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レッズレディース加入2年目の白木 星は、ここ5試合に連続で先発するなど、今シーズンはプレー時間を増やしている。次節のAC長野パルセイロ・レディース戦で狙うのは、レッズレディースの選手としての、リーグ初ゴール。得点へのこだわりを強く持ち、チームの勝利に貢献しようとする背番号13に、AC長野戦への意気込みを語ってもらった。

【前を向いてプレーし、長所を出していきたい】
■ここ数試合は先発が続いていますが、手応えはいかがですか。
「まだ、シュートを打ちきれないところや、自分の長所をうまく出しきれていないと感じています。個人的に、相手との駆け引きをして、前を向いてプレーできれば、自分のドリブルなどの長所が生かせると思うんですけど、前を向くのに結構苦労しているので、今はそこが課題だと思っています。

今のチームでは、相手の裏に抜けることを求められています。そこから仕掛けるのか、味方を待ってつなぐのか、という判断のところを、より高めていきたいです」

■最近では、前線で吉良選手とコンビを組むことが多いですね。
「(吉良)知夏さんは技術があって、合わせるのもうまいので、ポジションを近くするとか、コンビネーションをやっていこう、と2人で話しています。練習ではいい形でできるんですけど、試合ではまだ数回しかいい形を出せていないので、もっと精度を上げていかないといけないと思います」

【どんな形でも、1点を取れば変わる】
■FWの選手として、ゴールへのこだわりについてはいかがですか。
「それはすごくあります。毎回、ゴールのイメージはしているんですけど、見えた味方を使うなどして、確実な場面でないとシュートを打たないところがあります。練習ではシュートを意識して取り組んでいるので、ピッチが広くなったときにも、同じようにやっていきたいです」

■プレーヤーとして、参考にしている選手がいれば、教えてください。
「身近な選手で言えば、(清家)貴子ですね。スピードがあることに加えて、ゴールへの意識とか、強さというのは、すごく見習いたいところです。仲間であり、いいライバルだと思っています」

■ここまでは、まだリーグで得点がありません。焦りなどはありますか。
「あまり焦ってはいなくて、どちらかというと、ゴール以外のプレーを意識することが多いです。ただ、1点を取れば、自分の中での意識は変わっていくと思います。それは、練習試合などでも感じていることです。そのために、まずはゴールを強く意識し、シュートを狙っていきたいです」

【自分のような選手が決めれば、チームも盛り上がる】
■AC長野戦では、ゴールに向かっていく白木選手の姿を、ファン・サポーターのみなさんも期待していると思います。
「チーム状況はあまり良くないですけど、そこで自分みたいにまだ得点していない選手が点を取れば、チームも盛り上がるのではないかと思っています。点を決めたいというのは、リーグの初戦から思っていたことです。AC長野戦ではどんどんシュートを狙って、10本打って1本入ればいい、という位の感覚でいきたいと思っています」

■浦和駒場スタジアムの雰囲気についてはいかがですか。
「ファン・サポーターのみなさんの声がすごく聞こえますし、他の選手が点を決めたときはすごく盛り上がっていました。今度は自分が、その喜びの声援を受けたいと思います。とにかく、どんな形でもいいので、点を取りたいです。次の試合もがんばります」

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