News
川船暁海「できていないことの方が、楽しい」――居心地のいい場所を離れ、浦和を選んだ思い

「めっちゃ楽しいです!できてないことの方が多いんですけど、でも、それも楽しいって思えるぐらい充実しています」
今季、AC長野パルセイロ・レディースから加入した川船暁海に、プレシーズンが始まってからの日々を振り返ってもらう。すると笑顔でこう返してきた。
その理由も次のように語ってくれた。
「堀さんもそうだし、ほかのスタッフの人も、成長させようとしてくれているのが、めちゃくちゃ伝わっていて。チームメイトの人たちも、チャレンジすることに対してすごくポジティブですし、ミスしてもやろうとしたことに対して、評価をしてくれるので。それに甘えてちゃだめですけど、チャレンジする環境を、みんなが作ってくれていると感じています」
一番やりづらかったチームに飛び込む

川船は、昨シーズン終了後、半数近いWEクラブから声を掛けられたと言う。そして、その中で三菱重工浦和レッズレディースを選択した。
「私の中で移籍を決める際に基準がありました。試合に出られる、出られないではなく、練習...、毎日の練習でうまくなりたい、というのがあって。レッズはもちろん選手たちの個の能力も高いですし、対戦していて、一番やりづらかった、嫌だなと思っていたチームだったんです。だからレッズに入ったら、成長できるんじゃないかと思いました」
そして続ける。
「会見でも言いましたけど、覚悟を持って、居心地のよかった場所から移る決断をしました。だからこそ、結果を出さないといけないです。自分の成長を結果で示したいです」
新しい色、見えている壁

練習、トレーニングマッチでは、すでに特長を出しつつある。
一気に背後に抜けるダイナミックな動きで、決定機を作り、ボックス内では、強引さを出しながら、フィニッシュに持ち込むシーンも作っている。
チームに新たな色を加えているのだ。
だが、当の本人に聞くと、課題の方が先に思い浮んでいる。
「最初よりは、ちょっとずつ、みんなと合う部分が増えてきたと思いますけど、トレーニングマッチや練習でもできていないところが多いと感じています。もっとやらないといけないって思っています」
「特に前の3人のつながり、キープの部分や時間を作るところに課題を感じています。みんながよい距離感にいるというのが、今まであまりなくて。新しいことにチャレンジしている感じがします」
「優勝したい」ーー初めての景色

そんな川船に今季をどんなシーズンにしたいか聞く。すると次のように控えめに話した。
「個人としては、出場時間は、そんな多くないかもしれないと思っています。でも、出場した短い時間でも結果を出すとか、短い時間でもチームを助けられるようになりたいし、それを続けていたら、いつかコンスタントに出られるようになるのかなと思っています。まずはそこを今週の試合からやっていきたいです」
そして、次のように続けた。
「優勝争いをするチームにいるのが初めてで、イメージでは一戦必勝のプレッシャーというのはできています。けど、実際の試合になって、自分がピッチに立ったら、どういうプレッシャーがかかるのかはわからないです。でも、そういうチームにいられることがすごく幸せなことだと思います。優勝したいです」
川船は、代表に入りたいというような具体の夢は、あまり描かないタイプだという。それよりも「自分自身の質を高めたい、成長をしたい」という思いが強いそうだ。
育成時代から10年在籍した「居心地のいい場所」を離れ、挑戦を選んだ22歳。日々、積み重ね、彼女が成長したとき、チームは目標に大きく近づいているはず。
背番号11の新たなストライカーの活躍に注目して見てほしい。
(文・写真/URL:OM)


この原稿は、レッズレディースパートナーであるStoryHub社のプロダクトを活用し、人とAIが共創して作成させていただいております。
StoryHubについてはこちら▶https://storyhub.jp/
関連コンテンツ