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Player's Column 「できない期間が、すごく大事だった」秋本佳音が長期離脱で手に入れた新しいもの

以前よりも、見えるところが増えている。
プレシーズンはじめに部分合流し、いまは完全合流した秋本佳音だ。
昨年11月に負傷し、長期離脱をしていた彼女だが、いまはゲーム形式のトレーニングなどで、FWや2列目の選手たちに効果的な縦パスを入れるシーンを見せている。
そのことを秋本に聞くと、次のように話した。
「若葉(後藤)さんが上手だから、(縦パスを)刺す前の体の向きだったりは、上から見ていて、すごく勉強になりました。プレーできない期間が、すごく大事だったと思っています」
長期離脱中、ピッチの外からチームメイトのプレーを観察し続け、吸収しようとした。負傷期間をネガティブに捉えず、できることを前向きに積み重ねていた証しだろう。
「腐らず毎日頑張ろうって、ずっと思っていました」

秋本が三菱重工浦和レッズレディースに加入したのは2025年2月。
2シーズン目にあたる2025/26シーズンは、試合に絡みたいという気持ちを胸に抱きながらも、まずは自分が成長できているかどうかを最も大切にして歩んだ。
「試合に出たいというのはもちろんあったんですけど、一番は自分が成長しているかしていないかが大事だと思っていたから、腐らず毎日頑張ろうというのはずっと思っていました」
もちろん、悔しさはある。アウェイでの遠征に帯同しながら、メンバー外になる経験もあった。
だが、ある場面で、やり続けることの大切さに確信を持った。
「メンバーに入りたくて頑張っていて、でも入れない、となった次の日の練習でした。スポーツダイレクターの工藤さんが、練習の姿勢を見てくれていて。そのとき『今日の練習は集中していてよかった』と言われました。メンバー外になった後の姿勢を見ていてくれたみたいで、そのときにそういう声掛けをしてもらえて、やっぱり間違っていなかったんだなって。だから、もっと続けていこうって思いました」
「1日1日、後悔しないようにしたい」——長期離脱が教えてくれたこと

しかし、その歩みは負傷という形で停滞することとなった。
このとき、秋本には少しの後悔があった。
負傷する直前の公式戦。クラシエカップのアルビレックス新潟レディース戦だった。短い出場時間ながらも、彼女は自身のパフォーマンスに納得がいっておらず、次こそ取り返そうと考えていたのだ。
だが、長期離脱となり、すぐにピッチへ戻れない状況となってしまう。
「怪我をする一つ前の試合での後悔が残っていて。だからこそ、本当に1日1日後悔しないようにしたいという考えがすごくありました」
その思いが、長いリハビリの期間を支え続けた。
「復帰したときに、怪我をしていてできなかった時期を後悔したくないと思っていました。その思いがあったから、頑張れたというのは大きいです」
「信頼をどんどん積み重ねて、ピッチでチームに貢献できるシーズンに」

プレシーズンのトレーニングマッチでは、AC長野パルセイロ・レディース戦に15分ほど、そしてジェフ千葉レディース戦には30分ほど出場した。
トレーニングマッチとは言え、観客のいる中でのプレーは、久々の感触があった。
「プレー中は試合に集中していたんですけど、始まる前の気合の入り方が、いつもと違いましたね 笑」
そんな秋本に、今シーズンをどんなものにしたいか聞く。
「試合に出たいというのがまず一番なんですけど、1日1日、信頼をどんどん積み重ねていって、ピッチでチームに貢献できるようなシーズンにしたいです」
「それと、存在感を出していけたらいいなと思っています」
チームにとって必要な選手だと証明すること。それが、今の秋本佳音の目標だ。
そしてもう一つ。彼女が頑張りたいと言ったものがある。
「セットプレーは頑張りたいなって。チャンスがあれば」
172cmの身長を活かした空中戦は、彼女が武器にできるひとつだろう。
最後に、あらためて今季の目標を聞く。
「優勝。そこに絡んでいけたらと思っています」
長期離脱という経験を経て、心身共に成長した線番号22のDFは、そうきっぱりと言い切った。
(文・写真/URL:OM)


この原稿は、レッズレディースパートナーであるStoryHub社のプロダクトを活用し、人とAIが共創して作成させていただいております。
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