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22.11.06

2022-23 Yogibo WEリーグ 第3節 vs サンフレッチェ広島レジーナ 試合後監督コメント

【楠瀬直木監督】
「選手たちには試合をする前に、相手が想像している以上のことをやらないと相手は驚かないし、最後のところを割ることはできないと話していました。それが逆に、早めに背後にボールを蹴ってきたり、ハードなプレッシングを連続してきたりして、こちらの選手の方が少しアゴが上がったというか、驚いた感じがありました。なかなかリズムが生まれずミスも多かったりしていて、焦りというか、オープンなサッカーになってしまった、というところはあります。
いつか入るだろう、という雰囲気もそんなに感じず、少しリズムがつかめないゲームでした。それはサンフレッチェ広島レジーナがいいコンディションと守備をしていたからだと思います。取り消された点もあって、ああやって点も取られて、『またか』ということが脳裏をよぎったのですが、そういうところでめげずに点を取ってくれました。こういうゲームをものにできるようになってきたら強さがあると言えるのですが、まだもう少しかかるかなとは思います。油断などはいろいろ反省していかないといけないのですが、ファン・サポーターのみなさんに喜んでいただけたり、選手たちも喜んだりしているので、こういうゲームで勝てたのはすごく大きいですし、成長を感じたゲームでした」

【質疑応答】
(開幕から複数失点が続いていた中で、今日は前からの守備などでいいところもあったと思います。守備面を全体に振り返って、どのように評価されていますか)
「守備のことはかなり、トレーニングのときに言っています。今までの2戦で点は取られましたが、ミスなどもあってのことで、改善できているところもあるとは感じています。ただ、ミスがらみで失点して、まだまだ改善が必要です。今日は少し間延びした部分がありますが、方向性としては少しずつ浸透してきている感じはあります。今日は1点取られましたが、守備のところで大きな課題があるというよりも、細部を詰めていって、コンディションを上げていく感じになっていくと思います」

(次の試合まで1ヵ月近く空きますが、この期間ではどんなことをチームに投げかけていきますか)
「まず、なでしこジャパンがイングランド・スペインと、非常にいいチームと対戦します。どういう結果であれ、日本の指針が見えてくる試合だと思います。次の試合のスタートについてのマネジメントはこちらで考えていますが、選手たちには代表に選ばれた3人(清家貴子・高橋はな・猶本光)だけではなく、そのゲームが世界に対して今の日本がどのくらいの立ち位置なのか、清家がどのくらいできるとか、猶本がどうだったというのを自分に置き換えて見てほしいです。いずれ急に呼ばれるかもしれないですし、我々はWEリーグもそうですが、女子スポーツの価値を高めていく使命があると思うので、リーグのこの試合に合わせよう、ではなく、そこを基準に上げていかないといけないと思っています。見てすぐに変われるわけではないですし、トレーニングでやっていることはいつもと変わらないのですが、休みの日でもそこを意識してほしいですし、その過程に次の試合があります。その試合をどうするかはこちらのスタッフが分析していきますが、そこを目指してというところがあるので、次の試合がどうというよりも、とにかくまた明後日からトレーニングを積んで、という繰り返しになっていくと思います」

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