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vs磐田「アウェイでリードを守りきれずドローに」

ゴールデンウイーク3連戦最後の試合、ジュビロ磐田との一戦は6日、エコパスタジアムで行なわれた。エコパスタジアム周辺は試合開始約2時間前から雹(ひょう)や雷雨に見舞われ、気象条件が案じられたが、雨は試合前に上がり、予定時刻より2分遅れの16時6分、晴れ間も見える空の下、レッズボールでキックオフされた。
レッズの先発は、第5節鹿島アントラーズ戦から前節横浜F・マリノス戦まで5試合連続で同じメンバーだったが、この日は腿裏を負傷して帯同が見送られた梅崎 司に代わり、野田紘史が入った。野田は今シーズンリーグ戦初出場。3バックの左ストッパーとして先発した4月4日のヤマザキナビスコカップ・ジュビロ戦以来の出場となり、この日はそのときとはポジションを変え、左のアウトサイドでのプレーとなった。前節のF・マリノス戦で左足に痛みを訴えてハーフタイムに交代した柏木陽介は患部の回復が見られて無事に先発メンバーに名を連ねた。
互いに前節に黒星を喫していることもあり、立ち上がりは両チームとも慎重な試合運びを見せる。レッズは2分、10分、11分と立て続けに3度のCKチャンスを手にするが、決定機には至らないまま試合が続く。ビッグチャンスは20分。永田のロングフィードをポポが落とし、マルシオ リシャルデスが左ボレーシュートを放ったが、これは相手GKにキャッチされた。
レッズはその後、ジュビロの中央を固めた守備の中、ビルドアップがままならず、逆にロングボールに対して徐々に守備ラインが下がっていき、劣勢になっていった。すると25分、ジュビロの左サイドから山田大記にクロスを上げられ、ファーサイドに飛び込んだペク ソンドンにヘディングシュートを決められて先制されてしまう。レッズはその後も好機をつくれず守勢に回る場面が多く、前半の残りはほぼ我慢の時間帯。前半終了間際にはポポが負傷して原口元気と交代し、1点のビハインドを背負ってハーフタイムに突入した。
連敗だけは避けたいレッズは、後半の立ち上がりから積極的な攻撃に打って出る。52分、右CKのチャンスで永田がヘディングシュートを打つと、相手DFの処理が中途半端になったところを槙野が押し込み、同点に追いついた。その後も攻撃の手を緩めないレッズは66分、マルシオと柏木がペナルティーエリア付近で細かくつなぎ、混戦の中、原口元気の今シーズン初ゴールで勝ち越しに成功した。
ところがその後もレッズの守備は安定しない。勝ち越しから6分後の72分、またしても山田のクロスからペクのヘディングという同じ形で失点し、2-2の同点に持ち込まれた。その後も両チームともリズムをつかめないまま、時間が進んでいった。レッズは83分、啓太に代えて小島秀仁を投入。アディショナルタイムにはマルシオに代えて濱田水輝を入れ、2-2の引き分けで試合を終えた。
一時は勝ち越しただけに、リードを守れずドローに終わったのは悔やまれる。だが、先制されながらも連敗を避けられたこと、原口に待望のゴールが生まれたのはポジティブな材料だ。ゴールデンウイーク3連戦は1勝1分1敗に終わったが、次戦は12日(土)16時、埼玉スタジアムにて行なわれるJ1第11節アルビレックス新潟との試合。ホームで確実に勝ち点3を積み重ねるべく、しっかりと修正と準備をして臨みたい。

槙野智章
「ゴールよりも今は勝点3ですね。チームが勝利できなかったのが悔しいですね」
(2失点とも同じような形からだったが?)
「そうですね。ここ最近の失点を見ても、セットプレーだったりクロスからの失点だったりということで、学習をしなければいけないと思います。チームとして課題が出ているので、そこは徹底的に詰めていかないといけないです。また相手の前からのプレッシャーに対して、もう少し落ち着いて回すことと、横のパスが多かったので、勇気を持って縦に入れることが必要だったと思います。
中2日ということでしたが、相手に運動量で上回れてしまったのもあったと思います。ただ、後半うまく立て直すことができたのが良かったと思います。
12日にアルビレックス新潟戦がありますから、そちらに向けて、切り替えて戦っていきたいです」

原口元気
「勝てた試合だったと思います。点を取った後の時間の使い方がちょっと良くなかったと思います。ゴールシーンは、うまく左足でコースを狙って蹴れたと思います」
(オリンピックに向けて良いアピールになった?)
「まだ1点なので、これからどんどん結果を出していきたいですし、1点では満足できないのでもっと貪欲にやっていきたいです。
今シーズン始まって良い時期が少なかったので、誕生日前に1点を取れて、気持ち良く21歳になれるとは思います。
21歳はオリンピックもありますし、すべてにおいて成長できる1年にしたいと思います。
勝利に導く1点ではなかったですが、また気持ちを切り替えてやっていこうと思います」
(前半交代するまではどう見ていた?)
「ポポが足を痛めていたので、1トップで出たら、裏に抜けたりとか、チームを前に引っ張っていけるようなプレーができればいいと思っていました」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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