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YBCルヴァンカップ準決勝第2戦 vsFC東京 興梠がハットトリックの活躍、YBCルヴァンカップ決勝進出

9日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムで、2016Jリーグ YBCルヴァンカップ準決勝第2戦、FC東京戦に臨んだ。

26,876人の観衆の前で、最後まで攻撃的なサッカーを披露したレッズは、興梠がハットトリックの大活躍を見せ、3-1で勝利。YBCルヴァンカップ ノックアウトステージ4連勝で、埼玉スタジアムで行われる決勝の舞台へと駒を進めた。

レッズは前節を欠場した宇賀神が3バックの左で先発し、ボランチは青木と遠藤のコンビで、阿部はリザーブ。また、1トップの興梠は、YBCルヴァンカップでは初の先発となった。

試合序盤の3分、高木がポスト直撃のFKを放つ。直後にFC東京のカウンターを受けた場面では、中島のシュートを大谷がセーブ。試合は前掛かりに来たFC東京に対し、アドバンテージを持つレッズも引いて受けずに攻撃を仕掛け、両チームの選手が激しいバトルを繰り広げる展開となった。

その中で24分、先制したのはレッズ。青木のパスを受けた高木が、右足アウトサイドのダイレクトパスでペナルティーエリア内へボールを送ると、抜け出した興梠が冷静に左足シュートを決め、試合を優位に進めるゴールを挙げた。

その後は追い上げを図ろうと前に出るFC東京のスペースを突いてチャンスメイク。38分には武藤が右サイドに展開したボールを駒井がワンタッチで折り返し、GKの前に走り込んだ興梠が左足で流し込んで、この日2点目を決めた。

後半、攻撃的な選手を起用して反撃に出てきたFC東京に対し、序盤はやや押し込まれる展開となった。しかし、ボールを奪った後はしっかりとボールをつないでチャンスをうかがっていくと、52分にはカウンターから波状攻撃を仕掛け、最後はペナルティーエリア内でドリブルを仕掛けた駒井がファウルを受けてPKを獲得。これを興梠が冷静に決めて、53分でハットトリックを達成した。

その後、ミシャ監督は興梠・武藤に代えてズラタン・李と、FWの選手を入れる。得点に飢えるFW陣が貪欲にゴールを目指せば、ふだんよりひとつ高いポジションでプレーする遠藤も積極的にミドルシュートを放ち、関根もゴール前で決定的なシュートを打つなど、3-0となってもレッズの選手たちは攻撃的なサッカーを披露し続けた。また、67分には森脇に代わり、今シーズン埼スタで初出場となる加賀がピッチに入った。

81分にはFC東京の中島にゴールを許すが、その後は相手にチャンスを作らせず、アディショナルタイムにはズラタンのポストを叩くヘディングシュートで相手ゴールを脅かす場面もあった。試合は3-1で終了。レッズは準決勝でFC東京相手に2連勝し、決勝へと駒を進めた。また、この勝利でレッズは公式戦8連勝となった。

2016JリーグYBCルヴァンカップ決勝は、10月15日(土)13時5分から埼玉スタジアムでキックオフされる。他会場の結果、決勝の相手はガンバ大阪に決まった。タイトル獲得まで、あとひとつ。チームを愛する人々の、赤の情熱、すべてのおもいを胸に、決勝のピッチでもレッズのサッカーを表現し、YBCルヴァンカップを勝ち取ろう。

【興梠慎三】
「立ち上がり、早い時間帯で点が取れたので、割と楽な展開になりました。2点目も前半のうちに取れましたし、試合運びとしては、100パーセントに近いゲーム内容だったと思います」

(自身初のハットトリックを、決勝進出を懸けた大事な試合でできたことについては?)
「ここが大事な試合かと聞かれたら分からないですけど。優勝しないと何もかもが意味のないことだと思っているので、次が本当に大事な試合です。そこで点を取れるようにがんばりたいと思いますし、チームが勝つために、ハードワークしていきたいと思います。

ただ、今までハットトリックできる場面は、たくさんあったと思います。そのチャンスを今までつかみ取れなかっただけで、今日は運があったと思いますし、浦和レッズで初のハットトリックをできたことには満足しています」

