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KICK OFF the PLAYERS/高橋はな
2025/26 プレシーズンのアメリカツアーをスタートした選手たちの今季の意気込みを短く伝える「KICK OFF the PLAYERS」。
『東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国』に出場した高橋はな選手は、日本時間の17日に帰国すると一度帰宅してすぐにチームに合流。その日のフライトでチームと共にアメリカツアーをスタートさせています。
高橋選手にとって、このアメリカツアーにはどのような意味があるのか。シアトルで行われた初日の練習後、その思いを聞きました。

「みんなとまたサッカーができることがすごく楽しみ」
代表活動後にすぐに合流した高橋はなに、過密日程と長距離移動は負担ではないか、とたずねる。
「海外の移動は経験もあるので慣れていますけど、移動は実際好きじゃないから、疲労はもちろんあります(笑)」
いつもどおりはにかむような笑顔で答える。
そして続けた。
「ただ個人的に久々にチームに合流したので、みんなとまたサッカーができることがすごく楽しみだなと思うし、実際にアメリカに来て、アメリカのチームと対戦できるのはすごいなんだろう、いい時間にしなくちゃいけないなとあらためて感じています」
疲労以上に、慣れ親しんだチームメートとの再会の喜び、そしてアメリカのクラブチームと対戦できるという貴重な機会を、単なる調整の場ではなく成長のための「いい時間」にしたいという思いが、その言葉からは感じられた。
「私たちが強くなるための必要な時間にしたい」
高橋は言う。
「チームとしての強化と、そして、リーグに繋げることが大事だと思います。アメリカのチームと試合できることってそうそうないです。なので、アメリカで、その強度であったり、アメリカのサッカーというのを選手個々がしっかり感じ取って、それをチームの強化にちゃんと全員が生かすことが大切です。ここから先、私たちが強くなるための必要な時間にもなると思います。ピッチ面だけではなく、生活のところから意識を変えてやっていけたらなと思ってます」
今回の遠征の目的の主は、8月から開幕する『2025/26 SOMPO WEリーグ』に向けてのチーム強化。高橋は、この遠征がチームにとって極めて重要な意味を持つと考えている。
「世代別の代表を含め、海外チームとの対戦を経験してる選手もいますけど、世界の広さをここでしっかり感じ取ることが、選手にとって本当に大きなことだなと思います。それをしっかり各々が感じて、今後の行動に移していけるようなものを何か得られればいいんじゃないかなと」
「よりレベルアップしたレッズレディースを見せられるように」
そんな高橋に今シーズンの目標を聞く。
「チームとして優勝を目指していく、そこは変わらないですし、そのために1つ1つ目の前の試合を勝つために集中して準備する。そこも変わりません。しっかりやっていきたいです」
目標を達成するために、今その場所で何ができるのか。彼女は、この遠征の価値をあらためて強調した。
「だからこそこのリーグが始まる前、このタイミングで、やはりアメリカに来てアメリカのチームと対戦できることは本当にありがたいことだと思います。
ここで得られるであろう、その強度をはじめ、アメリカの女子サッカーはすごく大きなものだと思うので、やっぱりそういうもの、文化をしっかり感じて自分の中の幅を広げていけたらなと思うし、その上でよりレベルアップしたレッズレディースを見せられるように今シーズン戦っていきたいと思います」
「感じた自分がしっかりチームにこういかに還元できるかが大事」
先日のE-1では、センターバックとしてプレーの幅を広げている姿を見せ、FWとしてもチャンスに顔を出し、存在感を見せた。代表でも、ブラジル、そしてアジアと、異なるスタイルのサッカーに相対した。
「私自身、代表でも色々と経験させていただいて先日はブラジルに行きましたし、今回はアジアに行って、やっぱり南米とアジアという違いも大きなものがあって。それこそ世界は本当に広いなと感じるし、だからやっぱりそういうものを本当にみんなが感じとることもそうだし、感じた自分がしっかりチームにいかに還元できるかが大事だと思います。そういうものを、しっかり示していきたいなと思います」
「世界は本当に広い」。
