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第20節 vs 磐田「前半の3ゴールで磐田撃破」

20日、浦和レッズはエコパスタジアムで、明治安田生命J1リーグ 第20節 ジュビロ磐田戦に臨んだ。

レッズは前半に興梠慎三、橋岡大樹、長澤和輝がゴールを奪い、後半に1点返されるも3-1で勝利を掴み取った。

大槻 毅監督は、GKに西川周作、DF右から岩波拓也、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに今夏、復帰した関根貴大(左)と橋岡大樹(右)を配し、セントラルに柴戸 海と青木拓矢、2シャドーに長澤和輝と武藤雄樹、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。リザーブには5月21日のAFCチャンピオンズリーグ 北京国安戦で負傷し、長期離脱していた柏木陽介も名を連ねた。

立ち上がり、レッズは低い位置でボールを回しながらポゼッションで優位に立つ。槙野と岩波は積極的に高い位置までボールを持ち出し、攻撃のスイッチを入れていく。関根は高い位置でボールを受けると積極果敢にドリブルを仕掛け、攻撃にアクセントを加えていった。

10分、待望の先制ゴールが訪れる。右サイドの橋岡が中央にカットインして長澤にパスを送ると、長澤はタイミングよく相手の股下を通すスルーパスをペナルティーエリア内に通し、これに反応した興梠が落ち着いて右足で流し込んで先制。

その後もボールを支配して試合を優位に進めるレッズ。全体をコンパクトに保ち、ボールを奪われてもすぐさま奪い返しにハイプレッシャーを仕掛けていく。西川は常に攻撃的姿勢を維持し、チャンスと見るや正確なロングフィードでDFラインの背後やフリーの選手へピンポイントパスを通していった。

22分、武藤がスルーしたボールをペナルティーエリア手前中央で興梠がキープ。興梠は関根へのパスを選択し、ペナルティーエリア内でボールを受けた関根は中央にグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドに走りこんだ橋岡がそのボールを右足で合わせて追加点を奪った。

さらに32分、相手GKのクリアを槙野が頭で落とし、そのボールを受けた関根がドリブル開始。ペナルティーエリア手前までボールを持ち出し、相手を引きつけて並走していた武藤にパスを供給。ボールは相手に触られてコントロールを失うも、ゴール前に走りこんでいた長澤の前にこぼれ、最後は相手と交錯しながら長澤の足に当たってボールはゴールに吸い込まれていった。

3点のアドバンテージを握って迎えた後半、磐田は中山仁斗に代えてアダイウトンを投入してくる。

レッズは前半の勢いそのままに、スピーディーかつ躍動感のある攻撃で相手ゴールに迫っていく。とりわけ関根は周囲との連係も極めてスムーズに、パスとドリブルで攻撃のタクトを振るっていった。

点を取るしかない磐田に対し、レッズはやや守勢に立たされるも効果的なカウンターで応戦していく。59分にはセンターライン手前から出された柴戸のスルーパスに反応した武藤がGKと一対一のシーンを迎え、GKに倒されPKかと思われたが判定はノーファウル。4点目とはならなかった。

64分、大槻監督は武藤に代えて柏木をピッチに送り出す。柏木はテンポ良くパスを捌きながらリズムを生み出し、守備でもハードワークを厭わずに走り続けた。

69分にはCKの流れから上原力也にミドルシュートを蹴り込まれ失点を喫してしまう。

その後もやや相手の気迫に押し込まれる時間帯があったものの、槙野を中心に身体を張った守備で追加点を許さない。82分、大槻監督は興梠に代えてファブリシオをピッチに送り出した。

85分、田口泰士に対して厳しくプレッシャーを掛けた柴戸にこの日2枚目のイエローカードが出て退場。残り時間を10人で戦うことを余儀なくされると、大槻監督は長澤に代えて阿部勇樹を投入して中盤の安定化を図った。

終了間際まで相手の猛攻を凌いだレッズ。リーグでは大槻体制下初の1試合3得点で勝ち点3を掴み取った。

次戦は7月31日(水)19時30分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第16節 鹿島アントラーズ戦となる。

