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26.06.30

2026/27シーズン、初練習後、工藤スポーツダイレクター囲み取材

2026/27シーズンの初トレーニング後、工藤輝央スポーツダイレクターがメディアのみなさまからの取材に対応しました。

 

◆今オフの補強について

ーー補強という部分で今オフの部分をお聞かせください。

「すでに発表している3選手に関しては、順調に決まり、来ていただけることになったので、その点は良かったなと思ってます」

 

ーー新加入選手に期待している部分を教えてください。

「福田選手は予定どおりと言いますか、期限付き移籍だったので、1年間しっかり経験を積ませていただき、予定どおり帰ってきてもらったというところです。

池田選手が昨シーズンは出ていましたけど、池田選手と競ってもらうというところで、それは楽しみにしてます」

ーー期限付き移籍に出場制限を設けていませんが、その考え方を教えてください。JリーグとWEリーグで違ったりするものでしょうか。

「それは男子でも同じですが、契約の中身によって変わります。Jリーグでも出られる選手もいます。最近はみんな止めるのが通例のようにはなっていますが。

Jリーグの試合と違うのは、これは僕の考えですが、公式戦の場がWEリーグは少ないということです。期限付き移籍をしてもらうというのは試合を経験してほしいわけです。また対戦相手として、じゃあうちとやるとなったとき、うちとのゲームというのはやっぱり力を1番出して、力をはかれますし、いい経験になる試合という機会になります。それを制限してしまうと、年間で少なくとも最低2試合はなくなることにもあります。カップ戦での対戦もあれば3試合、4試合ということになるので、基本的には付けないというのが考えとしてあります」

ーー今年も引き続きですか。

「そうですね。大きな流れは変わらないです。もちろん、契約ごとなので、その細かいところで、この条件でお互いでどうなってということはありますが」

 

◆期限付き移籍等の対応について

ーー昨シーズンでいうとアンカーのところ、財政面も含めてのところで伺いたいんですけど、角田選手が移籍したり、平川選手がケガをしたり、その間のウィンターブレイクのところの補強は特になかったところで、あらためてこの公式の場でお話伺えたらなと。

「1つは、角田選手があのタイミングでオファーが来て移籍するとなったので、もちろんリストアップしました。ただ国内選手は難しい状況で、外国でプレーしている選手で、日本人ではない選手でリストアップをし、監督と話しましたけど、結果的に取らないことになりました。取らなかった理由としては、1人すごく興味があった選手がいましたが、実際問題、金銭的な部分でだいぶ差があったのでちょっと難しかったというのがあります」

 

ーー福田選手の話ですが、昨年とのレッズとの試合で、ホームでやった試合と、アウェイでやった試合、この試合はレッズにとって残念な結果でしたが、その2試合で1つ成長ぶりがあったというのはありますか。

「その成長は感じました。みなさんも感じたと思いますけど、落ち着き度合いが全然違いましたよね。なのでやっぱり公式戦に出ることの重要性をあらためて感じたところです」

 

ーー若い髙橋佑奈選手が期限付き移籍をしました。単純な言い方をすると、若い選手を外に出すのかという捉え方をされる方もいるかと思います。そのあとの育成に何か影響が出てしまうんではないかとか。そういったところはどんなビジョンを持ってああいった若い選手を違うチームで経験させようという考えにいたったのでしょうか。

「髙橋佑奈選手はご存知のとおり高校3年生の学年の選手なので、もちろん試合経験だけを考えれば、ユースでの試合にも出られます。ただ、ユースのレベルとはもちろん違うし、彼女の現状の力は十分高いものがあると考えています。ただし、じゃあ毎週末、本当に90分のゲームができるのか。アタックの選手なので交代することを考えても、それが60分、70分ほんとにできるのかというと、今はちょっと難しいというのがある、というのが現状でした。もう1つは彼女も中学生からこの環境でずっとやっていますけど、1つ環境を変えることでまた成長することがあります。そういった意味も込めて期限付き移籍という判断にしました。何回か本人とも話し合った上でそうした結論に至り、その中でじゃあもちろんこっちが出したいと言っても受け入れてくれるチームがなければいけません。それともう1つ最初に言った、高校3年生の学年なので実家から通えるところはすごく重要視するところで、どうしてもある程度限られた中での選択肢になります。そのときに大宮さんが手を挙げてくれたという状況です」