(1点目のシーンについては?)
「基本である、出して走る、ということをやれば、相手もつきづらいと思います。前3人で崩すことが、僕たちのやりたいサッカーですし、それがうまくはまったと思います。何よりも、2点目が早く取れたことが、勝てた要因かなと思います」

(2点目も、素晴らしいパスを流し込んだが?)
「駒井からいいボールが来て、触るだけでした。落ち着いて決められたと思います」

(3点目のPKでは、ボールを取りに行ったが?)
「ふだん、キッカーは阿部ちゃんと僕で蹴ることになっています。阿部ちゃんがいなかった分、自分が蹴らないといけないと思ったし、何よりみんなも、ハットトリックするために、蹴らせたいと思ってくれていたと思います。駒井には感謝しています。PKを蹴るのも、今日は点差もありましたし、2点決めていたので、落ち着いて蹴れました」

(駒井は『信頼してボールを渡した』と言っていたが?)
「彼はPKが下手なんで(笑)、彼が蹴るなら僕が蹴ったほうがいいと思いました。ただ、あのようにペナルティーエリア内で仕掛けるのはチャンスになりますし、3点目は、相手にとどめを刺すことを考えれば貴重な1点でした。前後半で、押される場面もたくさんありましたけど、いい内容で終えられたと思います」

(ハットトリックの実感は?)
「ゴール裏の掲示板を見て、自分の名前が3つあって、これがハットトリックか、という感じがしました。プロでハットトリックはなかなか決められないことだと思いますし、Jリーグであと2点取ったら100ゴールにもなります。ハットトリックも今日できたので、100ゴールを取れたら、サッカー人生を終えてもいいのかな、という気もします(笑)」

(交代するときには、ホームの観衆から大きな拍手と歓声があったが?)
「たぶん、サポーターのみなさんも、僕がハットトリックをしたことがないと知っていたと思います。それを今日できたことで、声援を送ってくれたと思いますし、次も点が取れるようにがんばりたいです」

(今日の結果で、自分の中で変わったところは?)
「特にないですけど、ここ最近、点を取る取らないは別にして、収めるところがうまくいかないことがたくさんありました。今日のハットトリックよりは、前で身体を張ってボールをキープすることなどがうまくできていて、そういう小さなことがゴールにつながってくると思うので、ボールキープなどを大事にやっていけたらいいと思います」

(代表入りへのアピールという点については?)
「代表は全く考えていません。チームで100パーセントやることが自分の役目だと思っているので、代表は二の次というか。そこは自分の悪いところかもしれないですけど、全く考えていません」

(アウェイで勝って有利な状況だったが、守るとか、安全に行こうという考えなどはなかったか?)
「それは全くなかったです。たくさん点を取ってとどめを刺そうということしか、みんなの中にはなかったと思いますし、ミシャ監督も、守りに入らず前からプレッシャーをかけていこうと、ミーティングで言っていました。このアドバンテージで逃げ切ろうという考えは、全くなかったと思います」

(決勝のガンバ大阪戦への思いは?)
「ガンバには、いつも大事なところで負けて、悔しい思いをしてばかりでした。この間、Jリーグで勝ちましたけど、こういう決勝という大一番で、借りを返したいと思っています。できればJリーグみたいにゴールラッシュできればいいですし、自分もゴールを決めて、ミシャ監督に初のタイトルを捧げたいと思います」

(決勝を埼スタでできるのは大きなアドバンテージでは?)
「それはいいアドバンテージだと思いますし、なにより、レッズが出ないと埼スタは盛り上がらないと思います。その意味では決勝に出られることはよかったですけど、まだ何も成し遂げていないので、勝って優勝したいです」

(リーグタイトルにつなげるためにも重要な試合では?)
「僕らは、ACLも合わせて4冠を獲るという目標でやってきました。ACLは残念ながらタイトルを獲ることはできなかったですけど、まだ3冠を取れるチャンスはレッズにしかないと思っているので、まずはYBCルヴァンカップを獲って、Jリーグにつなげたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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