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天皇杯 3回戦 vs 水戸「ファブリシオの2ゴールでラウンド16進出」

14日、浦和レッズはケーズデンキスタジアム水戸で、天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 3回戦 水戸ホーリーホック戦に臨んだ。

レッズは先制を許すも、2度獲得したPKをファブリシオが確実に決めて2-1で勝利。ラウンド16に駒を進めた。

北海道コンサドーレ札幌戦から中3日。週末にもヴィッセル神戸とのアウェイゲームを控える中、大槻 毅監督はGKに西川周作、DFライン右から橋岡大樹、森脇良太、鈴木大輔、両ワイドに岩武克弥(右)と山中亮輔(左)を配し、セントラルに阿部勇樹と柴戸 海、2シャドーにマルティノスと汰木康也、ワントップにファブリシオという布陣で試合をスタートさせた。

立ち上がり、レッズは西川を含めた最終ラインでボールを保持しながら攻撃の糸口を探っていく。相手DFラインの背後のスペースを狙うと同時に、高い位置でボールを奪ってショートカウンターにつなげていった。柴戸は中央でリスク管理を行いながらボールを散らしてゲームを作り、汰木はスペースに抜け出す動きと共に、山中らとのコンビネーションで局面を打開する動きを見せた。

ほぼ全員が帰陣して守備ブロックを形成する水戸。とりわけ中央の守りは固く、サイドを起点に山中やマルティノスが攻撃を組み立てていく。やや相手に流れが傾き出した20分には、セットプレーの流れからクロスバー直撃のシュートを打たれるも、西川が鉄壁の守りでゴールを死守。

レッズは押し込まれる時間帯があれば守備に徹して確実にボールを回収し、我慢しながら戦いを進めていく。前半終了間際には、山中とマルティノスが立て続けにクロスを供給するなどチャンスを演出するも、得点には至らず前半を0-0で折り返した。

迎えた後半、大槻監督は前半とメンバーを入れ替えずに試合を再開させる。

53分、やや押し気味に試合を進めていたレッズだったが、自陣ペナルティーエリア内で水戸の9番ジョーに身体を寄せた森脇のプレーがファウルを取られてPKを献上。これを決められて先制を許してしまった。

55分、大槻監督は岩武に代えて関根をピッチに送り出す。交代直後には、カウンターから山中がグラウンダーのクロスを中に送り、マルティノスが抜け出してシュートを放つも枠を捉えられなかった。

しかし、動き出したゲームの中で、レッズが猛攻を仕掛けていく。すると、サイドからゴール前にドリブルで侵入したマルティノスが相手に倒され、今度はレッズがPKを獲得。65分、これをファブリシオが冷静にゴールに突き刺し同点に追いつく。決定機を演出したマルティノスは杉本健勇と交代してピッチを後にした。

その後も再三ゴールに襲いかかっていくレッズ。前への圧力を強め、相手を敵陣に押し込んでいく。橋岡はジョーとの空中戦を類稀な跳躍力で制し、相手に攻撃の起点を作らせなかった。

78分、汰木に代わり背番号10、柏木陽介がピッチに送り出されると、投入直後、スペースに抜ける動きでチャンスメイクし、右サイド深い位置に侵入。その後、関根がペナルティーエリア内で仕掛けて倒され、再びPKを獲得した。81分、このPKもファブリシオが冷静に決めて逆転に成功した。

その後も試合を優位に進めたレッズだったが、アディショナルタイムは5分には、危険なシーンを作られる。しかし、ゴールは許さず、2-1で試合を終え、ラウンド16に駒を進めた。

次戦は8月17日(土)19時3分からノエビアスタジアム神戸で行われる、明治安田生命J1リーグ 第23節 ヴィッセル神戸戦となる。

【ファブリシオ】
(今日の試合を振り返って)
「試合前からタフな難しいゲームを予想していましたので、ゲームプラン通りとも言えます。実際ピッチに立って戦うと、その予想をはるかに超える難しさがありました。でも、努力をして望んでいた結果を残すことができて良かったです」

(普段とは違うメンバーとの試合だったが、連係面は問題なかったか?)
「相手がハイラインでスペースを消してきていましたので、やりにくいところはありましたが、(マルティノス選手と汰木選手の)3人でできるだけ絡んでプレーしようとして、その中でもコンビネーションを作ることができたと思います。ただ、自分たちがボールを持ったとき、中盤まではつなげていましたが、そこから前のところで、もう少し勇敢に挑んでシュートまで持っていけたらと思います」

(PKを2本決めたが、1本目はマルティノス選手の思いも込めて蹴ったか?)
「非常にいい前半を戦っていたマルティノス選手でしたから、彼が蹴ろうとしたときに任せようと思いました。その後、僕が蹴ることになりましたが、彼のおかげで同点に追いつくことができたと思っています。そして、彼とは普段から話をしますが、ピッチの中でしか分からない勝ちたい思いや、チームに貢献したい思いがあると思います。それを今日は強く彼から感じました」

(2本目も落ち着いて決めてくれたが?)
「落ち着いて蹴ることができたと思います。それは毎日、練習終了後にPKを蹴っていますので、それができたと思います。PKは落ち着き、運も少し、そして自信も少し要素として必要だと思います」

(ヴィッセル神戸戦に向けて)
「僕自身もそうですが、チーム全体が同じように感じていると思います。それは、ビッグチーム、ビッグプレーヤーと対戦することはモチベーションを上げるということです。質の高い選手と戦えることは非常に喜ばしいことです。いいゲームにしたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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