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26.07.14

Player’s Column 「エンブレムに責任を持って」――丹野凜々香、新シーズンへの誓い

 

 

初日の練習を終え、丹野凜々香にトレーニングキャンプに関して聞くと、淡々と、だが確かな口調で思いを口にした。

 

「すごくいい環境でキャンプができることに感謝したい、という思いが一つ。そしてしっかりタイトルに向けて、いい準備をしたいという思いです」

 

選手企画の動画撮影を担当するときには、お笑い好きを自認する彼女らしく、明るく、ふざけた姿を見せるが、フットボールの話をするときには、打って変わった姿を見せる。

 

丹野は、この日、全体トレーニングを終えた後、監督の堀孝史とエキストラメニューに取り組んだ。サイドからカットインした後のシュートのアイデア、具体的にはボールの置き所、持ち出しの仕方についてのアドバイスを受けていた。

 

堀からは持ち出し方によって、最後はパスまで選択肢を広げられることが示されていた。

 

丹野は言う。

 

「自分の課題として、対策されたときの、もう1つ2つのアイデア、技術の精度の部分があります。今季、その課題を一つ一つクリアして、引き出しを増やしていきたいです」

 

昨シーズン、丹野は、負傷離脱などを除けば、ほぼ試合に絡んでいる。得点もリーグ6得点を含む、合計10得点とキャリアハイを記録した。

 

だが、その表情からは決して現状には満足していないことが見て取れた。

 

このトレーニングキャンプ自体の位置づけについても、「ケガをせずにいい状態で開幕を迎えること、そして開幕スタメンをしっかり勝ち取ることです」と端的に言い切る。

 

仲間とポジションを争いながら、互いを高め合う。その競争の中にこそ、チームの成長があると理解している。

 

 

「エンブレムに責任を持って、今シーズンも戦いたい」

昨シーズンの結果については、どのように受け止めたのだろうか。

 

丹野は言う。

 

「今まで優勝を重ねてきた先輩方がいる中で、試合に出ている以上、しっかり結果を出したいという思いは浦和の選手として常にあります。エンブレムに責任を持って、今シーズンも戦いたいです」

 

その言葉によどみはない。

 

それは、応援してくれる方たちがいること、そして、試合に出たことで、それを自分のことのように喜んでくださった方たちがいたことを、あらためて感じる機会があったからだ。

 

「シーズン後に開催されたパートナー企業や関係者のみなさんとの感謝の会で、試合に出られなかった時期から、ずっと応援してくださっていた方々がいて、その方たちが自分の得点やアシストを、本当に喜んでくれました。だから、みんなのために、応援してくださる方々のために、もっと結果を出したいと思いました」

 

新しい仲間と目指す頂点

 

 

新シーズンのチームには、期限付き移籍から復帰した福田史織を含め、4人の新たな仲間が加わっている。

 

「すぐに溶け込めるような環境で迎えられるのは、このチームのいいところだと思います。合流してまだ1週間ちょっとですが、さらに良くなると思うので、ピッチ内でもピッチ外でもたくさん話して、いいチームにしていきたいです」

 

そして今シーズンの目標を問われると、丹野は次のように話した。

 

「まずはリーグ優勝。個人としては、シーズンを通じてケガなく試合に出続けること、そしてゴールとアシストを重ねることです」

 

新たな仲間と積み上げる約1週間のトレーニングキャンプ。

丹野凜々香のシーズンは、静かに、しかし力強く始まっている。

 

(文・写真/URL:OM)

 

 

 

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