Match Day Information

25.10.10

MDI 2025/26 SOMPO WEリーグ 第10節 vs ノジマステラ神奈川相模原

「試合後に『We are Diamonds』を聴けるのがすごくうれしい
応援していて良かったと思えるプレーで勝利に貢献する」

 


自信をつかめた初先発

 

--今シーズンは出場機会を増やし、今は4試合連続で先発出場しています。WEリーグで戦う中で、通用していると感じるのはどんなところでしょうか。

 

ボールを持ったときの展開やゲームメイクのところ、あとは自分がボールを持ってないときのポジショニングで、チームの攻撃を活性化するところは通用しているかなと思っています。

 

--ピッチでも落ち着いて、堂々とプレーされていると感じます。

 

プレーをしながら自然と首を振って周りを見ることで、落ち着いてプレーできていると思っています。

 

小さいときから見ることを習慣付けていましたし、それを練習の中でも意識してきたことで、公式戦でも落ち着いてプレーできるようになってきたと感じています。

 

WEリーグに出始めた最初のころは、プレースピードやフィジカル面でも違いを感じたので、練習では判断が遅くなってボールを取られてしまう場面も多かったんですけど、練習を重ねるごとにどんどん良くなってきています。

 

今でもミスしてしまうことはありますけど、そこから切り替えて、また次につなげていけるようにしています。

 

--一方で、課題についてはいかがでしょうか。

 

守備でこぼれ球を拾うところだったり、この前のAC長野パルセイロ・レディース戦でも守備で寄せるところまでは良かったんですけど、股を通されてしまったり、剥がされてしまう場面もあったりしました。

 

そこで自分がボールを奪い切るところは、これからもっと高めていきたいです。

 

--それらを踏まえて、練習で特に意識して取り組んでいるのはどんなことですか。

 

攻撃ではさらに精度を上げていくことや、周りの選手とコミュニケーションを取ることを意識しています。

 

守備でも周りの選手と声をかけ合いながら、どこで奪うのかとかを考えてプレーできるように心がけています。

 

--ご自身の中で手応えをつかめた、自信を得るきっかけになった試合はありましたか。

 

今シーズン、初めて先発出場した、ちふれASエルフェン埼玉戦です。

 

アンカーのポジションで先発したのも初めてでしたけど、すごく落ち着いて入れて、周りの先輩方もたくさんポジティブな声かけをしてくれたので自分的にもいいプレーができて、ゲームメイクもすることができました。

 

その試合は自分の自信につながったかなと思っています。

 

--この試合は、トップチームの選手として浦和駒場スタジアムで先発した初めての試合でした。緊張やワクワクなど、心境はいかがでしたでしょうか。

 

ずっと緊張はしていましたけど、その中でも落ち着いてプレーできる場面を多く作れたので、良かったです。


 

 

チームがスムーズに攻撃できることが大事

 

--今のような中盤のポジションはいつからやっていたのでしょうか。

 

ジュニアユースのときとかはサイドハーフをやっていて、中3ぐらいから真ん中のポジションもやるようになっていきました。

 

--レッズレディースで務めているアンカーは、守備では相手の攻撃を止めるところ、攻撃では起点となって展開する、要となるポジションです。どういうことを意識してプレーしていますか。

 

自分がボールを受けるときも受けないときも、チームの攻撃がスムーズにいくように、スムーズに前進できるようにということを意識しています。

 

自分が受けるだけではなく、周りの選手とのポジショニングなどでよりスムーズに攻撃を行えるようにすることは常に意識しています。

 

--好きな選手や参考にしていた選手はいますか。

 

好きな選手はネイマール選手で、ドリブルとかが好きです。最近はポジション的にも、同じアンカーのロドリ選手などはよく参考にしています。

 

--レッズを応援している方からは、平川選手が男子トップチームのサミュエル グスタフソン選手みたいだ、という声もあります。

自分と同じポジションなので、レッズの試合を見るときは注目して見たりしています。

 

