

ーー次戦は古巣対決となる千葉L戦となります。古巣というのは意識するのでしょうか。

 

はい、やっぱり「古巣には負けなくないな」という気持ちはありますね。

 

ただ、自分がいた昨シーズンとかはつなぐチームという印象でしたけど、今のチームは縦に早いサッカーをするイメージがあります。

 

メンバーもかなり入れ替わっているので、どういう試合になるのかはすごく楽しみです。

 

 

ーー特に警戒が必要な選手は。

 

山口千尋選手です。足が速い選手で運動量も豊富で、最後まで粘り強く頑張るタイプなので、嫌ですね。

 

 

ーー試合のポイントはどういうところになりそうでしょうか。

 

レッズレディースがボールを保持する時間を長くして、相手の体力を削れたらな、と思います。

 

 

ーー暑さもあり、体力的には厳しい試合になると思います。

 

前節も18時台のキックオフでしたけど、かなり暑かったです。

でも、やっているときは気温のことなんて気にしていられないので、ただただその環境で頑張るだけです。

 

 

ーーここまでは2勝1分で首位、2連勝中といい流れできています。

 

そのいい流れを崩したくないので、この調子で勝ち癖をつけていきたいです。

 

 

ーー連勝はアウェイゲームでしたので、ファン・サポーターのみなさんはこの勢いでホーム初勝利を期待されていると思います。

 

ホームで勝つのは、アウェイとはまた違った盛り上がりになると思います。開幕戦は引き分けだったので、次こそはホームで勝利をつかみ取りたいです。

 

 

ーーあとはやっぱり、得点も欲しいですか。

 

そうですね。一番分かりやすいチームへの貢献なので、確かに貪欲に狙っていきたいと思います。

 

 

ーーあらためて、レッズレディースのユニフォームを着た加藤選手に送られる、ファン・サポーターのみなさんの声援はどのように聞こえていますか。

 

すごく後押しされますし、声量もすごいので、頑張らなきゃなって、心に染みます。

 

 

ーーまだ夏休み最後のお子さんたちもいると思います。、そうしたお子さんも含め、あらためて、ファン・サポーターに向けて、勝利にかける意気込みをいただけますか。

 

今は連勝できていますけど、そこでもう一回気を引き締めて、チーム一丸となって勝ち点3を取りに行きます。また試合後に歌って終われるように頑張りますので、いつもどおり、熱い応援をよろしくお願いします。


 

2025/26 SOMPO WEリーグ 第3節 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ マッチハイライト

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