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2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループC 第2節 vs ノジマステラ神奈川相模原戦試合後選手コメント
【島田芽依】
(試合の流れをいい形に持ってくる先制ゴールでした。あのシーンを振り返っていかがですか)
「私の得点も含め、今日のチームの3得点はすべて練習でやっている形が出たと思いますし、ボールがサイドに出たときには必ずニアに入ることは意識しているので、そこに華絵(柴田)さんがすごくいいボールをくれました。しっかりそれを決めることができて良かったなというふうに思います」
(何回かニアでのヘディングだったり足だったりでゴールが決まっていると思いますが、あの形がもう得意な引き出しの一つになっている感じでしょうか)
「昨シーズンとかは、クロスから点を取ることが自分自身の中では結構苦手なことではあったので、今シーズンそれが形になっていることはすごくいいプラスになっていると思います。自分自身がニアに走っていけば、相手が警戒したとしても他の選手が空くと思うので、そこで一つ自分の幅が増えたというか、できることが増えたことはいいんじゃないかなと感じています」
(ゲームの中でもその他、相手を背負ってしっかりとボールをキープするとか、あとスライディングでプレスバックして奪うとか、本当にやるべきこともきっちりやっているという印象でした)
「それはやっぱりチームで求められていることだと思いますし、全員がしっかり走って、どのポジションでもしっかりチームのためになるプレーはしなきゃいけないと思います。そこをサボっていたらチームは勝てないと思うので、しっかり意識しながら、その守備の部分でも、攻撃の部分でもしっかり強く行けるようにしていくというところは意識しています」
(菅澤選手が出た後のシャドーのポジションでプレーし、また新しい形がチームに加えられた印象でした)
「今日はなかなかいい形が出せなかったので、自分自身としては反省点ではあるんですけど、FWだけじゃなく他のポジションをやることは自分自身の幅を増やしていけると思いますし、もっと(菅澤)優衣香さんの近くでプレーできれば、優衣香さんも生かしていけると思うので、もう一つ、次の試合にまたそういう機会があれば、もっともっと質を高めていきたいなと思います」
(前回の試合で悔しい敗戦をしてしまって、残りの大会が二つになりました。その意味では今日の試合はとても重要な試合だったと思いますが、しっかりと勝って終われたことはどう感じていますか)
「先週の試合は絶対負けてはいけなかったと思いますし、そこから今週の試合まで、自分自身切り替えることが大変だったというか、厳しい部分がありました。でもやっぱり試合は続きますし、今週の試合に向けて、チームとしても、一人一人の選手としても、どうやって気持ちを向けるかは重要だったかなと思いますし、今日勝てたことが一番良かったなと思うので、カップ戦とリーグ戦だけにはなってしまいましたけど、やっぱりそれを獲りにいかなければいけないと考えています。とにかく勝ち続けることが大事になるのかなというふうには思います」

【伊能真弥】
(試合が終わって3-2という形で勝利できましたが、全体を振り返ってみてどんな感想を持っていますか)
「勝てたということは良かったんですけど、キーパーとして2失点してしまったということは、次に改善しないといけない点だなというふうには思いましたし、浦和駒場スタジアムで自分がプレーするのは特別指定選手の広島戦以来で、正式加入してからは初めてだったので、本当に成長した姿が少しでも見せられていたらいいなと思っていました」
(背後に出たボールへの対応、キックでつなぐところ、ピンチの対応なども含めて前回出場の新潟L戦のときよりも落ち着いた感じでプレーできていた印象でした)
「自分的にも新潟L戦よりかはできたとは思いました。試合前に山田GKコーチに『背後のボールは全部出てくれ』とか、『また楽しんで来い』と言っていただけたので、本当に楽しむことはできたと感じています」
(新潟L戦から今日の試合というところで、何か積み上がっているものとか、そういったものは手応えとして感じましたか)
「前回の新潟L戦ではクロスから失点してしまったんですけど、そこから山田GKコーチと話したり、自分のポジショニングだったりを意識して、練習試合でも積み重ねて、本当にクロスの部分では新潟L戦で出た課題を改善できたのかなと考えています」
