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vs札幌「柏木2発、今シーズンアウェイ初勝利を飾る」

24日、レッズは第3節アウェイでのコンサドーレ札幌戦に臨んだ。コンサドーレとは2008年11月、札幌ドームでの対戦以来。そのときの試合は、先制を許したものの達也とエジミウソンのゴールで逆転勝利を収めている。
同じ札幌ドームでのこの日の試合、レッズのメンバーは第2節柏レイソル戦の布陣をベースに原口の代わりに矢島慎也が入る形となった。
先発でリーグ戦デビューを飾った矢島は早々にこの試合のファーストシュートを放つ。矢島はデスポトビッチのスルーを交えた柏木のワンタッチパスに抜け出し、ゴールエリア左から右足でフィニッシュ。枠を捉えることもできず、しかもオフサイドの判定となったが、悪くない形で試合のスタートを切った。
高い支配率でゲームを進めるレッズだったが、9分にはディフェンスライン裏をつかれて最初のピンチ。加藤がゴール前を離れてペナルティーエリア外へと飛び出してボールにチャレンジしたが、一瞬早く相手がタッチしてかわされてしまう。ここに坪井が戻って対応、時間を作り、放たれたシュートはゴール前に戻った加藤がなんとか抑えて危機を凌いだ。16分にもシュートを打たれ、DF陣がブロック。
コンサドーレの中盤・前線の選手がレッズの中盤へのプレッシャーを強めたことで、レッズは前線へ良い形でボールを送ることができなくなり、攻めあぐねはじめていた。18分には中盤でボールを運ぶ阿部が後方へと戻し、「出すところがないぞ」と前線に対してジェスチャで示す場面も。それでも直後には、柏木の左からの浮き球に矢島が飛び込み、右足でタッチしてゴールを狙ったがシュートは惜しくもバーの上に。
先制点はコンサドーレ、32分、レッズ左サイドでのCKから。複数の選手がゴール前に走りこんでレッズ守備陣を引きつけておいて、ボールはペナルティアークへ。フリーになったコンサドーレ・山本がワントラップから右足を一閃。コンサドーレからすれば「練習通り」のセットプレーによってゴール右下を貫かれた。
1点を追うレッズは35分に槙野が攻撃参加。パスを受けてペナルティーアーク付近から右足でシュートを放つが、これはGKの正面へ。攻勢に立ったレッズに対し、コンサドーレも2点目を狙って前へとボールを運び、試合は一気に激しさを増した。
アディショナルタイムが『1』と表示され、前半は0-1で終了かと思われた直後、永田のサイドチェンジに平川が走り、難しいバウンドをうまく処理。右サイド深い位置からファーへクロスを送り、フリーの柏木がワントラップから左足を振り抜いて同点とし、前半を折り返した。
後半は0-1となってからの展開同様、両チームとも激しく攻め合う形でスタート。均衡が破れたのは63分。ペナルティーアーク右脇でデスポトビッチがFKを獲得、阿部・柏木・槙野の3人が立つ。阿部がボールに近づいてボールをセットし直そうと手を伸ばしたところを、柏木がシュート。フワリと壁を越えたボールがゴール左上におさまって2-1に。レッズもセットプレーでお返しをする形となった。
その後、梅崎の惜しいカットインシュートがあったものの追加点は生まれず。69分には、足をつった矢島と交代でピッチに入っていたポポが接触プレーで負傷。濱田が送り込まれ、中盤中央に阿部・啓太・濱田を並べる3-5-2に近い形となる。
85分以降は押し込まれる形に。89分に柏木に代えてマルシオを投入するが、状況は変わらず。90+1分には自陣エリア左脇からのFKからゴール正面で合わせられてしまうが、加藤が見事な反応でビッグセーブ。90+3分には、相手GKもCKに上がってくるが、シュートはバーの上へ。1点のリードを守りきって、2-1で勝利しカップ戦を含めて3連勝となった。
次戦第4節は31日(土)15時キックオフ、ホームに川崎フロンターレを迎える。

