南 萌華



レッズレディースの試合をまた見たいと
思ってもらえるようなサッカーをしたい




あと1勝で優勝が決まります。率直なお気持ちを聞かせてください
「優勝をつかむまでは気が抜けない状況だというのが正直な気持ちです。ただ、本当に目の前にチャンスがあって、ホームの浦和駒場スタジアムで優勝できるかもしれないという舞台も整っています。だからこそ、そこに向けていい準備をしていくだけという気持ちが強いですね」

イレギュラーなシーズンで首位を走ってきました。どのような思いでなでしこリーグを戦ってきましたか?
「今年は例年にないシーズンインでした。当初は、いろいろな方のサポートのおかげでレッズランドが復旧して、ここでサッカーができる喜びを感じながらのスタートでした。コロナ禍でのリーグ開幕後は私たちの姿を見て、たくさんの人に元気や笑顔を届けられたらという思いでプレーをしてきました。その上で結果を出すという気持ちが強い中で、チームが毎試合成長しているなというのを感じながら進んできています。でもそれは、他のチームが首位にいるレッズレディースに対して目の色を変えて向かって来てくれたからだと思います。研究をされて苦しくなっても、それをどう打開していくか。チーム全員で考えて、コミュニケーションをしっかり取れたことで、お互いの考えを理解でき、コンビネーションもどんどん高まりました。個人的にもプレーの幅やアイデアが広がっていますし、改めて、なでしこリーグに参戦するすべてのチームがいてくれたからこそチームに力がつき、私たちも成長できているんだと思っています」



その中で戦い続けて結果がついてきています。今のチームの雰囲気はどのように感じますか?
「チームの雰囲気はめちゃくちゃいいですよ。昨シーズンの今頃と比べても、すごくリラックスしたいい状態だと感じます。練習でも笑顔が出ていますし、みんながレッズレディースのサッカーを楽しんでやっているという印象があります。同時に、昨年の悔しさがあるので、優勝をつかむまで気が抜けないという思いも全員が抱えています。すごく印象的だったのは、首位に立ち、2位と勝ち点差が開いているときでも、他チームの結果によって、みんなで『あと6差しかない…』というふうに話していることでした。見方によっては『6差もある』状況でしたが、私たちにとっては危機感で、常に、その気持ちがありましたし、やっぱり、レッズレディースは、まだ何もつかめていません。だからこそ、本当に目の前の試合を一つひとつ全力で戦うだけだと思っています」



その思いで迎える大一番です。改めて、ファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします
「目の前に優勝がある試合がホームゲームで、バックスタンドも開放してくださいました。リモートでもたくさんの方が見てくれると思います。その中で、レッズレディースの試合をまた見たいと感じてもらえるようなサッカーをしたいです。私たちが楽しんでサッカーをすれば、みなさんも楽しんでくれると思いますし、それが伝わるといいです。だからこそ、プレーで魅せて、その上で結果がついてきて、タイトルもついてきたらうれしいですし、本当に優勝ができたら…コロナ禍で制限はありますが、みんなで一体感を感じられる時間を一緒に過ごしたいと思います」






森 栄次監督

自分たちで自分たちのチームを作っていっている
だからこそレッズレディースのサッカーを貫く








みなさん、こんにちは。なでしこリーグも第16節を迎えました。レッズレディースは首位に立ち、勝利をすればタイトルに手が届くところに来ましたが、改めて、選手たちが本当によくがんばってきてくれた結果だと感じています。自分たちのサッカーを貫いて、相手にぶつけていくことを継続してきた上で、どのチームに対しても「こういうサッカーをやっていくよ」ということを表現してきて今、レッズレディースは、優勝に近いところにいるのです。

すべてがイレギュラーだった今シーズン。非常に厳しい状況でのなでしこリーグは、決して楽な試合はありませんでした。それでも選手たちに迷いはなく、接戦でも勝ち切れる力が備わったのです。ひとつ負けて「どうしよう」となるのではなく、浮き沈みがあっても「このサッカーは間違っていないんだ」と自信を持って挑める力。そこに加えて、さまざまな経験を経て、今は攻撃に出る時間、今は耐えて我慢する時間というように、自分たちでしっかりと考えたゲーム運びが自然と身についています。それが今のレッズレディースというチームで、自分たちで自分たちのチームを作っていっている。今の選手たちを見て、そのように感じています。

そして、ホーム・浦和駒場スタジアムで迎えることとなった大一番。
この試合の重要さは選手たちが一番わかっているでしょう。彼女たちは、こちらの想像以上に「勝ちたい、優勝したい」という思いを心の内側に秘めています。だからこそ、変に意識をさせて盛り上げるのではなく、いつも通りのスタンスで挑みたい。監督に焦りや不安材料があると、それは選手に伝わります。普段、伝えていないことや、やっていないことをすれば選手も不安になるでしょう。だからこそ平常心で向かうことが大切で、そうすれば結果がついてくると信じています。目前に優勝があっても、これまでどおりに目の前の相手を一つひとつ倒していく姿勢を崩さずに、チーム一丸となって挑んでいく。そして、その先にある優勝をつかむことができたなら、そのときはみんなで喜ぼう。そう思っています。

最後に、この試合をスタジアムに見に来てくれるみなさん。そして配信をご覧になるみなさん。本日もレッズレディースらしくアグレッシブに戦います。その姿をぜひ見ていただきたいし、みんなで優勝を味わえたら、一緒に祝ってほしいです。レッズレディースに関わるすべてのみなさまとともにチーム一丸となって勝利を手にして、みなさまに恩返しができればうれしく思います。

本日も一緒に戦っていきましょう。よろしくお願いします。

Urawa Reds Ladies 2020 Players

監督
森 栄次
MORI Eiji

GK 1
池田咲紀子
IKEDA Sakiko

DF 2
長船加奈
OSAFUNE Kana

DF 3
南 萌華
MINAMI Moeka

MF 4
佐々木 繭
SASAKI Mayu

DF 5
乗松瑠華
NORIMATSU Ruka

MF 6
栗島朱里
KURISHIMA Akari

DF 7
高橋はな
TAKAHASHI Hana

MF 8
猶本 光
NAOMOTO Hikaru

FW 9
菅澤優衣香
SUGASAWA Yuika

FW 10
安藤 梢
ANDO Kozue

FW 11
清家貴子
SEIKE Kiko

DF 12
上野紗稀
UENO Saki

DF 13
長嶋玲奈
NAGASHIMA Reina

FW 14
植村祥子
UEMURA Shoko

FW 15
大熊良奈
OKUMA Rana

MF 16
水谷有希
MIZUTANI Yuki

MF 17
遠藤 優
ENDO Yu

MF 18
柴田華絵
SHIBATA Hanae

MF 19
塩越柚歩
SHIOKOSHI Yuzuho

MF 20
加藤千佳
KATO Chika

GK 21
文道美音
BUNDO Mio

MF 22
柳澤紗希
YANAGISAWA Saki

MF 23
柴山史菜
SHIBAYAMA Fumina

FW 24
小嶋星良
KOJIMA Seira

DF 25
髙橋美紀
TAKAHASHI Minori

MF 26
一法師央佳
IPPOSHI Hiroka



前節の試合結果

2020プレナスなでしこリーグ1部 第9節
2020年11月1日(日) 13:00キックオフ・上野運動公園競技場(三重県)
伊賀FCくノ一三重 0-1(前半0-0) 浦和レッズレディース
得点者 59分 安藤 梢

第9節 全試合ダイジェスト(なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル)

ライブ放送(なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル)


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