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男女の育成年代、トップチームGK選手たちが合同トレーニングを実施

2019.06.07 ジュニア/ジュニアユース/ユース

6日、大原サッカー場にて18時から男子のジュニア、ジュニアユース、ユース、女子のレディースジュニアユース、レディースユースのGK、合わせて14人とトップチームの西川周作、福島春樹、岩舘 直、石井 僚の4選手が参加して、基礎技術、ハイボールの処理、クロスへの対応をテーマにしたトレーニングが行われた。



この取り組みは、トップチームの浜野征哉GKコーチが企画したもので、浦和レッズのアカデミーセンターのGK選手や女子の育成年代のGK選手にトップチームの選手たちと共にトレーニングを行ってもらうことで、成長を促す機会を提供すると共に、GKの楽しさや価値を理解してもらうことを目的に行った。













トレーニングは、トップチームの選手たちが指導する形で行われ、キャッチング、スローイングなどの基礎技術をはじめ、ハイボールの処理やクロスボールへの対応などについて注意点などが伝えられた。

キャッチングの際に積極的にプレーする姿勢を見ると西川が「ナイストライ!」と声掛けしたり、福島がキャッチングで大切にしていることとして「キャッチの部分だけではなく、構えを大切にしている。なぜならキャッチをするためには準備が大切だから。みんなももう少し心がけてほしい」と伝えるなど、トップチームの選手たちからの声掛けを受け、男女ともに育成年代の選手たちは、大きな刺激を受けていた。



最後にトップチームGK選手への質疑応答の時間が設けられ、小中高各年代で大切にした方が良いことは、という質問がなされた。

西川は、「自分はみんなくらいのときに、よく目標にしたい選手のプレーを見て真似ていた。立ち居振る舞いなどを見てこうなりたいと思える選手を見つけ、その選手たちのプレーを見ると、自分もこうしたいと思えて成長する機会が得られると思う」と回答し、福島は「当たり前のことを当たり前にやることが大切だと思う。日々のトレーニングでそれをいかに積み重ねることができるか、意識していくことが大切」と伝えた。

石井は「基礎技術の積み上げが大切だと思う」と応え、岩舘は「自分は小中高と浦和レッズの育成に入るような選ばれた選手としてやれていなかった。プロにもなれるとは思えない中でサッカーを続けていたが、常に今できることを一生懸命やってきて今がある。みんなも常に今できることを一生懸命やってほしい」と話し、4選手それぞれが育成年代の選手たちからの質問に真剣に回答し、思いを伝えていた。



【浜野征哉GKコーチ】
「今回初めての試みとして、浦和レッズのGKの部分で一つ芯を通す、ビッグクラブだからこそ、GKの代表選手を輩出してきた歴史とか、三菱時代も含めたクラブの伝統とか、いろいろな流れがある中で、また自分が入ってきて、クラブのGKの育成強化という部分ももっとよくしていきたいという思いで合同トレーニングを行いました。

浦和の価値をもっと高めていきたいとも思っていますし、もっと発信していきたいとも考えています。

育成も女子の選手たちも、浦和の選手なんだという価値を見いだしてほしいですし、そういうものを含めて、このトップチームの選手たちを目指してほしい、そこを大切にしていきたいということで、僕らコーチングスタッフが教えるよりも、トップの選手たちに今回指導してもらいました。

またもっとGKを好きになってほしいという思いもありました。だから、全員参加をテーマにしてジュニアからユース、女子もレディースジュニアユース、ユースの全カテゴリーの選手たちに参加してもらいました。

一方でトップの選手たちも指導することで、彼らも子供たちから刺激を受けて、また彼らの成長にもつながると考えました。僕自身も彼らの指導を見て、あらためて彼らがどんなふうに考えているのかも理解できましたし、なかなか定期的にというのは難しいかも知れませんが、今後も機会を設けていきたいと考えています。そういうことを通じて、GKの価値というものも伝えていけたらすごくうれしいですし、ここならそれが可能だと考えています」



【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
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