【関根貴大】
(久々のレッズでのプレーだったが?)
「チームが勝ったので、それが一番ほっとしています」

(左サイドでのプレーだったが、自身のプレーについては?)
「まだまだな部分は多いですし、これから試合をしていく中で、もっといいプレーというのは出てくるのかなと思います」

(得点に絡むシーンがあったが、アシストについては?)
「シンプルにディフェンスとGKの間に入れて、うまく橋岡が合わせてくれました。そこは試合前から話していた部分があったので、うまくいったかなと思います」

(攻守にわたって存在感を発揮していたと思うが、プレーにあたって心掛けていたことは?)
「正直、90分もつとは思っていなかったので、出し切ってやろうという思いで、自分の持てる全ての力を出して、攻守においてやろうと思っていました」

(およそ2年ぶりのJリーグについては?)
「久しぶりな感覚もありましたし、海外とは全然違うので、そういった難しさも感じながらやっていました」

(どの辺りに違いを感じたか?)
「やっぱり組織で守ってくるので、個で剥がしたいところで2枚、3枚で寄せられてしまったりと、そこの難しさを感じました。本当に、チームとしてお互いにやってくる印象があります」

(試合に至るまでに、選手との話し合いとか、練習面で、どういうことを心掛けたか?)
「半分くらいは昔からやっている選手もいましたし、そこはスムーズに入れたかなと思います。あとは、自分の良さはドリブルなので、そこをみんなに生かしてもらいながら、今日はやれたかなと思います」

(後半は押し込まれるような展開になったが?)
「3-0の中で、そういう時間は必然的に増えてしまうとは思っていたので、カウンターで1点決めるのがベストでしたし、そういったところが課題なのかな、と思います」

(今後への抱負を)
「少し時間も空きますし、これからいい準備をして、鹿島アントラーズ戦に向けてがんばっていきたいと思います」

【橋岡大樹】
(試合を振り返って)
「まず、勝てたことが本当に良かったと思っています」

(3-1という快勝については?)
「3点決めたことはすばらしいことだと思うんですけど、ゼロで抑えられなかったところは、改善の余地があると思っています」

(今シーズン、リーグでの初ゴールを挙げたが?)
「まず、前回の試合でああいった形でふがいないプレーを見せてしまったということで、自分自身の中で、取り返す、じゃないですけど、絶対にチームに貢献してやる、という気持ちで入った中で、得点という形で貢献できたことは、本当に良かったと思っています」

(関根選手からのアシストだったが?)
「関根選手がフリーでもらってクロスを入れてくれたときに、正直、来るというのは分からなかったですけど、信じて入って行こうという気持ちで入って行ったら、ボールが来てくれました。押し込むだけだったので、良かったと思います」

(関根選手とはどんな話をしていたか?)
「試合前もそうですし、昨日から、関根選手がドリブルで崩して、僕が入っていってゴールを決める、というのはずっと言っていたことでした。それが本当に実現できたので、試合が終わった後に『本当にそうなりましたね!』というのは話しました」

(前半の、攻守においての自身のプレーについては?)
「攻撃の部分はスペースがあったので、やりやすかった、というのがあります。守備の部分では、あまり守備にまわる部分がなかったので何とも言えません。前半はゼロで抑えられたのは良かったですけど、後半にあの1点を決められたことは、自分自身だけではないんですけど、改善点、課題だと思っています」

(後半は結構押し込まれる展開になったが?)
「3点決めているとはいえ、もっと攻撃の方で、0-0という気持ちで入ろうと言っていたので、もっと攻めて得点チャンスをしっかりものにできればよかったと思っています。先ほども言ったように、ゼロで抑えられなかったというのは、改善点ではあると思っています」

(試合全体で言えば、高い位置からプレスをかけてボールを奪っていく、ということだったと思うが、監督からの指示は?)
「まず、前半の入りの15分というのは、前から行ってこちらのリズムを作ろうというのは話していました」

(そこについては、前半はかなりできたという実感があるか?)
「そうですね。前半はいい時間帯で点を取れた、というのもあるので、すごくいい形で入れたんじゃないかと思います」

(次の試合まで少し時間が空くが?)
「まずはいいリフレッシュをしてから、チーム全体でまたいろいろな改善点が見つかったと思うので、そういったところで時間があるので、そこをしっかり修正して、また次の試合もいい状態で臨みたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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