News

25.10.25

2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループC 第1節 vs アルビレックス新潟レディース 試合後選手コメント

【榊原琴乃】
ーー(得点シーンは)シュートを狙った感じがしたんですが、あのシーンを振り返っていただけますか。

 

あのシーンは、シュートを狙ったかと言われたらクロスでした 笑。速いボールを上げてFWの芽依(島田)さんが触ってもいいし、そのまま流れても相手にとって嫌なボールになるかなという考えで上げました。今日はグラウンドがスリッピーだったので、最初はそういうボールを上げていこうという思いもありました。失点してすぐだったので、なるべくチャンスの回数を増やしたいということを考えて上げたら、結果的にゴールに繋がったので良かったです。

 

ーー試合の入りから少し相手にペースを握られ、相手も対策してきた印象で難しいゲームだったかと思います。全体を振り返っていかがですか。

 

自分たちがボールを持っている時間をしっかりゴールにつなげれば、もう少しチャンスは作れたと思います。かといって、失点して焦っていたかと言われたら、焦ってはいませんでした。相手が3バックか4バックかという情報もありましたし、その対策をする前に失点してしまったという感じです。
対策されていてもできる部分はあったと思うので、ディフェンスラインからしっかりつないで自分たちがやりたいことができれば、もう少し得点という形で結果を残せたと思います。新潟Lもカップ戦で、前回大差で負けていたこともあったと思いますし、気合が入ってくるだろうということはわかっていました。自分たちもそういう勢いは気をつけようと話していましたが、相手はホームで自分たちはアウェイだったので、そういう流れもあったと思います。
やっぱり、はな(高橋)さんがいない中で、私も含めて、それぞれの選手がもう少し引っ張るべきところで引っ張れれば、もっと落ち着けたのかなとは思います。

 

ーーグループ突破に向けて、最低限の勝ち点2は取れたということについてはいかがですか。

 

このカップ戦という意味では、最後に優衣香(菅澤)さんがしっかり決めるべきところで決めてくれて、結果的にPKで勝てたのは、チームとしてすごくいい勝ち方だと思います。ただ、やはり90分で決めないといけない試合でした。あのままだったら本当に勝ち点0ゼロで帰ることになっていたと思います。
でも、そこはレッズレディースの良さが出た結果だったのかなと思いました。最後まで戦い抜く良さが出たのかなと。最後まで全員で全力で戦うことができたからこそ優衣香さんの得点が生まれたと思うので、そこは継続しつつ、前半でもう少し試合を決められるような得点差をつけたり、後半もいい流れで持っていくということをやっていかないと、こういうカップ戦を勝ち残っていくのは厳しいと思います。
次の試合はリーグ戦になりますが、カップ戦とリーグ戦が交わってくる難しさがあると思います。負けていい試合はないので、次も最後まで全員で全力でやりたいです。

 

ーー次はリーグに戻ります。1試合1試合勝ち続ける必要がありますが、次の試合にどのように臨んでいきたいですか?

 

次は後半戦の1試合目になります。相手のEL埼玉には前半戦で大差で勝ちましたが、だからといって次も大差で勝てるわけではないので、1点1点積み重ねて、チームとしていい得点が取れるように1週間全員で準備したいです。次ははなさんやエスタも帰ってきていると思うので、どういうメンバーになるかわかりませんが、またチーム全員で一丸となって準備していきたいと思います

 

 


【菅澤優衣香】
ーー今日の試合全体を振り返っていかがでしたか。復帰後、ここまでで一番長く出場時間がありました。

 

まず前半の戦い方としては、2失点してしまった中で1点は返せましたが、なかなかその後が続きませんでした。後半はチャンスが来るとは思っていましたが、本当は逆転したかったところで、アルビさんの守備も硬く、崩すことはできませんでした。それでも最後の最後で来たチャンスを1発で決められて、PK戦に持ち込めたのは良かったと思います。

