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浦和学院高等学校で「SDGsと人権に関する講演会」を開催

6月21日、国連の友アジア-パシフィック(AP)と浦和レッズ、浦和学院高等学校は、さいたま市にある同校の体育館で『SDGsと人権に関する講演会』を開催した。レッズは、『スポーツとの取り組み』をテーマに、同校の1年生の生徒およそ1,000人を対象に講義を行い、参加した生徒たちは、レッズと国連の友APが取り組む啓発活動に関して理解を深めた。

今回の活動は、レッズが国連の友APと共に活動を行っている『SPORTS FOR PEACE!』プロジェクトと、差別撲滅に向けた5ケ年計画のアクションプログラム『ZERO TOLERANCE(絶対許さない)』の一環として行われた。

浦和レッズの白戸秀和本部長は、冒頭にレッズと国連の友APが提携した経緯を説明した後、2010年にスポーツを通じた幸せや平和の実現を目指した『SPORTS FOR PEACE!』プロジェクトがスタートしたことや、2014年からは差別撲滅に向けたアクションプログラム『ZERO TOLERANCE(絶対許さない)』の取り組みを始めたことを生徒たちに伝えていった。
2017年から浦和学院高等学校と共に取り組んでいる『人権講習会』の説明も行った。人権講習会は、修学旅行を控えた2年生の生徒およそ1,000人を対象に実施され、海外渡航を前に『グローバル』や『多様性』を考えるきっかけづくりを目的に行われている。文部科学省の『外国人の人権尊重に関する実践事例』でも紹介され人権意識の高まり等の効果があったと報告されている。今年も2年生を対象に同様の講座を行うことにしている。

続いて、国連の友APの谷本真邦氏が『基本的人権とSDGsとは?』をテーマに講演を行った。世界とつながるパスワードを持つために、SDGs(エスディジーズ)と呼ばれる持続可能な開発目標の必要性を説明した後、それを推進するためには『人権というルール』が必要であることを語った。映像を使って人権の歴史にもふれ、生徒たちはSDGsと人権についての認識を深めた。

最後に、国連の友APの金森孝裕理事は、「今後みなさんがいろいろなことを勉強していく中で、少しでも興味を持ったことをベースにして考えてみてください」と述べて、『SDGsと人権に関する講演会』は終了となった。

【白戸秀和本部長】
「差別撲滅の取組みで一番重要なことは継続することです。浦和レッズは日本のスポーツ界の中でも最も多くの活動を行っているクラブのひとつですが、地道に続けていこうと思います。差別は簡単になくなるものではありません。浦和レッズ固有のものでもなく世界共通の課題です。また、抑圧したり罰したりするだけでなくなるものでもありません。本日の講座のように地道に啓発しながら一人ずつでも気づいていただくことが最大の防止策という思いで向き合っていこうと思います」

【金森孝裕理事】
「持続可能な開発目標(SDGs)も含めて、人権問題はひとことで説明できるものではなく、その解決もとても難しいものです。今日は浦和学院高校の1年生に対して、まずは興味を持っていただくことから始めるために、いろいろな映像を盛り込みながらの講演を行いました。SDGsや人権問題の中で、生徒自身が自分に関係する内容について、今後学んでいっていただければと思います。生徒のみなさんは今が一番多感な時期です。色々なことを学ぶ中から多くを吸収して、今後の人生に少しでも役立っていただければという思いで今回の講演を実施しました」

[浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)]

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