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第10節 vs 磐田「終盤に失点し0-1で敗戦」

5月3日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 第10節 ジュビロ磐田戦に臨んだ。

53,361人のファン・サポーターがスタンドを埋め尽くした一戦。レッズは終盤にゴールを許し、令和最初のゲームを0-1で落とした。

リーグ前節の清水エスパルス戦から中4日。オリヴェイラ監督はスターティングメンバーに変更を加えず、GK西川周作、DFラインに鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに森脇良太(右)と山中亮輔(左)、セントラルミッドフィルダーにエヴェルトン、青木拓矢、長澤和輝を配し、武藤雄樹と興梠慎三の2トップという布陣で試合をスタートさせた。

レッズは序盤から丁寧なビルドアップでゲームを組み立てていく。中盤のギャップで長澤やエヴェルトンがボールを受けてパスを散らし、左サイドの山中を縦に走らせて攻撃のアクセルを強めていく。18分には中央をコンビネーションで崩し、山中がフリーでクロスを供給するも森脇の頭には合わず。ややミスも目立ったものの、FWの興梠や武藤にもタイミングよくボールが収まり、ゴールの匂いを感じさせる攻撃の形を繰り返し作り出していった。

アダイウトンやロドリゲスのキープ力を生かし、狭いエリアをコンビネーションで崩そうと試みる磐田の攻撃に対し、レッズは個々が身体を張ってハードワークを怠らず、安定した守備ブロックで自由を与えない。時折ミドルレンジからシュートを打たれる場面もあったが、西川が鋭い反応でゴールを許さなかった。

30分以降はやや守勢に立たされるが、カウンターから反撃に転じていく。終盤にはカウンターから山中が左サイドに流れた興梠にボールを送り、再びボールを受けた山中のパスをペナルティーエリア内で受けた鈴木が倒されてPKかと思われたが、判定はノーファウル。

さらに、前半アディショナルタイムにはペナルティーエリア手前中央から山中がライナー性のキックでゴールを脅かすも、相手GKの好セーブに防がれて得点ならず。前半を0-0で折り返した。

迎えた後半、レッズは武藤や興梠が相手DFラインの背後でボールを引き出しながらアタッキングサードに侵入していく。56分にはエヴェルトンのスルーパスに抜け出した興梠がペナルティーエリア内で決定機を迎えるも相手DFに当たってゴールはならなかった。

オリヴェイラ監督は63分、武藤に代えて汰木康也をピッチに送り出す。汰木はボールを受けると独特のリズムで溜めを作り、スピードの緩急をつけた裏への抜け出しで攻撃にアクセントを加えていった。

さらに、71分には長澤に代えてマルティノスが投入される。直後の72分にはCKの流れから自陣ペナルティーエリア内で強烈なシュートを打たれるも西川がビッグセーブでゴールを許さない。

86分、オリヴェイラ監督は最後の交代カードを使って森脇に代えてアンドリューをピッチに送り出すと、88分にはエヴェルトンのスルーパスに抜け出した山中がゴール前に走りこんだ興梠にグラウンダーのパスを供給する。最高の決定機と思われたが、僅かにタイミングが合わずシュートを打たせてもらえなかった。

0-0で終わるかと思われた93分、まさかの展開が待ち受けていた。青木のバックパスがずれてしまい、ロドリゲスにカットされると、ペナルティーエリア内にドリブルで侵入され、そのままシュートを沈められて0-1。そのゴールが決勝点となり、レッズはリーグ4連勝ならず、ホームで勝ち点3を落とした。

次戦は5月7日(火)18時(日本時間20時)からブリーラムスタジアムで行われる、AFCチャンピオンズリーグ2019グループステージ MD5 ブリーラム・ユナイテッド戦となる。

【武藤雄樹】
(選手間でのプレスの整理については?)
「日本人選手と外国籍選手の言葉の部分があるので、伝えてもなかなか伝えきれていないところも、もしかしたらあるのかもしれません。もう少し外目にポジションをとってほしいとか、あまり行きすぎないでほしいというところとか、試合中だとなかなかうまく伝えられずにいるシーンも多いので、そういう意味ではもう少し、試合前にある程度形というのをお互いにつくっていけたらと思います」

(今は右サイドの攻撃で、鈴木選手、森脇選手が入って、全員突破でなんとかできるタイプではないが、うまくスペースに互いに入って、というのがうまくできつつあるのでは?)
「少しずつ良くなっているとは思います。森脇さんのところも、技術があるので時間をつくってくれますし、僕もうまく絡んでいけたらいいと考えています。鈴木も、一番のストロングはボールの配球というところではないと思いますけど、しっかりつけてくれたりですとか、見てくれる部分があるので、その辺をうまく引き出しながらやっていきたいです。ただ今は、昨年とか今年の最初と違って、あまり僕も右にこだわり過ぎている感じではなく、左にも流れているので、その辺は選手の特長の違いというか、昨年なら岩波から僕のところにかなりパスを通してきたので、いる機会が多かったですけど、今は左の山中との関係性をもっと良くしたいと思いますし、そういう中では右もつくっていますし、左の関係ももっとよくできると思っています」

(青木選手からみんなに向けて「申し訳ない」ということはあったか?)
「ずっと悔しそうな顔をしていましたし、『すいません』と言っていましたけど、そこに対して誰も文句はないというか、勝ったときはみんなの勝ちだし、負けたときはみんなの負けです。たまたまミスが失点につながってしまったということで、誰よりも青木が悔しがっていましたし、ただ、結局前は点を決めていません。そういうところで助けてあげるのがチームなので、みんなそれぞれが、ふがいなさを感じていると思います」

(崩しの部分で、どうすればもっと有効的な決定機をつくっていけると考えているか?)
「攻撃で崩していくとなると、ドリブルで2、3人抜ける選手がいないなら、連動しながら人数をかけていくしかないと思います。そういった意味では、今日の前半は今年の中では一番人数をかけながら、前で起点をつくって、それに対して長澤であったり山中だったり、中盤の選手が僕たちを追い越していくシーンが何度かあったと思うので、そういうときはギリギリのチャンスになりかけるというか、クロスに対して惜しいシーンになっていたと思います」

(山中選手からいい形でクロスが入ってきていたが?)
「合う、合わないは最後のちょっとしたタイミングであったり精度だったり、いろいろなところがあると思うんですけど、そこに対してチャンスをつくれていたところが一番重要だと僕は思います。合うときは合うし、合わないときは合わないと思うんですけど、今日のように人数をかけながら攻撃していけば、チャンスは増えて、ゴールは生まれてくると思います。問題は前半それが、迫力を持った攻撃が今年の中ではできたんじゃないかと思っていた中で、後半はそういうシーンがなくなったというか、少しトーンダウンしたような感じになってしまったので、そっちの方が課題かなと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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