浦和レッズは12日(日)17時3分より、アウェイ・等々力陸上競技場にて、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第5節、川崎フロンターレとの試合に臨む。

この試合は、最近のリーグでの試合とは違う展開となることが予想される。レッズのJリーグでの試合は、『自陣に引いた相手の守備ブロックを崩す』という形で推移していくことが多かった。しかし川崎は、ここまでリーグ最多の9得点を挙げている、攻撃に特長のあるチーム。川崎はホームということもあり、立ち上がりから積極的に攻撃してくる可能性は高い。

川崎の前線には、Jリーグ2年連続得点王の大久保嘉人やレナトなど、多彩なタレントが並ぶ。そして中盤では中村憲剛や大島僚太が、前線に質の高いパスを供給。一瞬でも隙を見せれば即ピンチを招きかねない、危険な相手だ。特に守備においては、これまで以上に高い集中力を要求される、タフなゲームになる。

ただ、相手が攻撃的だからこそ、レッズも受けに回らず、攻守にアグレッシブなプレーを見せることが大事になる。武藤雄樹が川崎戦について「前線の選手が守備をサボらずにやれれば、これまでにあまりなかったショートカウンターの場面も作れると思います」と語ったように、できるだけ相手ゴールに近い位置でボールを奪い、そこからの速攻で決定機へとつなげていきたい。そして早い時間に先制することができれば、前掛かりになる相手の裏に生まれるスペースをついて、追加点を奪うチャンスも迎えられるだろう。

アウェイの川崎戦はここ数年苦戦しており、今回もおそらく難しい試合になるだろう。ここで川崎を叩き、翌週から始まるリーグとAFCチャンピオンズリーグを含めた7連戦に、良い形で向かっていこう。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】