3日夜、横浜アリーナにて『2012Jリーグアウォーズ』が開催され、阿部勇樹、加藤順大、槙野智章が出席した。
ステージには18位のコンサドーレ札幌から登場。16番目にタキシードに身を包んだ阿部・加藤・槙野の3名が、クラブカラーに合わせた赤いカクテル光線が場内を照らす中、登壇した。18番目に、初のリーグ優勝を成し遂げたサンフレッチェ広島の全選手が花道に姿を現すと、場内にはひと際大きな拍手が沸き起こる。彼らがステージに上がる様子を、ステージ下に用意された椅子に腰掛け、阿部たち3人は祝福する気持ちと羨ましさが入り交じった複雑な表情で見上げていた。
なお、ステージ上ではそのまま最優秀監督賞の発表も行なわれ、広島の森保一監督が受賞。森保監督は「僕でいいのかなと思います」と苦笑いを浮かべながら話しを始めたが、スピーチ中には「チームの基礎を作ってくれた現浦和監督の、そして僕の監督でもあったミシャさんに、感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました」との言葉もあった。
その後、J2優勝、Jリーグベストピッチ賞、最優秀育成クラブ賞など各賞が発表された。優秀選手賞は阿部と槙野がそれぞれ受賞したものの、残念ながらベストイレブンへの選出はかなわなかった。
最優秀選手賞の発表がなされた後、出席した選手たちは場内を一周してファン・サポーターの声援に応えて退場。その後、広島・仙台の選手たちと阿部・加藤・槙野の3人は再び壇上へ。来シーズンのACLに出場する3クラブとして紹介され、場内から温かい激励の拍手を浴びた。


阿部勇樹
「久々に出ましたが、綺麗でした（笑）。来年は数名だけではなく、関係者みんなで来られるように。そう思いながら、見てました。それが実現できるように頑張りたいです」

加藤順大
「今シーズン、勝負どころで勝ちきれない試合が多かったので、そこをしっかり勝つってことが、優勝に近づく道だと思うので、このまま成長して、来年またここにみんなで来たいです」

槙野智章
「久々のアウォーズで、いろいろな刺激をまたもらいました。優勝した広島には、時間も経ちましたし、もう素直におめでとうという気持ちでした。この舞台に来てあらためて思うこともありますし、Jリーグのレベルが上がってきた中で、良い選手がどんどん海外に行ってる中でもやっぱり基盤となるJリーグを盛り上げていければなと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】