柏木陽介
「立ち上がりは自分たちのリズムでしたが、何回かピンチがあって、その中で点を決められてしまいました。前半のうちに取り返したら余裕がでるかなと思っていたところ、自分のシュートで前半に追いつくことができました。ヒラさんから良いクロスが来たので、冷静にトラップして打ちました」
(FKは?)
「あの距離は得意。みんなと話し合って、蹴っていいかと言うと、いいよと言ってくれたので。ボールは阿部さんがセットするようにして、笛がなった瞬間に離れて蹴ろうと。決められる自信はありました」
(ゴール後の踊りは?)
「あれはブラジルで流行っているポルトガル語の歌で、それを踊ろうということでした。昨年通訳をしていた林さんに子供が生まれたので、ゆりかごダンスをしてみました」
(戦術理解が進んでいるようだが?)
「チームとしてやらなければいけないことをみんなが理解して、チームとして一つになってやれています。それに加えて、最後に守り切るところや、勝ちたいという気持ちというところで勝てているのかなと思います。これからは点を取った後に、2点、3点と追加点を取れるようにやっていきたいです」
(直輝のユニを着てサポーターに挨拶していたが?)
「直輝だけでなく、ケガをしている選手みんなのを着られたらいいのですが、大きいケガなので…。本当に、頑張ってほしいという気持ちです。
今までやってきた自分たちを、チームを信じて、今までのサッカーを信じてプレーしていけば問題ないです。次もホームで勝利したいので、みなさんも一緒に戦いましょう」

梅崎 司
(サイドでボールを受けた際、縦に運べずに戻すことが多い時間帯もあったが?)
「相手が6枚ディフェンスラインに並べてきていましたし、無理目に勝負してもフィフティ・フィフティかそれ以下の勝負になっちゃうと思ったので、そこは焦れずにもう一度作り直そうと思ってやってました。それによって相手もスライドして疲れてきますし、空いている選手を使っていくということが今のチームの狙いだと思います。もちろん、1対1の状況なら仕掛けていきますが、そこを焦れずに何度も作り直して、こちらの良いところから攻めていく、相手の嫌なところから攻めていくというのがすごく大事なことだと思ってます。
前半は特に相手がブロックを作る切り替えが早かったし、あそこまで引かれたら崩せないとも思ったので、後ろからボールを運んで数的優位を作る、相手を引き出すという作業が大事になってきたと思います。
真ん中をついてサイドに展開して、そのサイドが駄目だったら、また逆に展開していく。その繰り返しだと思うし、まずまずできたと思います。あとは、後半ちょっと落ちた部分もあったので、90分通してどうやれるようになっていくかは、今後の課題だと思います。それと、そういう中でも、最後苦しいところを守りきれたというのは、チームの自信につながりますし、そういうことが僕らにとってすごく大事なことなんじゃないかと思います」
(逆転後、槙野・柏木と3人でダンスを披露していたが?)
「あれは開幕前から練習してました(笑)。言い出したのは槙野です。啓太さんも一緒に練習してましたが、やりに来なかったですね(笑)」
(2-1にしてからは、自身もエリア左からのカットインで惜しいシュートを放ったが?)
「あの形は練習してますし、シュートまでは完璧な形でしたが、最後の精度が問題でしたね。リードしている中で、追加点のチャンスに決めきる力というのが、今このチームにすごく必要なことだと思いますし、そこで決められたらもっともっと楽にゲームを締めることができたと思います。それは今日のゲームもそうだし、柏戦も仙台戦もそう。そこは課題だと思います」
(サポーターへの挨拶時、『直輝 一人じゃない、みんなが待っている』と書いたアンダーシャツを着ていたが?)
「最初は点を決めて見せようと思っていました。それはできなかったですが、自分は同じような経験を経てきているし、そこからのつらいリハビリや、復帰してからのつらさを自分は知っている。そういうものがあっても、苦しいことがあっても、その先にいいことがあるということをプレーで示し続けたい、道を示したい。そういうものを伝えられればと思いました」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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