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vs川崎 プレビュー「リーグ戦の勢いのまま、天皇杯初戦を制す」

年間勝ち点1位でJ1リーグのレギュラーシーズンを締めくくった浦和レッズの次の戦いは、11月12日(土)19時04分より等々力陸上競技場で行なわれる『第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会』ラウンド16(4回戦)。相手はJ1リーグ年間勝ち点2位の川崎フロンターレだ。

天皇杯はすでに3回戦までを終了しているが、レッズはAFCチャンピオンズリーグ出場チームとしてJリーグ推薦によりここまでを免除されており、ラウンド16からの出場となった。

レッズと川崎の今季リーグでの対戦は1勝1敗の五分。互いにアウェイで勝利を収めており、まさに互角の勝負だった。

リーグの年間勝ち点1位と2位の対戦となるこの試合は、天皇杯制覇への第一歩としての意味合いのほかに、チャンピオンシップの前哨戦ともなりうる興味深い大一番。一発勝負ということも合わせて、息詰まる熱戦となることは間違いない。

川崎は、今季限りでの退任をすでに発表している風間八宏監督が、2012年の就任から5年をかけて攻撃的と言われるパスサッカーを構築してきた。

中村憲剛、大島僚太と、ゲームメーカータイプの選手を中盤に配置し、2013~2015年に3年連続でJリーグ得点王に輝き、今季も日本人最多およびリーグ4位タイの15得点を挙げた大久保嘉人や、同じく15得点の小林 悠らがスピード感と迫力のある攻撃を見せた。

小林と大島は負傷でリーグ最終戦を欠場しており、天皇杯でのベンチ入りは微妙だが、2015、2016年のリーグでのレッズ戦で4試合3得点を決めている森谷賢太郎には要注意。車屋紳太郎、エウシーニョのサイド攻撃にも警戒を払いたい。

川崎のシステムは4バックと3バックの併用だが、相手に合わせて来る傾向がある。レッズとしては3バックでマンツーマンに近い形になった方がやりやすいはず。コンパクトな陣形を保ちながらこまめにパスコースに顔を出す動きを繰り返すことで効果的にビルドアップをしていきたい。

レッズは西川と槙野が不在となることで、GKと左ストッパーの位置に入る選手にとってはチャンスになると同時に、今季培ってきた実力を発揮する楽しみな試合となる。

GK大谷はYBCルヴァンカップで決勝以外の4試合を任され、13年ぶりの優勝に大きく貢献した。大谷によって保たれた『レッズクオリティー』は、カップ戦を契機とする攻撃陣の活性化を生みだし、それがリーグ優勝を支える要因にもなった。

左ストッパーに誰が入るのかも興味深い。負傷明けの宇賀神か、森脇を左にするのか、あるいは那須、遠藤の起用方法はどうなるか。見どころは多い。

川崎とは今月29日から始まるJリーグチャンピオンシップ決勝でも対戦する可能性があり、ここで勝っておくことは精神的に優位に立つためにも重要だ。勢いを持続させたまま、10大会ぶりの天皇杯制覇の第一歩を飾ろう。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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