REDS先生


ホームタウン推進部の内舘秀樹を派遣し実施していた、小・中学校の授業サポートに、現役選手を派遣して、子供たちとのふれあいをより強めていくことができないかと、以前から検討していました。

小中学校へ、アスリートが直接出向いて話をするこうした試みは、日本サッカー協会が中心となってが実施している「ゆめ先生」やさいたま市教育委員会が行っている「未来(みら)くる先生」などがありますが、先生となる選手が一方的に授業を進めるのではなく、担任の先生や児童が自主的にテーマを決めて進行し、その上で、選手が児童としっかり向き合って共通のテーマについて話し合うという、レッズらしい方法を作り出し、小さな教室で、お互いに充実した時間を過ごさせてあげたいと考えていました。
また、対象の学年は高学年(5・6年生)に絞っていましたが、だいたい各学校一学年4~5クラスあるので、1人の選手だけでは回りきれません。一度、内舘君が自身の出身校で4時間続けて授業を行いましたが、これは特例でした。

そんな折、大原サッカー場からも近い、木崎小学校から依頼があり、打合せを重ねた結果、トップチームの練習がオフとなる11月4日(木)の実施が決まり、細貝萌、加藤順大、梅崎司、宇賀神友弥の4選手が協力してくれることになった。
当日は、3時間目に訪問がスタート。4クラスの生徒が全員体育館に集まり、盛大な拍手と花道の中、4選手が迎え入れられました。

一人一人の自己紹介のあと、誕生日ゲームで全員が大きな円を描き、選手と児童がふれあい、少し固くなっていた選手達もだいぶリラックス出来ました。ゲームの後、選手と児童で、4時間目の受け持ちクラスを決めるくじ引きを行い、大盛り上がりとなりました。

5分の休み時間を挟んで、各クラスに選手が分かれ、担任の先生の進行に沿って、自分たちの子どもの頃の体験からプロになるまでの話しなどを、児童とのかけあいを交えながら進行していきました。

4時間目が終わった後は、教室で一緒に給食タイム。この頃になると選手と児童たちもすっかり打ち解けて、さまざまな話題で盛り上がっっていました。選手たちは、何度も給食のおかわりをもらったり、小学生に戻ったような、柔らかな表情を見せていました。

開始前、学校に到着して、校長室で打合せをしていた際には、相当緊張していた細貝が、子どもと触れ合った途端、児童からパワ-をもらったかのように、いつもの人懐っこい笑顔で接していました。宇賀神はもう一度やりたいと言っていましたし、加藤は他の選手にぜひチャレンジするように勧めてみる、と言ってくれたり、この日の成果は十分あったと思っています。
約2時間ほどの短い時間でしたが、児童の憧れの眼差しと、選手の子供のような笑顔に包まれた、充実した時間となりました。

現役の選手が小学校で授業を受け持つのは、レッズとしては初めての試みでしたが、100点満点の出来で今後もぜひ続けていかなければいけないと確信しました。

シーズン中は試合や練習があり、スケジュールを確保するのも大変ですが、うまく調整しながら、ぜひ継続していきたいと思っています。
[2010.11.12.HT:K Vol.7]