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Copa Chivas Internacional 16 試合レポート vs CHIVAS

2016.01.20 ユース

コパ・チーバス

メキシコのグアダラハラに本拠地を置くクラブ・デポルティーボ・グアダラハラ(通称チーバス)が、海外から多くのチームを招待して開催するユース年代の国際大会。アメリカ大陸で行われるユース年代の大会としては最大級のもので、世界中から参加希望クラブが殺到する大会。



2016年大会参加チーム

GROUP A:チーバス(メキシコ)、浦和レッズ、FCミットラン(デンマーク)、ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)、パルメイラス(ブラジル)

GROUP B:ベンフィカ(ポルトガル)、モンテレイ(メキシコ)、クルゼイロ(ブラジル)、ティファナ(メキシコ)、FCダラス(アメリカ)

GROUP C:トットナム(イングランド)、アトラス(メキシコ)、リバー・プレート(アルゼンチン)、パチューカ(メキシコ)、カトリカ(チリ)



過去参加チーム

2006年U17日本代表、2007年U17日本代表、2008年U17日本代表、2009年U17日本代表、2010年U17日本代表・FC東京、2014年横浜Fマリノス、2015年浦和レッズ

過去2010年U17日本代表が準優勝した以外は日本のチームが予選を突破したことが無い。







1月15日(金) コパ・チーバス第1戦 チーバス戦



初戦はホストチームのチーバス。今大会の初戦は大会の開幕戦でもあり、メキシコ全土に生中継でテレビ放送されるという試合でした。

結果は2−1でなんとか勝利を収めることができました。昨年の大会から念願の初勝利をホストチームから奪うことができとても嬉しく思っています。

試合の立ち上がりは、外国人との間合いやプレースタールの違いに少し適応できていない局面も見られましたが、積極的にボールを奪いに行こうとする姿勢、球際でしっかり戦う姿勢は非常に良く表現できていたと思います。

そんな中13分、左サイド高い位置からドリブルで仕掛けることで奪ったFKを2年生の時里元樹が直接決めます。あまり角度のないところからのFKでしたが、GKのポジションが少し逆サイドに寄っているのを見逃さずに、ニアポストギリギリに蹴り込んだシュートのクオリティは非常に素晴らしいものでした。

以降は我々のミスからカウンターを受けて決定的なピンチの局面も2度ほどありましたが、GKの2年生、山田晃士のファインセーブもあり前半は無失点で乗り切ることができました。自分たちでボールを意図的に奪いに行く形は前半の中でも何度か作り、相手ゴール前まで運ぶことができましたが、シュートを打つ意識が希薄で追加点を奪うことはできませんでした。しかし我々が取り組んできた組織的・戦術的に構築された守備はこの大会でも十分通用するという手応えを感じることができました。

後半に入り相手のプレッシャーも少し落ち着いて、自分たちがボールを保持してチャンスを作ることもできました。リスタートからの決定的なピンチも何度かありましたが、GK山田の前半に引き続きのファインセーブもあり粘り強く戦う中、62分時里が追加点を奪います。自陣左サイドからのクリアボールを相手CBが処理をミスしてそのままGKと1v1になったものを冷静に決めることができました。

試合終盤はチーバスよりのジャッジに苦しめられましたが、昨年の経験をもとに全て想定内というメンタリティでロスタイムのPK1失点で逃げ切ることができました。

この初戦の勝利は、昨年のこの大会での経験を積み上げた成果だと考えられます。高所順化に対しても昨年より1日多く準備期間を取れたことでパフォーマンスを上げることができましたし、何よりも選手たちが相手選手の強さ、戦う姿勢に臆することなく立ち向かえた事、試合終盤も慌てる事なく勝負事に徹する事ができた事が成長を感じられた部分でした。

まだまだ1試合に1試合を大切に準備するという点では物足りない部分も見られますが、選手たちが『目標は優勝!』と口にした責任感を信じ第2戦以降も頑張っていこうと思います。

(育成スタッフ)
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