(コーナーキックの難しいボールもしっかりとパンチングで弾いたり、キャッチしていて、すごく落ち着いているなという感じもしました)
「日ごろから練習していて、本当にキーパーとしてみんなでライバル意識を持ちながら高め合えているので、ああいうシーンが出たのかなと思います」
(悔しい敗戦をして一つタイトルがなくなってしまったので、今日の試合はファン・サポーターのみなさんにも、きっちりと自分たちが前を向いて戦っているということを示す意味でも勝利が大事だったと思いますが、最終的に勝ち切れたことはどのように感じていますか)
「本当に前回の敗戦にも関わらず、これだけ多いファン・サポーターのみなさんがサポートしてくれて本当に心強いと思ってますし、本当に自分たちはプレーで恩返ししないといけないと思っているので、これからも熱い応援をしていただけたら何よりもうれしいです」

【榊原琴乃】
(今日、すごく気持ちが乗っていて、外から見ていても分かるぐらい気迫が段違いだったような印象でしたが、何か思っていたことはありますか)
「正直、自分的に古巣というのはあまり考えていなくて、やっぱり皇后杯で悔しい思いをして、今回、(高橋)はなさんもいないし、見せる人は見せないといけない、という気持ちもありましたし、自分的には絶対にどの試合も勝たなきゃいけないというのはあるんですけど、やっぱり負けた次の試合は本当に大事なので、そこでいい波に乗れるかとは思っていました。そこでうまい感じに最初の方に空回りせずに入れたので、それが結果的にうまくいって、試合をやっていくうちにちょっと余裕が出てきて、『あ、今日相手古巣か。頑張んないと』っていうふうになりました(笑)」
(皇后杯が終わった後の感じと、今日のプレーを見ていて、皇后杯の敗戦が榊原選手の中にすごくあったんだろうなというのは見ていて感じるくらいでした)
「そうですね。レッズに来てからあまり『負け』という感覚がなくて、前の時はすごく厳しい戦いが多くて、どの試合も勝つために頑張っているけど勝てないという状況を経験していました。そこからこの勝ちがいっぱい続く状況で、負けるとしてもINAC神戸レオネッサにも負けましたけど、上位チームに負ける感じで『あと何かが足りないな』、何かやらなきゃなという思いで負けを捉えていました。でも、先週カテゴリーが違うチームに負けてしまって、やっぱり何か足りないというだけじゃなくて、根本的なところを自分自身変えていかなきゃいけないというくらい何かを感じていました。その中で自分がやれること精一杯やるしかないというふうに考えて、それをしっかり1試合1試合、初心に戻って頑張ろうと考えていました。そういう意味ではすごくいい経験をさせてもらいましたし、そういう負けていい経験ができるチームにはなりたくないので、しっかり勝っていい経験ができるようにしたいという思いもあり、今日の試合には臨んでいました」
(2アシストのクロスは素晴らしいものでした)
「それこそ皇后杯でも最後の質でクロスのところだったり、クロスを上げる前までだったり、そういうところで課題が出ていたので、いろんなことをチャレンジしようと思って、早い段階で上げてみるだったり、結構見てから上げることが多かったんですけど、雰囲気というか、入ってくれているというのを今日の試合はすごく意識してやっていて、2回ともチームメイトが2人ともいてくれたので、まあ、そういうことかなというふうに思いました。こういうのをどんどん続けていって、それで余裕が出てきたら見るとか、自分自身もっとレベルが上がっていったらもっといろんなことをやって、とちょっとずつ成長していけばいいなって思ってたんですけど、早い段階で2アシストできたので、それは良かったなと感じています」
(次の公式戦まで時間が空くので、またチームとしても個人としても積み上げがあると思いますが、この後の試合、どういうふうに臨んでいきたいなと思ってますか)
「本当にカップ戦もリーグ戦も優勝を目指すとなったらどの試合も落とせないですし、その落とせない緊張感の中でやるのはすごく変なプレッシャーとかあるかもしれないんですけど、さっきも言ったんですけど、初心に戻って毎試合毎試合自分がやれることを全力でやるというのを意識していれば、おのずと全員が自分のマックスを出せると思います。
全員が自分のマックスを出してチームのために戦えれば、チームとしていい結果が残ると思うので、試合だけじゃなくて練習からしっかり、カップ戦、リーグ戦関係なしに1週間過ごしてやっていきたいと思います」