(同点ゴールの場面は)本当にラストだったんですけど、あの瞬間、相手の「やばい」という声も聞こえましたし、見た時にキーパーも前に出ていたので、ダイレクトで打つのが一番ベストだと思いました。一番いい選択だったかなと思います。キーパーに触られましたが、しっかり入って良かったです。

 

ーー復帰後のゴールは、24年3月27日以来のゴールでした。この1点は菅澤選手にとってどんな意味がありますか。

 

本当にここからまたスタートというか、今日のゴールで、チームの勝利に貢献していかなければいけないなと、さらに強く思いました。得点だけではなく、途中から入ったときには試合の流れを悪くしないように、逆にいい流れにできるようにしていかなければいけないとすごく感じました。これからまた得点に加えて、自分自身のプレーでチームを助けられるようにやっていけたらと思います。

 

ーー試合を見ていて、菅澤選手が入り、時間が経つにつれて中央でのコンビネーションが良くなり、チームに馴染んでいるように見えました。その辺りの手応えはいかがですか。

 

そうですね。試合の入りのところはボールがなかなか足につかず、みんなに申し訳なかったと思っています。それでも時間が経つにつれて、味方との距離感なども良くなりました。みんなうまいのですごくやりやすかったです。そういった部分の質をさらにもっと高めて、少しのミスやパスのズレをなくし、ゴールに直結するようなプレーをもっともっと出していけたらいいかなと思います。

 

ーーここからまたリーグ戦が始まります。次の試合に向けては、どのような準備をしていきたいですか。

 

いつもと変わりませんが、やはりリーグというところでまた違うゲームになるので、しっかり90分の中で勝ち切るということをやっていきたいと思います。

 

 


【伊能真弥】
ーー今日の試合を振り返ってみて、どうでしたか。

 

個人的には国内での試合出場は、本当に2年以上ぶり(2023年9月2日N相模原戦)の公式戦だったのですが、なかなか自分の中では試合に入れなかったなというのがあります。いつも通りできればよかったのですが、いつもより少し自信を持てずにプレーしてしまったので、そこは改善点かなと思いました。ただ、PK戦ではチームを救うことができ、試合で貢献できなかった分、PKで貢献できたのはすごく良かったなと思います。

 

ーー全体を見ているとそこまで悪い印象はなく、失点の場面もGK的には厳しいシーンだったようにも見えました。ご自身としてはもう少し関われたかもしれないという思いがあるのでしょうか。

 

そうですね。1失点目は相手のシュートもすごく良かったのですが、もう少しシュートコースを狭めていれば外してくれた可能性があったと思います。2失点目は自分が声を出していればキャッチできたという後悔があるので、次にもしチャンスをもらえたときはそういうことがないように改善して頑張りたいです。

 

ーー一方で、31分の決定機を阻止したシーンや後半に1対1のシーンで相手がシュートをポストに当てた場面などはGKとして関わって防いだように見えました。ご自身ではどう評価されていますか。

 

アメリカツアーから、普段の練習の中でも自分の中ではシュートストップが伸びていると思っているので、その部分は今日の試合で少しは出せたかなと思います。それは良かったなと思います。

 

ーーPK戦はどのような心持ちで臨んだのでしょうか。

 

本当に気楽に、という感じでした。山さんが(山田GKコーチ)分析してくれていましたし、みんなが決めてくれると分かっていたので、5本中1本止められたらいいなという軽い気持ちで臨みました。

 

ーー止めた場面も想定内でしたか。

 

咲紀子(池田)さんもPKが上手なので、色々見て盗めたのかなと思います。

 

ーーこれからまたリーグが再開したり、皇后杯が始まったりしていきます。どのように臨んでいきたいですか。

 

もちろん試合に出たらチームを救うプレーをたくさんしたいですし、出られなくてもチームの勝利に貢献できるような声かけなどをして、チームとしてリーグ、カップ戦、皇后杯で優勝できるように頑張りたいと思います。

ニュース一覧に戻る