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vs鳥栖「ホーム勝利でリーグ折り返しを勝ち越す」

7日、レッズは雨の落ちるホーム埼玉スタジアムにサガン鳥栖を迎えた。
18時3分、レッズボールでキックオフされた前半、槙野のオーバーラップからの右足やFKから永田のヘディングシュートなど、レッズは序盤から主導権を握り、7分には先制。平川の右からのマイナスのボールを原口が右足ボレー、ニアポストに当たってゴールライン手前を転がったボールを梅崎が詰め、相手DFのクリアを足に当ててゴールに押し込んだ。
早い時間に先制したレッズは、その後も高いボール支配率でゲームを展開。スリッピーなピッチを考慮してか、エリア外からのシュートも積極的に放ち、サガン守備陣をゴール前に釘付けにした。
30分以降、押し込まれる場面があったものの、全員が高い集中力で守備に貢献、サガンに決定機を作らせず。38分にはFKから坪井のバックヘッドがポストを叩く惜しい場面もあったが、前半は1-0で折り返した。
前半途中から強くなりだした雨脚は弱まることなく、強風も伴って後半がスタート。
レッズは50分、カウンターから平川が右サイドをドリブルで進んでエリア内右に侵入、GKが出てきたところを冷静にコースに流し込んで追加点をあげる。そしてその2分後には、サポーターの誰もが切望した原口のゴール。ペナルティーアーク付近で柏木が左足のシュートフェイントからエリア内右の原口へと渡し、原口はワントラップから右足でネットを揺らす。看板を飛び越えてサポーターの元へと向かった原口、チームメートの祝福を受けながらベンチ前に来た際には、感極まって涙を流していた。
原口のゴールで3-0とした2分後、柏木がエリア右から打ったシュートを原口がワンタッチしてコースを変えて4-0に。これで勝負あったかと思われたが、67分、途中出場のトジンにCKの二次攻撃からダイビングヘッドでのゴールを許して4-1に。レッズは試合再開のキックオフ直後にボールを失い、自陣エリア内右から藤田にシュートを許し、あっという間に4-2とされる。4分後にも藤田に同じ位置から同じようなシュートを決められ、レッズは4-3と追い込まれる。
意気上がるサガンの攻撃をなんとか跳ね返すレッズ。77分には自陣左からのクロスにゴール正面でダイビングヘッドを許すが、これは枠を外れて救われる。
その後、ベンチは原口に代わってデスポトビッチを投入。90分にはマルシオに代えて濱田がピッチへ。90+1分には、濱田がよく走ってボールをつなぎ、右サイドから決定機。デスポトビッチがGKをかわして無人のゴールに向けてシュートするも、カバーに戻ったDFのブロックに遭い、ゴールはならず。
しかし、その後のサガンの猛攻もなんとか全員で凌ぎきり、4-3で逃げ切ることに成功した。
このゲームを終えてリーグは全34節の半分を消化。レッズは8勝6分3敗、勝ち点30で折り返すこととなった。
次のゲームは14日(土)、リーグ第18節。東北電力ビッグスワンスタジアムでアルビレックス新潟と対戦する。

槙野智章
「七夕にふさわしい、子供たちにとって面白い試合になったと思いますが、やっていてヒヤヒヤしました。言い訳ですが、水たまりがところどころあって、自分たちの得意とするボールポゼッションがなかなかできなかったのは良くなかったですが、ここ2、3試合の課題を見れば、追加点を取ろうというゲーム、相手の良いところをつぶそうというところに関しては、今日のゲームは完璧にできたかなと思います。3失点は反省課題ですが、チームとしては良いところがあったと思います」
(前半途中でペースダウンしたが?)
「もう少し相手が引いた中で崩す工夫はたりなかったと思いますが、彼らの持ち味である運動量と戦う姿勢という部分では相手を上回れたと思います。
(前半からディフェンスラインの位置が高かったが?)
ロングボールに競って、セカンドボールを拾っていくという面では、コンパクトにしたほうが良いということで、なおかつナビスコカップで鳥栖に負けたときに間延びしてしまっていてセカンドを多く拾われていたので、今日はこういうやり方にしようと選手同士で話し合った結果、うまくできたのかなと思います」
(ゴールパフォーマンスは?)
「監督が「ユーロを見ていると、スペイン代表が優勝したのはベンチの一体感も大事だということだ。今までの浦和の試合を見ていると、ベンチが戦っていないのではないか。スペインを見ろ」と言って、ビデオも見ました。試合が終わった後のベンチも含めてのものを浦和レッズとしてもう一度確かめようと。パフォーマンスは別にして、ゴールを皆で喜び合おうという姿勢が今日の試合に出ていたと思います。試合に出ている11人だけではないということを示せたと思います。
(元気が2ゴール入れて、先輩から励まされたと話していたが?)
オリンピック代表から落ちて、彼が頑張っている姿を見て、彼なりのみんなへの配慮を感じました。それに選ばれなかった悔しさがある。今日の試合でそれを見せてくれたと思います。落ちたことで成長の幅が広がると思うので、これからの原口元気は相手にとって、非常に危険で嫌な選手になるのではないかと思います。今シーズンはちょっとゴールを取れていなかったので、このゴールをきっかけに得点が取れるのではないかと思います」

梅崎 司
「立ち上がりから自分たちの流れでゲームをコントロールして、後半にたたみかけるように得点ができて、4点目を取ったまではパーフェクトな試合だったと思います。
天候もあってピッチコンディションが厳しい中で、集中力を欠いたのかは分からないですが、立て続けに失点してしまって、あやうく引き分けてしまうところまでいってしまいました。
最後、試合をどう締めるかというのは課題として残りましたが、それまでは本当に良い試合ができたと思います」
(立て続けの失点については?)
「自分たちの油断だと思います。それだけです」
(先制点は自身が挙げたが?)
「元気が良い形でダイレクトでシュートを打って、自分もこぼれてくるのを狙ってましたし、決して綺麗なゴールではなかったですが、相手のクリアを予測して詰めたゴールでした」
(試合終了後、原口と話していたが?)
「自分もギリギリのところでオリンピック落選しているので、元気の心境も分かりますし、非常に気持ちのコントロールが難しかったと思うんですけど、そういう中で結果を出してくれたことが非常に嬉しかったので、「まだまだ頑張っていこう」「成長していこう」って言葉をかけました」
(追いあげられたものの、勝ちきったことについては?)
「今日が節目、全体の半分の試合ということで、勝ち点3以外は考えてなかったですし、勝ち点30というところに載せられたのは良かったです。
ただ、まだまだ試合は後半戦が残っているので、チーム一丸となって、もっと良くなるようにみんなで頑張っていきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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