その実感があるからこそ、自身の経験をチームに還元することの重要性を誰よりも理解している。このアメリカツアーでもどのようなプレーを見せ、チームにポジティブな影響を与えるのか。楽しみだ。
(文・写真:URL:OMA)
『東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国』に出場した高橋はな選手は、日本時間の17日に帰国すると一度帰宅してすぐにチームに合流。その日のフライトでチームと共にアメリカツアーをスタートさせています。
高橋選手にとって、このアメリカツアーにはどのような意味があるのか。シアトルで行われた初日の練習後、その思いを聞きました。

「みんなとまたサッカーができることがすごく楽しみ」
代表活動後にすぐに合流した高橋はなに、過密日程と長距離移動は負担ではないか、とたずねる。
「海外の移動は経験もあるので慣れていますけど、移動は実際好きじゃないから、疲労はもちろんあります(笑)」
いつもどおりはにかむような笑顔で答える。
そして続けた。
「ただ個人的に久々にチームに合流したので、みんなとまたサッカーができることがすごく楽しみだなと思うし、実際にアメリカに来て、アメリカのチームと対戦できるのはすごいなんだろう、いい時間にしなくちゃいけないなとあらためて感じています」
疲労以上に、慣れ親しんだチームメートとの再会の喜び、そしてアメリカのクラブチームと対戦できるという貴重な機会を、単なる調整の場ではなく成長のための「いい時間」にしたいという思いが、その言葉からは感じられた。
「私たちが強くなるための必要な時間にしたい」
高橋は言う。
「チームとしての強化と、そして、リーグに繋げることが大事だと思います。アメリカのチームと試合できることってそうそうないです。なので、アメリカで、その強度であったり、アメリカのサッカーというのを選手個々がしっかり感じ取って、それをチームの強化にちゃんと全員が生かすことが大切です。ここから先、私たちが強くなるための必要な時間にもなると思います。ピッチ面だけではなく、生活のところから意識を変えてやっていけたらなと思ってます」
今回の遠征の目的の主は、8月から開幕する『2025/26 SOMPO WEリーグ』に向けてのチーム強化。高橋は、この遠征がチームにとって極めて重要な意味を持つと考えている。
「世代別の代表を含め、海外チームとの対戦を経験してる選手もいますけど、世界の広さをここでしっかり感じ取ることが、選手にとって本当に大きなことだなと思います。それをしっかり各々が感じて、今後の行動に移していけるようなものを何か得られればいいんじゃないかなと」
「よりレベルアップしたレッズレディースを見せられるように」
そんな高橋に今シーズンの目標を聞く。
「チームとして優勝を目指していく、そこは変わらないですし、そのために1つ1つ目の前の試合を勝つために集中して準備する。そこも変わりません。しっかりやっていきたいです」
目標を達成するために、今その場所で何ができるのか。彼女は、この遠征の価値をあらためて強調した。
「だからこそこのリーグが始まる前、このタイミングで、やはりアメリカに来てアメリカのチームと対戦できることは本当にありがたいことだと思います。
ここで得られるであろう、その強度をはじめ、アメリカの女子サッカーはすごく大きなものだと思うので、やっぱりそういうもの、文化をしっかり感じて自分の中の幅を広げていけたらなと思うし、その上でよりレベルアップしたレッズレディースを見せられるように今シーズン戦っていきたいと思います」
「感じた自分がしっかりチームにこういかに還元できるかが大事」
先日のE-1では、センターバックとしてプレーの幅を広げている姿を見せ、FWとしてもチャンスに顔を出し、存在感を見せた。代表でも、ブラジル、そしてアジアと、異なるスタイルのサッカーに相対した。
「私自身、代表でも色々と経験させていただいて先日はブラジルに行きましたし、今回はアジアに行って、やっぱり南米とアジアという違いも大きなものがあって。それこそ世界は本当に広いなと感じるし、だからやっぱりそういうものを本当にみんなが感じとることもそうだし、感じた自分がしっかりチームにいかに還元できるかが大事だと思います。そういうものを、しっかり示していきたいなと思います」
「世界は本当に広い」。
その実感があるからこそ、自身の経験をチームに還元することの重要性を誰よりも理解している。このアメリカツアーでもどのようなプレーを見せ、チームにポジティブな影響を与えるのか。楽しみだ。
(文・写真:URL:OMA)