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16.08.30

エミリー・ギルニック加入記者会見

30日、オーストラリアのブリスベン・ロアーから期限付き移籍で加入したエミリー・ギルニックの加入記者会見が行われ、エミリーと吉田靖監督が出席しました。エミリーは自己紹介や質疑応答を通じ、自身の特長や今シーズンへの意気込みなどを語りました。

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【吉田靖監督】
「この度オーストラリアからエミリー選手を獲得しました。みなさんもご存じの通り、今季は非常に厳しい成績の中、一部残留を目指していくためには、今の戦力からさらに充実させていかなければいけません。もちろん練習で選手を強化していくことも一つですが、より確実にするために、新たな戦力を獲得したという経緯です。ぜひエミリー選手には、我々の力になってもらいたいと思っています」

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【エミリー・ギルニック】
「こんにちは。私はエミリーです。私を迎え入れてくれて本当にありがとうございます。この機会に感謝していますし、浦和レッズレディースに加入できたことに興奮しています。ポジティブに力になれるようにがんばりたいと思います。早く選手のみなさんとお会いして、うまくやっていきたいです。そして、私は日本が大好きなので、自炊をして、日本の食べ物を食べて、日本人になりきろうと思っています。本当にこの機会に感謝しています。

私はストライカーなので、一番の長所は得点を取るところです。たくさん点を取りたいと思います。みなさんもご覧の通り、私はビッグレディで、背が高いだけでなく、フィジカルの強さとスピードに自信があります。そして、日本はコンビネーションプレーが得意ということなので、私もぜひ習得したいと思っています」

【質疑応答】
(レッズレディースの印象、または日本の女子サッカーの印象は?)
エミリー
「少しだけ試合を見ました。今回は契約から日本に来るまでの時間が短かったので、あまり試合を見ることができませんでした。私は国際戦のデビューが日本戦でした。そのときは、ほとんどボールに触ることができませんでした。なぜなら、日本人はとても速くてテクニカルで、クイックな印象を受けたからです。いろいろなスタイルがあると思いますが、レッズレディースのスタイルに一生懸命に合わせていきたいです」

(外国籍選手の加入は初めてだが、チームにもたらされる影響とは?)
吉田監督
「僕はサッカーは一つだと思っているので、外国籍選手でも日本人選手でも問題ないと考えています。日本に慣れるには時間がかかると思いますが、実力のある選手を獲得できたことは、レッズレディースにとって良かったと思っています。今の状況からすると、他の選手にとってもいい影響を与えると思っています。切磋琢磨して少しでも強いチームを作っていきたいです」

(高さについて期待されているか?)
吉田監督
「日本人にはなかなかない特徴を持っているので、その特徴を十分に生かしたいと思っています」

(残留争いを戦う中、1部リーグに生き残るために必要なことは?)
エミリー
「私も長くサッカーをやっていますので、同じようなシチュエーションは経験しています。このようなときは、チームがまとまっていることが大切です。ポジティブに集中して、すべての機会をうまく使っていきたいです。そして、スタッフや他のメンバーに怒りの矛先を向けるのではなく、ポジティブに自信を持つことが大事だと思います」

(異国の日本での生活について、クラブに要求したことは?)
エミリー
「日本人はとても親切だと聞いていますし、ホスピタリティも素晴らしいので、特に何もありませんでした。ただ、ブリスベンに会社を一つ持っているので、あまり出費がないようにということは気をつけています。アパートも用意していただきましたし、ショッピングもできて、自炊もできるということで、とても満足しています。私を満足させることはとても簡単です。私は以前から日本人の方はとても親切だと思っていました。実際に来てみて、その通りでとても幸せです」

(日本でプレーするにあたって、日本の情報は誰かから聞いたりしたのか?)
エミリー
「オーストラリアに日本人の友達がいます。彼女から日本でプレーした方がいいということをずっと言われていました。絶対に日本が気に入るからということを以前から聞いていました。実際に日本人の方が、私のビデオを送ってくれたことが始まりでした。私は今後3つの国でどうしてもサッカーがやりたいと思っていました。それは日本、ドイツ、アメリカです。その中の一つの国である日本に来ることができたので、とてもうれしいですし、今回の経験をポジティブに生かしていきたいです」

(サッカーを始めたきっかけは?)
エミリー
「私がサッカーをはじめたのは12歳のときなので、他の友達たちよりも遅かったです。弟と庭でいつもサッカーをしていました。その前はバスケットボールをやっていましたが、膝と足首のケガが多かったのでやめてしまいました。12歳のときに両親にサッカーをやらせてくれと頼んだら、サッカーの方がうまくいきました。いつも男の子と試合をしていましたが、いつも私が勝っていました。今ではなかなか勝てませんが、男の子に勝つことがとてもうれしかったです。スポーツは全般的に大好きですし、いつかプロになって、国のためにサッカーがしたいと思っていました。その点では、今は自分の夢が叶っているので幸せです」

(憧れている選手、または目標としてる選手は?)
エミリー
「クリスティアーノ・ロナウド選手やメッシ選手などです。女性のスター選手にも好きな選手は多くいますが、どちらかと言えばチームが好きです。バルセロナなどいいサッカーをするチームが好きです。リバプールに在籍していたので、今はリバプールがお気に入りです。そして澤選手と宮間選手は、間違いなく憧れている選手です」

(即戦力として考えているか?)
吉田監督
「もちろん考えています。ただ、まだ練習も見ていないので、一緒にやってもらってから考えたいです。非常に期待しています」

(レッズのファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします)
「とにかく期待に応えたいです。みなさんに喜んでもらえるようにクリエイティブなサッカーをしていきたいですし、一生懸命がんばってスタメンを取りたいと思っています。浦和のファン・サポーターはとても力強いサポートをしてくれると聞いています。私も明るい性格なので今から楽しみです。みなさんをがっかりさせないように、気に入ってもらえるように精いっぱいがんばりますのでよろしくお願いします」

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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
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