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ACL 決勝 第2戦 vs アルヒラル「0-2で敗戦し、3度目のアジア制覇ならず」

24日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019 ノックアウトステージ 決勝 第2戦 アルヒラル戦に臨んだ。

しぶとく戦い前半を0-0で折り返すも、74分にカウンターからゴールを奪われると、試合終了間際にも失点して0-2で敗戦。2戦合計スコアを0-3とし、3度目のACL制覇を逃した。

ホーム埼玉スタジアムは、満員のファン・サポーターで真っ赤に染め上げられた。タイトルを懸けた大一番、大槻 毅監督は、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、鈴木大輔、槙野智章、両ワイドに橋岡大樹(右)と関根貴大(左)、セントラルに青木拓矢とエヴェルトン、2シャドーに長澤和輝とファブリシオ、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

レッズは立ち上がりからコンパクトな陣形を保ち、組織的な守備でアルヒラルの攻撃を封じていく。第1戦でも手を焼いたセバスティアン ジョビンコや、アンドレ カリージョに、局面を個人技で打開されて危険なシーンを作られたが、最後までしっかりと対応し、死守していく。

攻撃では、シンプルに相手DFの背後を狙いながら全体のラインを押し上げ、高い位置からプレスを仕掛けて2次攻撃につなげていった。守勢に立たされても、常に相手の守備の綻びを探し続け、素早いカウンターを狙った。

23分には、スピードで相手DFを置き去りにした興梠がペナルティーエリアに侵入し、右のアウトサイドで低いクロスを中に供給。ゴール前に走りこんだ長澤がこのボールを後方に落とし、最後は関根が強烈なシュートを放つも、相手DFに防がれてゴールとはならなかった。

どれだけ相手に押し込まれても、高い集中力とハードワークで鉄壁の守備を作り上げていくレッズ。ゲームの局面を難しくするアウェイゴールを許さず、0-0で前半を折り返した。

迎えた後半、優勝するためには絶対条件であるゴールを奪うために、攻撃のギアを上げていく。前半同様、相手に主導権を握られて守勢に立たされながらも、全員で守るところを守り、ボールを奪えば素早くスイッチを切り替え、関根と橋岡のスピードを生かして敵陣に侵入していった。56分には、長澤のクロスをファブリシオが頭で合わせる決定機を迎えるも、相手GKに防がれてゴールが奪えない。

63分、大槻監督は長澤に代えてキャプテン柏木陽介をピッチに送り出すと、71分にはファブリシオに代えて杉本健勇を投入した。

懸命な守りでゴールを許さず、虎視眈々とアルヒラルゴールに迫っていくレッズだったが、74分、相手ペナルティーエリア手前でボールを奪われると、カウンターからカリージョにボールを運ばれ、最後はサレム アルドサリに押し込まれてゴールを許してしまう。

声の限り歌い続けるファン・サポーターの後押しを背に、最後の最後まで全力を尽くして戦う選手たち。何度倒されても起き上がり、何度弾き返されてもゴールに迫っていく。アディショナルタイムは4分、試合終了のホイッスルが鳴り響くまで、応援してくれる人たちの思いを背負って走り続けたが、試合終了間際にも失点し、3度目のアジア制覇は叶わなかった。

次戦は11月30日(土)14時から味の素スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第33節 FC東京戦となる。

【興梠慎三】
(今日の試合を振り返って)
「第1戦を0-1で負けて、2点以上取らなければいけない状況の中で、前半から全員が前からプレスを掛けて戦いました。勝てる自信はありましたけど、結果は0-2で負けて、不甲斐ないというか、これが今の浦和レッズの実力なのかなと思います」

(敗因を挙げるととすれば?)
「全部、相手に上回られたように思います」

(アルヒラルに対して、警戒していたところは?)
「注意していたポイントはそれほどありませんが、自分たちがどうしなければいけないのかということだけを考えていました。0-1で負けている状況でしたので、なんとかして点を取らなければいけない状況でしたし、取りあえず90分間、前から行こうという話は選手同士でしていました」

(アルヒラル対策として特に意識してきたことは?)
「もちろん一人ひとりの個の能力はすばらしいものがありましたけど、その中でも、外国籍選手の質は非常に高かったので、そこをなんとかチーム全体で抑えていこうとしていました」

(相手の脅威に感じたところは?)
「サイドですね。(アンドレ)カリージョ選手です。あの選手を抑えられなかったように思います。二人でディフェンスしても切り裂かれていくというか、数的優位で守備をしても剥がしていくので、なかなか止めづらかったということがあります。自分たちもあのような状況の中で、一人二人でかわせる能力を身につけていかないといけないと思います」

(点を取らなければいけない状況の中で、相手を崩せなかった要因は?)
「前から守備にいきましたが、そこをうまく剥がされて、全体的に下がってしまいました。そうすると、ボールを奪った後の攻撃はなかなかできなくなります。高い位置でボールを奪えれば良い攻撃ができると思っていましたが、相手もうまかったので、そこを剥がされて、結局何もできなかった気がします」

(ファン・サポーターに向けて)
「本当に『すみません』という言葉しか出てこないです」

(今日勝てばクラブワールドカップに出られたが?)
「クラブワールドカップへの思いはそこまでないですが、とにかくタイトルが欲しいという強い思いはありました」

(今後に向けて)
「今日の敗戦を忘れてはいけないと思っています。この悔しさをバネに、もっともっと練習して、強くなっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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