「風の電話」


東日本大震災から5年が経ちました。
浦和レッズは大きな被害を受け、そして小さな行政である岩手県閉伊郡山田町と大槌町に5年で12回訪問し、山田町の9つの小学校、大槌町の2つの小学校を順次訪問し、浦和レッズハートフルクラブの理念である「おもいやり」「信頼しあう」「一生懸命」の大切さをキーワードに子供たちと「こころの交流」を行ってきました。

そんな大槌町にある「風の電話」をご存知ですか。
大槌町に住むガーデンデザイナーである佐々木格(いたる)さんが自宅の庭に、電話線の繋がっていない「風の電話ボックス」をおきました。
「会えなくなった人へ伝えたい・・・・・」ひとりっきりになって。
電話をかけるように相手に想いをつたえる空間で、実際の電話線はつながっていません。

電話機の横には、こう書かれています。
      風の電話は心ではなします
      静かに目を閉じ、耳を澄ましてください
      風の音がまたは浪の音があるいは小鳥のさえずりが
      聞こえたなら あなたの想いを伝えてください

佐々木さんが、心の復興のきっかけになればと思い、設置したそうです。
「あまりにも突然、多くの命が奪われた。せめてひとこと、最後に話がしたかった人がたくさんいるはず。そして今回の震災だけでなく、会えなくなった人に つたえたい想いを持っている人は多いと思います。どなたでもいらしてください」

今日も何人かのひとたちが電話ボックスで泣きながら電話をかけています。

浦和レッズはこれからも被災地の人たちに「夢」と「希望」を届けていきたいと思います。

【2016.3.11 HT:K】