NEWS
vs横浜FM プレビュー「一丸となって戦い、リーグ初勝利を」
明治安田生命J1リーグ第4節 横浜F・マリノス戦は3月18日(日)16時4分、ホーム埼玉スタジアムでキックオフされる。3月4日から始まった5連戦のラスト。今シーズンまだ見ていないJ1リーグでの勝利を目指して、チームは一丸となって戦う覚悟だ。
相手の横浜FMと言えば伝統的に「堅守速攻」のチームづくりを続けてきており、そのイメージが浸透していた。しかし、今シーズンはがらっと変わっている。変化をもたらしたのは今シーズンから指揮を執っている元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー監督だ。ポステコグルー監督といえば13年10月にオーストラリア代表監督に就任するや、フィジカルの強さを全面に押し出したロングボール多用のサッカースタイルから、ショートパスをつなぐスタイルへと、戦術を180度変えた指揮官として知られている。
15年1月にはアジアカップで優勝。ワールドカップ・ロシア大会アジア予選では苦しみながらも頑固なまでにパスサッカーを貫き、プレーオフの末に本大会出場を決めた。
ところがその後、同代表監督を辞任。新天地として自身にとって初となるJリーグを選び、今シーズンから横浜FMで指揮を執っている。
来日当初は横浜FMでもパスサッカーを貫くのかどうかが注目されたが、答えは「イエス」だった。しかし、システムはオーストラリア代表監督時代に最も威力を発揮した3バックではなく4バック。最終ラインを高く保って陣形をコンパクトにまとめ、ボールをつなぎながらビルドアップしていく。選手のローテーションも多く、流動的なスタイルになっている。完成すれば魅力的なサッカーになると思わせるものだ。
ただ、スタイルの転換にはやはり苦労している様子で、開幕から第3節までは1分け2敗。特に、昨季まではあまり見られなかったようなミスから失点を喫する場面があったのは、戦術のフィットに時間が掛かっているからだろう。
また、最終ラインを高めに設定していることで、4バックの裏にはスペースが広がっている。レッズとしては、ここは狙い目のひとつになる。積極的に裏を狙っていくことでチャンスをつくっていきたい。
レッズはリーグ開幕のFC東京戦を1-1で引き分けると、続く第2節のサンフレッチェ広島戦で逆転負けを喫し、第3節のV・ファーレン長崎戦でも1-1の引き分けと苦しいスタートとなっている。
それでも攻撃に関しては、選手間の意思疎通を高めることで徐々に改善が見られている。あとはフィニッシュのところで精度を高めていくことで、得点増が期待できるだろう。課題は連戦の影響から出てくる守備時の出足の悪さか。相手より走ること、攻守の切り替えを素早くすることなど、細かい要素をおろそかにせず、集中して戦うことが求められる。
横浜FMとの対戦ではここ5試合勝利がない。15年4月18日以来3年ぶりとなる白星を手に入れるべく、全員がハードワークをして、90分間戦い抜き、5連戦の最後を飾りたい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
相手の横浜FMと言えば伝統的に「堅守速攻」のチームづくりを続けてきており、そのイメージが浸透していた。しかし、今シーズンはがらっと変わっている。変化をもたらしたのは今シーズンから指揮を執っている元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー監督だ。ポステコグルー監督といえば13年10月にオーストラリア代表監督に就任するや、フィジカルの強さを全面に押し出したロングボール多用のサッカースタイルから、ショートパスをつなぐスタイルへと、戦術を180度変えた指揮官として知られている。
15年1月にはアジアカップで優勝。ワールドカップ・ロシア大会アジア予選では苦しみながらも頑固なまでにパスサッカーを貫き、プレーオフの末に本大会出場を決めた。
ところがその後、同代表監督を辞任。新天地として自身にとって初となるJリーグを選び、今シーズンから横浜FMで指揮を執っている。
来日当初は横浜FMでもパスサッカーを貫くのかどうかが注目されたが、答えは「イエス」だった。しかし、システムはオーストラリア代表監督時代に最も威力を発揮した3バックではなく4バック。最終ラインを高く保って陣形をコンパクトにまとめ、ボールをつなぎながらビルドアップしていく。選手のローテーションも多く、流動的なスタイルになっている。完成すれば魅力的なサッカーになると思わせるものだ。
ただ、スタイルの転換にはやはり苦労している様子で、開幕から第3節までは1分け2敗。特に、昨季まではあまり見られなかったようなミスから失点を喫する場面があったのは、戦術のフィットに時間が掛かっているからだろう。
また、最終ラインを高めに設定していることで、4バックの裏にはスペースが広がっている。レッズとしては、ここは狙い目のひとつになる。積極的に裏を狙っていくことでチャンスをつくっていきたい。
レッズはリーグ開幕のFC東京戦を1-1で引き分けると、続く第2節のサンフレッチェ広島戦で逆転負けを喫し、第3節のV・ファーレン長崎戦でも1-1の引き分けと苦しいスタートとなっている。
それでも攻撃に関しては、選手間の意思疎通を高めることで徐々に改善が見られている。あとはフィニッシュのところで精度を高めていくことで、得点増が期待できるだろう。課題は連戦の影響から出てくる守備時の出足の悪さか。相手より走ること、攻守の切り替えを素早くすることなど、細かい要素をおろそかにせず、集中して戦うことが求められる。
横浜FMとの対戦ではここ5試合勝利がない。15年4月18日以来3年ぶりとなる白星を手に入れるべく、全員がハードワークをして、90分間戦い抜き、5連戦の最後を飾りたい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】