ーーそれにちょっと付随して、藤﨑選手も完全移籍というところもありますし、島田選手も去年大活躍してブレイクしたっていうところも、かなりそこが痛いのかなと見ています。攻撃面はどのように考えていますか。

「藤﨑選手に関しては、もちろん期待していた選手ですし、僕がこういう強化という立場で浦和に戻ってきた中で高校3年生だったところで見て、すごくいい選手だなと思い、昇格してもらいました。その後、いいときももちろんありましたし、少し難しいときもあったと感じています。昨シーズン彼女もかなり苦しんでいて、彼女の目標というのを1年前から話していた中で、シーズンが終わって話を重ねて別のところでチャレンジしたいと彼女の口からあったので、それは応援したいということで、実際に彼女を評価してくれるクラブももちろんあるので、そういった中で移籍が決まったと。島田選手はもちろん残ってほしいので、ずっと話し合いを重ねてきましたけど。彼女も相当悩んで悩んで悩んで悩み抜いたというところが本当のところだと思います。最後までほんとにどっちに転ぶか分からない、残ってくれたかもしれないし、そのままオファーあるところにチャレンジしたいという気持ちと、最後まで考えてくれたんですけど、始動のちょっと前に最終的には向こうにチャレンジしたいということで、返事を聞きました。こちらとしては1年だけでもやってほしいってことを伝えましたけど、彼女は彼女のタイミングとして今だということだったので、最後は応援するという形になりました」

ーー開幕前に、さらなる加入があるのか、可能性があるのかどうかと、去年ケガをして1年間なかなかできなかった選手が、開幕ベースでいいんですけど、どれぐらいの回復状況なのかというものの見通しを聞きたいです。

「開幕までにみんなも戻ってくれればいいですけど、無理はさせたくないというところがあります。特に、今日はまだ別メニューだった平川選手なんかは、本当にどこまで順調に戻って来てくれるかというのはありますけど、もう1度言いたいのは、無理はさせたくないということです。非常にこのリハビリが大事だと思うので。

彼女も若い選手ですし、焦らないでやっていってほしいなと考えています。ウィンドウのことに関しては、9月までもちろんウィンドウがあるので、引き続き補強の可能性はあります。ただ、こちらが求めている選手と、向こうが求めている条件とか、その他がどうなっていくのか。実際に今話を進めている選手もいます。それはちょっと最後まで分からない感じです」

 

◆昨季の振り返りについて

ーーシーズンの振り返りのところで、もちろん数字上は上位にいる分、いい数字が出てくると思うんですけども、ここは課題は明確だという言葉の中で、後半戦の失速、決定機での精度不足とか対策されたときの打開力を具体的に挙げられてました。そこは堀監督にどんな要求をし、どんなすり合わせをし、堀さんのこのシステムの中での伸びしろというか、可能性というところをどんなふうに感じていらっしゃいますか。

「去年のところで言うと、もちろんタイトルを獲れなかったというのは非常に残念だし、自分たち、誰もが求めていたものとは違ったシーズンになったというのは事実です。

一方、選手たちと面談していても出てくるのが、手応えをすごく感じているということでした。我々もそうですし、手応えはあるので、それをどういうふうに今シーズン形として、結果として残せるかというところに尽きます。

昨シーズンも最後のところで結局試合をみなさんも毎回見られていたと思いますが、必ずチャンスはありました。本当にチャンスを作れなかった試合は、去年は1試合だけで、その試合は極端に数字も悪かったんですが、その試合だけだったんです。