広い視野を持ったプレーとかはすごいと思いますし、自分もそういう視野を持ってプレーできるようにしたいです。

 

 

育成で教わった、チームのために戦う姿勢

 

--平川選手がサッカーを始めたきっかけを教えてください。

 

幼稚園のときに、家の近くにあったサッカースクールに行ったのがきっかけです。

 

最初はピッチに入るのも嫌がるくらいだったんですけど、コーチたちが優しくて、そこからどんどんサッカーがうまくなりたいと思うようになりました。

 

--ご出身は千葉県ですが、レッズレディースの育成に入ろうと思ったのは、どういうタイミングだったのでしょうか。

 

小学4年生のときに、ジュニアユースの練習に参加させてもらう機会がありました。

 

そのときに『このチームでプレーしたい』と思って、そこからはずっとレッズレディースに入りたいと思ってプレーしていました。

 

実際にジュニアユースに入ることが決まったときは、ずっと憧れていたチームだったので、すごくうれしかったです。

 

--育成時代に指導者の方から教わったことで、今も心に残っていて大事にしていること、心掛けていることなどはありますか。

 

ジュニアユースのときに百武江梨監督から「絶好調のときこそ周りへの気配りを忘れずに、辛いときこそチームのために」という言葉をよく言ってもらっていました。

 

その言葉はスマートフォンでいつでも見られるようにしていますし、今でも忘れずにやっています。

 

--トップチームでは熊澤果歩選手、髙橋佑奈選手と並んで最年少ですが、普段は先輩方とどんな感じでコミュニケーションを取っていますか。

 

ピッチの中ではサッカーの話をたくさんしてアドバイスをもらったりしていますし、ピッチ外だと筋トレをしたりご飯を食べたりするときには、サッカー以外のくだらない話ばっかりしています(笑)。

 

いろいろな話をしていますし、みんながすごく優しくしてくれるので、いつも楽しいです。

 

 


ボールを持っていないときの動きも注目してほしい

 

--念願が叶ってレッズレディースに入り、トップチームで先発するところまでたどり着きました。これからレッズレディースの選手として、どんなことを成し遂げていきたいですか。

 

チームの勝利に貢献できるようにプレーすることと、チームが辛いときに頼ってもらえるような存在になりたいです。

 

--トップチームの選手として浦和駒場スタジアムでプレーすることの意味合いや、心境の変化などはいかがでしょうか。

 

ジュニアユース、ユースのときよりも、ファン・サポーターのみなさんからの声援がすごく身近に聞こえます。

 

試合中のチャントはプレーしているときにすごく力になっていますし、試合後にもポジティブな声をいただいています。

 

良かったときも悪かったときも常に応援し続けてくれているというのはすごくありがたいことなので、自分はファン・サポーターのみなさんに『応援していて良かった』と思ってもらえるようなプレーをできるようにしたいです。

 

--次戦のホーム、ノジマステラ神奈川相模原戦では、どんなプレーをしていきたいですか。

 

戦い続ける全力のプレーをファン・サポーターのみなさんに見せられるように、そして、見ていて楽しいと思ってもらえるようなプレーをできるように頑張ります。

 

--平川選手のプレーを楽しみにしているファンも多いと思いますが、自分のこういうところを見てほしい、という点についてはいかがでしょうか。

 

見ていて驚くようなプレーもそうですし、広い視野でのボール運びやポジショニングのところ、あとはボールを持っていないときの位置とかも注目してもらいたいです。

 

--最後に、次のゲームへの意気込みをお願いします。

 

試合後に『We are Diamonds』を聴けるのがすごくうれしいです。

 

次のゲームもチーム全員で戦い続けて、勝って勝ち点3を取って、みんなで喜べるように頑張ります。


 

2025/26 SOMPO WEリーグ 第9節 vs AC長野パルセイロ・レディース マッチハイライト

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