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第21節 vs 名古屋「関根の劇的アディショナルタイム弾で勝ち点1をつかむ」

8月4日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 第21節 名古屋グランパス戦に臨んだ。

レッズは2点のビハインドに立たされるも、前半終了間際に興梠慎三、試合終了間際に関根貴大がいずれも頭でゴールネットを揺らし、劣勢から同点に追いつき勝ち点1をつかんだ。

鹿島アントラーズ戦から中3日。大槻 毅監督は、前節からマウリシオ、エヴェルトン、長澤和輝に代えて、鈴木大輔、柴戸 海、ファブリシオを起用して試合をスタートさせた。ファブリシオは武藤雄樹と2シャドーを形成させ、ワントップには不動のエース興梠が名を連ねた。

開始2分、早々にレッズはビハインドを負ってしまう。相手にCKを奪われると、こぼれ球を拾った前田直輝のクロスを和泉竜司に押し込まれて先制を許した。

レッズはディフェンスラインでボールを動かしながら攻撃の糸口を探っていく。ここまでリーグ戦無得点の武藤はボールを引き出して攻撃の起点を作ると同時に、チャンスでは積極的に自らシュートを放っていく。左のワイドに入った関根は、献身的な守備で相手の攻撃の芽を摘みながら、カウンターではスピーディーなドリブルでボールを持ち出しチャンスを演出していった。

早い時間帯に追いつきたいレッズだったが、25分にはジョーのスルーパスに抜け出したガブリエル シャビエルのクロスをファーサイドの前田に押し込まれて2失点目を喫した。

31分、右サイドに流れた青木拓矢が橋岡大樹との連係で局面を打開し、左足で精度の高いクロスを供給。ファーにポジションを取った興梠の頭にピンポイントで合うもシュートは惜しくもゴール左に外れた。

しかし、前半終了間際の45+2分、相手ペナルティーエリア前のルーズボールを関根がスライディングで奪い、武藤にパスを供給。武藤は自身でシュートを狙うも、弾かれたボールを関根とのワンツーで抜け出してクロスを送り、最後は興梠がヘディングで押し込み1点をもぎ取った。

1-2で迎えた後半、大槻監督は選手を入れ替えず、試合をリスタートさせた。

レッズは全体をコンパクトに保ちながら、セカンドボールを回収して厚みのある攻撃につなげていった。柴戸は中央でパスを捌きながらリズムを作り、チャンスではディフェンスラインの背後に抜け出してゴールを狙った。前半なかなかシュートを打たせてもらえなかったファブリシオも強烈なミドルで立て続けにゴールを脅かしていった。

61分、大槻監督は橋岡に代えて山中亮輔をピッチに送り出す。関根は右のワイドに移動し、山中は左ワイドに入った。

レッズは猛攻を仕掛け、いい距離感でボールをつなぎながら、ピッチを広く使ってバイタルエリアに侵入していく。カウンターから名古屋に攻め込まれるシーンもあったが、最後は身体を投げ出してシュートをブロックしていった。

67分、大槻監督は柴戸に代えて長澤を投入。

74分にはファブリシオが相手ペナルティーエリア内を一人でドリブル突破してシュートを放つもボールは枠の外に。何としても同点に追いつきたいレッズ。76分には最後の交代カードを使い、ファブリシオに代えて杉本健勇が送り出された。

レッズは、ボールを握ってゲームを進め、槙野智章や岩波拓也も攻撃参加して前への圧力を強めていくが、名古屋の守備ブロックをなかなか崩しきれなかった。

しかし、90+3分、アディショナルタイムにドラマが待っていた。左サイド山中の狙いすましたクロスに反応したのは関根。ペナルティーエリア中央に入り込むと、クロスを頭でたたき込み同点ゴールを奪い取った。

試合終了間際にも最後の力を振り絞って怒涛の攻撃を仕掛けるが、岩波、山中のシュートはゴールマウスを捉えきれず、2-2のまま試合終了のホイッスルを聞いた。

次戦は8月10日(土)14時から札幌ドームで行われる、明治安田生命J1リーグ 第22節 北海道コンサドーレ札幌戦となる。

【関根貴大】
(後半アディショナルタイムで決めきったことについては?)
「絶対に最後にチャンスが来ると思っていたので、そこを決め切れて良かったと思います」

(得点のところは、あまり入り込みすぎないようにしていた?)
「入り込みすぎないようにというか、元々ワイドだったので、タイミングで入っていくイメージでした。ニアは消されていたイメージだったので、あのラインが僕は、ボールが見えていたラインだったので、タイミングで入りました」

(タイミングで、頭で合わせた?)
「蹴った瞬間、来たと思って、ジャンプもせずにしっかりミートだけ考えて、頭に合わせました」

(復帰して3試合目で、ホームでの凱旋ゴールとなったが?)
「うれしかったですし、ホッとする気持ちもありますけど、チームとしては勝てなかったので。チャンスメークのところでは、自分はなかなかいいシーンを作り出せてはいなかったので、そこをもっと追求していきたいと思います」

(最後は疲れた?)
「ヤバかったです。最後は3人くらいに追いかけられて、いじめられました(笑)。試合の最後までピッチに立っていないとああいうプレーは出せないですし、極限のところだと思うので、その大事さも感じました。90分間走り切ることによって一つ二つチャンスが増えるので、そこで違いを生み出せる選手になりたいと思っています」

(かなり体力も戻ってきた感じがあるが?)
「3試合目ですしね。コンディションも上がってきて、トップレベルでやれていると思うので。この間の試合も、やろうと思えばできました。キツいですけどね。連戦ですし、この気候で、そういう時期こそ先制点は絶対に許してはいけないですし、そういう試合が1試合でも多いと、こういうタフなゲームが1試合多くなってしまうので、自分たちがコントロールできる試合というのを増やさないと、この夏場は乗り越えていけないと思います」

(ファン・サポーターの声援を聞いてどう感じたか?)
「ゴールを決める前も、最後に走りきれるかどうかという体力だったんですけど、ゴールを決めた後、最後のカウンターのときも声援の後押しがあって、行けちゃう感じが自分の中に芽生えました。あの(サンフレッチェ)広島戦のときみたいに、あの時間でもグイグイ運べる推進力を持って行けるのは、そういうファン・サポーターのみなさんの声援があるからですし、そういう力は大きいと思います。目に見えないですけど、僕にとってはすごく大きいものです」

(シュートまで行こうという感じで運んでいたか?)
「1枚、2枚剥がして、3枚剥がせたら世界が広がったので、そこまで運びたかったというのがあります。そこからは自分で行くのかパスにするのかを考えられたんですけど、1枚目を外して2枚目が早く来て、3枚目がすぐ来たので、そこを外せていたら違ったかなと思います。結構、アフター気味に来ましたけどね。ノーファウルだったので、そこをはじき返せるくらい強くなりたいですね」

(大槻監督が『ペナルティーエリア内でも絶対に倒れるなと言っている』と話していたが、そういうのは感じているか?)
「ペナルティーエリアに仕掛けていけ、というのはよく言われます。中に入れと。そこで相手は一歩引かないといけないですし、後から来たらファウルになるし、そこに入り込めるかどうかは、ワイドをやっていてもよく言われますね。縦に行くのもそうですけど、中に入っていけということです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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