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2025/26 SOMPO WEリーグ 第6節 vs ちふれASエルフェン埼玉 試合後選手コメント
【伊藤美紀】
(6試合で6ゴールと結果を残していますが、何が自分の中で変わったと思いますか)
「今までは作りのところで関わることが多かったのですが、サイドに振って満足していた部分があったようなところもありました。今シーズンはそこから自分でもっとゴールに入っていくところをすごく意識していて、練習でもクロスからのシュートをたくさんやっている中で、自分の中でシュートの形に対して少し自信を持ててきているのが、今はこうして得点できていることにつながっているのではないかと思います」
(今日も5得点中4得点に絡んでいました。今は伊藤選手を中心にチームがまわっているように見えます)
「私だけではなくて、各ポジションでみんながいい持ち味を出しています。サイドの選手がドリブル突破をできるからこそ真ん中も空いてきますし、シマ(島田芽依)がしっかりと身体を張ってポストプレーもしてくれるので他の選手が空いてくる、というのもあります。
私だけというよりも、チーム全体として後ろからのビルドアップでいい縦パスが入ったりサイドチェンジがあったりして、相手を動かしている中でどこが空いているかを探りながら、フリーでボールを受ける回数が多いと思っています。そこからの展開は自分の得意なプレーではあるので、自分の特長がすごく出ていると思います」
(今日の伊藤選手の1点目は、今おっしゃったことがそのまま出たような得点だったと思います)
「ボールを出して終わりというだけではなく、どんどん出して動いて関わりながら、最後は自分がゴール前に入っていくというところを本当に意識的にやっています。今はフィニッシュワークのところも冷静に決めきることができているので、しっかりと継続しながら、これを今だけじゃなくて、スタンダードにしていって、さらに自分の中でシュートの形、ゴールの形を増やしていくことで、もっと怖い選手になっていきたいと思います」

【後藤若葉】
「先週は本当に悔しい敗戦で、全員が今日の試合に向けてもう一回、目の前の相手に負けないところを練習の中から積み上げてきたことが、今日の複数得点・無失点につながりました。自分たちが負けから学ぶのは本当にもう嫌なので、1試合1試合、本当に大事に戦っていかなければいけないという中で、こうして勝てたのは本当に良かったです」
(前節の敗戦を教訓にして、今日の試合に生かせた部分はどんなところでしょうか)
「前節は慣れないポジションをやっていたということはあったと思いますけど、全員が入りのズレを改善できないまま2失点してしまいました。今シーズンで初めての失点だったのでメンタルにもきましたし、試合の中で修正できなかったのが前半の戦いだったと思っています。
今日は新しく選手が入った中でも、周りの選手たちでコミュニケーションを多く取って、その選手の良さを引き出せるようにというところを意識して、練習からできたと思っています」
(公式戦2得点は記憶にありますか)
「なさそうですね・・・。しかも、センターバックで出場させてもらっている試合で2得点というのは、記憶にある限りでは初めてだと思います。2回もみんなが駆けよってきてくれるあの瞬間を感じられるなんて、そもそもディフェンダーだと1年間に何回あるかという形だと思いますけど、ああいう瞬間をまた味わいたいです。あと、やっぱり無失点で抑えた後に守備の選手たちで集まるのもいい瞬間だなと思うので、そういう瞬間を増やしていけるようにしたいです」
(次戦はINAC神戸レオネッサとの上位対決となります)
「相手がどこだから何かが変わるのか、と言われたらそうではないと思いますけど、燃える心はありますし、首位攻防戦というところで、勝ち点3が本当に大切になってくると思います。より一層『一戦必勝』というところを全員が大切にするのと、本当に一瞬の隙でやられてしまうところや、逆にその一瞬の隙をつければ点を取れるチャンスもあると思うので、全員が集中力高くやっていけるように、もう一回、1週間かけて準備していきたいと思います」

【池田咲紀子】
「前節で負けてしまって、チームとしては絶対にみんなで勝ちにいく、というところを強く意識して入りました。立ち上がり、みんなファーストコンタクトのところから気持ちも入っていて、点も取れたので、いい試合の運び方ができたかなと思います」
(立ち上がりは相手がロングボールで裏を狙ってきていましたが、どのように対応していこうと思っていましたか)
「最初に蹴られたときに、少しダウンのタイミングが遅い選手がちらほらいたりしたので、自分からはそのタイミングをもっと早くするのか、オフサイドを取りに行くのか、そういうところをもっとしっかりやろう、という話はしていました。でも、そんなに嫌な感じではなかったので、そこだけ修正できれば問題ないかな、と思っていました」
(前節で初黒星があって、チームとしてもリスタートだったと思いますが、チームとしてどのように立て直しを図ってきたのでしょうか)
「負けてしまったことは悔しかったですけど、あくまで『自分たちが最後に優勝するために』というところをみんな目標にしてやっています。最後に終わったときに、そのための敗戦だったと思えるようなものにしよう、という話はしました。自分もそう思っていて、そんなにネガティブにならずにしっかり引き締められたという意味で、良かったものになるようにしたいと思っていました」
(今日の試合で、トップリーグでの通算出場試合数が200試合に到達しました)
「実感はないですけど、長くクラブにいて、ここでそういう節目を迎えられることはすごく幸せです。でも、大先輩たちに追いつくためにはまだまだ頑張らなければいけないと思うので、自分としては300試合、400試合と目指して、ゴールを守るところは譲らないで頑張りたいと思います」
(節目のゲームを完封勝利で飾れたことも良かったと思います)
「すごくうれしかったですし、200試合出場記念のユニフォームとかもいただいて、それも記念になりました。浮かれずに、また1試合1試合頑張りたいです」

【平川陽菜】
「マイナビ仙台レディース戦は、今までプレーしていた中でも自分の良さをより出せた試合でした。そこで少し自信になって、落ち着いてプレーできたと思います。練習から落ち着いて、周りを見ながらプレーすることができていたので、試合でも発揮できて良かったです」
(負けた次の試合で先発出場して、燃えるものもあったと思います)
「絶対にこの試合で勝ちたかったですし、練習の中で前回の試合からみんなで反省して、より練習の強度を高めることができました。その成果を試合でも出せて良かったです」
(試合前に堀 孝史監督から『昨日は男子トップチームやユースチームが敗戦したけれども、全カテゴリを通してレッズとして戦うんだ』という話があったと聞きましたが、どのように感じましたか)
「レッズのエンブレムを背負って、強い意志を持って戦えるように、と思いました」
(くさびの縦パスや、3点目につながったサイドへのロングパスなど、いい部分を出せていたと思います)
「練習から、攻撃についてはいろいろな形で練習しています。練習でやった形を出せたと思います。自分の良さである広い視野を持った展開力などは、すごく発揮できたかなと思います」
(今後はポジションを巡って競争も激しくなるかと思います)
「これからも自分の良さを出して、守備のところでも強さを発揮して、スタメンに出られるように頑張りたいです」
