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ホームでの決戦は悔しい敗戦に終わる

22日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムでガンバ大阪とJリーグ第32節のゲームを戦った。2位ガンバ大阪との首位攻防戦であり、勝利すればリーグ優勝を決められるゲームのキックオフが迫ると、ゴール裏のファン・サポーターが両手を高く挙げ、天に祈りを捧げるような『威風堂々』の歌声が響いた。そして、大声量の『We are REDS!』コールと共に選手入場。赤、白、黒の鮮やかなレッズカラーで彩られたコレオグラフィーが掲げられ、決戦ムードが高まった。

14時4分にキックオフされたゲームは、序盤こそレッズに硬さが見られてガンバに攻め込まれるが、8分に後方でボールを落ち着かせた阿部を起点にレッズらしいテンポの良いパスワークでガンバゴールに迫ると、全体が落ち着いた。長短のパスを織り交ぜて相手を左右に揺さぶり、素早い切り替えで二次攻撃につなげるレッズの良さが発揮され、ゲームの主導権を握った。

ガンバは前線のパトリックにロングボールを当てて全体を押し上げようとするが、槙野がピタリと体を寄せてキープを許さず、起点にさせない。ゴール前で李、梅崎、柏木の3人が素早くパス交換をしてゴールに迫るシーンもあったが、得点には至らず。逆に45分にゴール前でパトリックにヘディングシュートを許す大きなピンチを迎えたが、GK西川がファインセーブを見せて0-0のままハーフタイムを迎えた。

後半、序盤は勝利が求められるガンバがボールを保持して攻め込む時間が長くなったが、レッズの最終ラインが粘り強く対応して決定的な形は作らせない。ミシャ監督が56分にマルシオ、64分に関根をそれぞれ梅崎と平川に代えて投入したあたりから、レッズがペースを握り直す。交代出場の関根はドリブルで積極的に仕掛け、攻撃にアクセントを加えた。残り10分を切った82分、試合開始から前線で体を張り続ける李が競ったこぼれ球を柏木から宇賀神につないだ決定機もあったが、宇賀神のシュートは相手GK東口のセーブに合い先制ゴールとはならなかった。

5万6758人の観衆からの後押しも受け、レッズが攻勢に出る中で迎えた88分、右サイドで得たフリーキックがクリアされた場面からカウンターを許すと、レッズの選手がカットしたボールが相手の下へこぼれる不運も重なり、最後は佐藤に押し込まれて失点。直後に宇賀神に代えて興梠を投入してゴールを狙いにいくが、90+3分に倉田に追加点を決められ、0-2で敗れた。

このゲームに敗れてガンバに勝ち点2差に詰め寄られたものの、依然レッズの首位は変わらず。悔しい敗戦にも、試合後の選手たちにはファン・サポーターから大きな『We are REDS!』のコールが送られた。次節は、29日(土)にベストアメニティスタジアムで14時にキックオフされるサガン鳥栖とのゲームに臨む。

【阿部勇樹】
「真っ赤なスタジアムでサポーターと一緒に喜ぶことができたらという思いで戦ったので、結果が出せずに負けてしまったのは残念です。

まだ、すべてが終わったわけではないですし、ここで緊張の糸が切れてしまっては駄目です。あとは自分たち次第だと思っていますし、残り2試合で勝ちを続ければ自然と決まります。今日の悔しさを忘れずに残り2試合を前向きに戦えば結果はついてくると思います」

(0-0はガンバの方が焦る展開で、引き分けでも良いという考えもあったと思うが?)
「失点ゼロでいけば、前が点を取ってくれるか最低でも引き分けで悪くない結果だったとは思います。セットプレーは自分たちのチャンスですし、そこで決められたら最高でしたが、我慢してきた時間帯で1点を取られてしまったので、本当にサッカーは難しいものだなと考えれば考えるほど思います。

まだまだ、何かが足りないからなのかなと感じます。あと2試合の相手は、はっきりと決まっていますし、相手にとっても僕らにとっても非常に大事な試合です。どれだけ失点ゼロで進めて、チャンスで決め切れるかです」

(ゲームの内容については?)
「後半、相手が少しずつ出てきたときに後ろが重くなってしまったかなというのはあります。そこでどれだけ我慢できるかというのも、前で人数が足りなくなったというのもあるとは思います。

前節のF・マリノス戦のように我慢して戦っていこうとは言っていましたが、切り替えて次の鳥栖戦です。1週間後に試合は来るので、そこに向けて戦うのが僕らの仕事です。素晴らしい結果が出せるように準備をしていく責任が僕らにはあるので、前を向いて進んでいきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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