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vsFC東京「アウェイで激闘の末、ドローに」

26日、味の素スタジアムでの第13節。対戦相手のFC東京は浦和レッズよりもひとつ下の6位だが、勝ち点は21と同じ。上位をうかがうために落とすことのできない一戦、レッズは前節清水エスパルス戦と同じメンバーで臨んだ。
19時4分、FC東京ボールでキックオフされた前半は集中した激しい守備で互いにチャンスの芽をつぶし合う展開。両チームともなかなか形を作れないまま、時間が進行した。
先に最も得点に近づいたのはFC東京。31分、石川がスピードに乗ったドリブルでレッズ陣内を突進、そのままの勢いでペナルティーエリア左から左足でのシュートを放ち、ファーサイド、右のポストを直撃した。
続いての決定機はレッズ。エリア左角から槙野がカットインしながらエリア内・ゴール正面のポポへクサビを当てる。DFを背負ったポポがワンタッチで流し、そこへ梅崎が走り込んで右足で合わせる。しかし、ショートバウンドをミートしきれなかったこともあり、GK権田の好セーブに遭う。さらに43分にはエリア左角からファーポストへ、ポポが絶好のクロスを送り、フリーで走り込んだマルシオが右足で合わせるが、これも権田に防がれ、前半は0-0で折り返す。
メンバー交代なくはじまった後半は、次第にFC東京の攻勢に押し込まれる時間が増えていく。2度ほどライン裏へと抜け出されそうになるが、槙野のカバーリングでピンチを防ぐレッズ。
ベンチが動いたのは63分。まずはポポに代えて原口、さらに68分には平川に代えて宇賀神を投入する。
梅崎の右足ミドルがバーを叩く場面などもあったが、FC東京優位で試合は進行。DF陣が身を挺してシュートをブロックするなど、レッズは0-0をキープする。そして40分をすぎると、サイドチェンジから宇賀神を効果的に使えるようになりはじめ、88分に右サイドで起点を作ってゴールが生まれる。柏木がえぐり、ニアポストに入り込んだ原口が右足アウトで後方に戻したところを、マルシオが右足の狙い澄ましたシュートでネットに突き刺した。ベンチ前へと喜びの疾走をしたマルシオのもとへ、ウォーミングアップ中の選手、コーチングスタッフら全員が集まり、激しく感情を爆発させた。
しかし、90+1分、この先制直後に与えたCKから、DF森重に高い打点のヘディングシュートを許し、フワリとしたボールがゴール右上に吸い込まれて同点に。
1-1で5分間のアディショナルタイムへと突入していたが、両チームともあと1点、勝ち点3を目指して相手ゴールへの圧力を緩めることがない。
そして90+5分、オーバーラップした坪井が右サイドで起点を作り、柏木・坪井・阿部とつないでエリア右脇の宇賀神へ。宇賀神が送ったクロスにファーサイドで原口。相手選手に体をねじ込ませるようにしてクロスに頭を合わせてのヘディングシュートはGK権田の逆をついてゴール右へと向かったが、惜しくもポストに。この直後、試合終了のホイッスルが鳴り、互いに90分間集中力、闘志ともに切らすことのなかった1戦は勝ち点1を分け合う形となった。
次のゲームは6月6日(水)、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節、アウェイのベストアメニティスタジアムにて19時キックオフでサガン鳥栖と対戦する。

マルシオ リシャルデス
「ものすごく良い試合だったと思います。コンパクトで、互いにみんながやろうとすることができていた試合だったと思います。
後半の終わりに、先制点を挙げましたが、その後あんな時間帯で失点をしてしまったことはものすごく悲しいですけど、全員がしっかりと働いてくれたと思うし、一生懸命走ってくれたと思うし、そのことに関して、チーム全員に感謝したいと思います」
(得点場面については?)
「コースもあって、元気が良い位置でボールを転がしてくれました。ゴールはチームワークで決めたゴールで、非常にうれしかったんですが、引き分けということは、ものすごく悲しい、切ない気持ちです。
ですが、トレーニングでみんなが一生懸命やっていることを試合で出せているのは、プラスなこととして捉えていいと思うので、良かったことはこのまま続けていって、悪かったことはしっかりと修正するということをしていきたいです。このままの調子でやっていけば、必ず良い結果が出ると思っています」


鈴木啓太
「こういうゲームを勝ちきらなければいけないと思います」
(前半はチャンスがあったが?)
「危ないシーンももちろんありましたが、自分たちの形で2度ほど決定機を作りましたし、前半から自分たちのサッカーを出せているという印象はありました。90分を通しても、相手の攻撃をだいたいのところでは抑えられていたと思うし、こちらのカウンターの方が脅威はあったと思います。そういう面では、こちらの試合だったと思います。
あの時間の失点は、もちろんCKからの失点で痛いというのはありますが、そこに行くまでの段階で、もっとアグレッシブにプレッシャーをかけていれば、もしかしたら、そこに行くまでにCKにしない形を作れたかもしれませんし、1つのミスというよりも、チームとして反省すべき失点だと思います。
ただ、本当に良いゲームだったと思うし、お互いが特長を出そうとしていたと思います」
(中断期間に入るがここまでを振り返って?)
「チームとして成長していると思いますし、この道を信じて積み重ねていきたいと思います。今日のゲームでもそういう部分を出せていたと思いますし、またここで、ひとつリフレッシュして、良いゲームをこれからもしていきたいですし、結果にこだわって戦ってきたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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