ただじゃあ失点のところはどうなのかというと、やっぱり失点が増えたのも事実です。攻守のバランスのところで少しバランスを崩してああいう状況になったのは、去年の後半戦のときも堀監督と毎節いろいろな話をしましたが、なかなかそれをチームに落とし込めなかったというのがありました。もちろん、こちらのもう少し違うアプローチもあったんじゃないかというのも、シーズン後も含めて話してはいます。それに対して今年は取り組もうというところで、今朝も堀監督が選手に言っていましたが、具体的に選手にまだ言ってないことでもこういうトレーニングをしていこうみたいな話をしているので、それで改善されるのではないかと考えています」

 

◆メディカル体制の強化について

ーー先ほどの平川さんだったり、ケガの選手の話ありましたけど、今回高野チーフトレーナーを招いたり、フィジオセラピストとして長澤さんが入ったりと、そういったスタッフの充実度はどんな狙いを持っていますか。

 

「3年前のシーズンまではトレーナーが1人だけでした。なかなかそこの環境は出遅れていたところだと思います。元々みなさんご存知だと思いますけど、浦和レッズの男子はドクターを置いたりとか、大原にレントゲンの施設があったりとか、元々メディカルに対してすごく力を入れてるクラブでした。

そこらへんで今だんだんとWEリーグも5年目、6年目となっていく中、だんだんリーグ全体で環境が良くなっています。レッズもメディカル体制をもっと充実しなければいけないというところで取り組んで来て、田口社長、清水副社長もその方針に対して進めていこうということで、トレーナーで言えば、年々1人が2人になって3人になってというところまで来ました。

今トレーナーは3人、PT(フィジオセラピスト)1人というところで4人の体制まで作れました。先ほどあった高野さんに今回来てもらうことで、昨季までいた仁井さんはユースのほうを担当していただいています。なので育成のほうもジュニアユースとユースで1人ずつトレーナーに付いてもらえる形にもなっています。それと、あとは当たり前ですけど、ケガをする前のところでケガはしないほうがいいので、そういった意味でも体制を整えているのは大事だなと思っています」

 

◆安藤梢選手の移籍について

ーーレッズレディースのファン・サポーター、年齢層というかサポーター歴が長い人が比較的比率多いっていう中で、安藤梢選手の存在はみんなの希望であり、誇りであったのかなと思っています。年齢はただの数字ということで、それを実践した選手なので。どんな形でも浦和に残ってほしかったという人は多かったと思います。そういう選択肢というか、そういう可能性はなかったのかなとつくづく思いますが、どうでしょうか。

「僕もその1人です。安藤選手とも相当話してきましたけど、結果的に彼女の意思を尊重した形になります。もちろん私たち現場だけではなくクラブとも話をしてきました。

その中でも残ってほしいというのが第一でしたし、伝えました。安藤選手との会話なので細かいことは言えませんが、その中で彼女が今望んでいることを尊重したというのがこういう形になったということになります。

どんな形であってももちろん残ってもらいたかったというのは同じなんですけど、その形の考え方が、安藤選手の中には引っかかるということがあったんだと思います。やっぱり自分の中での選手像みたいなものを追い求めたいと言ったときに、他クラブでチャレンジしたいということだったので。そこはもう我々が止める権利はないし、彼女が選手である限りはプレーしたいというのはもう当たり前のことだと思うので、そこは応援するしか最後はなかったということに尽きます」

ーーあくまでもプレーヤーとしてということの残留をクラブ側は提示したのですか。

「もちろんです」

ーープレーイングマネージャーとかではなく?

「はい、もちろんです。将来的にはもちろん指導者とか安藤さんが興味があればという話はしたことがありますが、実際今筑波大のほうでもサッカー部に携わったりとかもありますし。こちらはもちろんプレーヤーとして残ってほしいという話はしました」

ーー昨シーズン同じように始動日に、一戦必勝という言葉をお聞きしましたが、今年選手にそういった共有したものはありますか

「一戦必勝はもう変わらず継続ということを今朝話しています。あとはその週末というのは、毎日の積み重ねで週末があるので、その1日1日も、戦いではないですけど、そこがもう一戦必勝ということになると思います。毎日、勝負しなければいけないですよ、という話をしました」

 

◆本日の日本代表戦などについて

ーーちょっと余談ですが、今日はブラジル戦がありました。鈴木彩艶選手のことでは工藤さんもいろいろなところでお話されてたと思いますけど、残念ながらこの大会は終わってしまいましたが、トータル的に見て彩艶選手の活躍は、浦和レッズにどんなものを今残してると思いますか。

「実際みなさん、ご存知のとおり与野八王子の男子の育成が使用しているグラウンドに新しく施設が建っているのもそうですし、過去をたどれば原口元気選手が移籍したり、関根貴大選手が移籍したりというときもグランドが変わって新しくなったりってところはありました。ワールドカップに出ている選手としては原口選手の多分次だと思うんですけど、そういった意味で長い歴史の中でアカデミー出身者が活躍するというのは喜ばしいことです。今日朝ミーティングで堀監督も言っていましたけど、ワールドカップは世界で1番見るスポーツじゃないですか。あれだけの人が魅了される。その中で日本代表があの一体感を示したことは大きかったと思います。あれを1つの目標として自分たちもやっぱり目指す姿だよねというような話をしていました。その中心に彼がいたというのはほんとに喜ばしいことです。僕も今指導者じゃないですけど、指導した選手として関わって、非常にうれしく思っています」

 

ーーメッセージかなんかを送ってたんですか。

「オランダ戦のあとに1回やり取りしたのと、今日終わって、メッセージをもらいました。すごく悔しいですけど最高に楽しかったです、と。また頑張ります、って。日本に帰ったら連絡しますみたいな感じのものはいただきました」

 

ーー明日7月1日で、代表の交代があって清水副社長が代表の立場になります。レッズレディースの試合にもよく来場されていましたが、どんなところを一緒にレッズレディースとして強くしていきたいですか。

「田口社長もそうですし、清水新社長もそうですが、レディース部門に関しても強化していこうと言ってくださっています。なので、大きく何かが変わることはないと思っています。あとは清水新社長に替わられるというところで言うと、清水さんは、野球ですけど現場をやられていた方ですし、マドンナジャパンという野球の日本女子代表チームの代表とかもやられていた方なので、女子スポーツにより興味を持ってくださっていると感じているところです。いろいろ話しながら一緒に強化する方針で考えていきたいとは思っています」

 

ーー今シーズンからJリーグが同じシーズンに切り替わります。それで何かプラスあるいはマイナスの影響ってのはあるんでしょうか。集客面などでしょうか。

「集客、という部分ではあるかもしれませんね。ちょっと動き出さないと分からないところではありますが。日程がずれてもアウェイがあったら、地方に行かれるときは大体みなさん旅行とセットで行かれるかもしれませんし、あるかもですね。

現場周りで言ったらキャンプ地とかは関わってくるかもしれないですね」

 

ーー今回は新潟でしたね。

「そうですね。限られたところになるというのもあるので、今回は新潟にさせていただきました」

 

ーー集客の話で言うと、昨年のホームラストを埼玉スタジアムでやりました。今季も埼玉スタジアムでの試合というのはある予定でしょうか。

「いろいろクラブが考えてやってくれています。調整してくれています」

ーー埼スタ開催は、現場としてもやりたいですか。

「そうですね。埼玉スタジアムでの開催はしばらくなかったんですよね。僕がレディースのコーチのときは年1回使うということで、15年前とかはありましたけど。最近はなかったと聞いていました。いろいろハードルはあると思いますが、クラブが調整し、実現してくれているのはありがたいです。

あらためて、ご取材ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします」

 

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