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ACL 決勝 第1戦 vs アルヒラル「最小失点で第2戦につなげる」

現地時間の9日、浦和レッズはサウード国王大学スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ2019 ノックアウトステージ 決勝 第1戦 アルヒラル戦に臨んだ。

異様なアウェイの雰囲気の中、福島春樹を中心とした固い守備で0-0と耐え、60分に一瞬の隙を突かれてゴールを許すも、最小失点でゲームを締めくくり、ホームでの第2戦につなげた。

警告の累積で西川周作が出場停止となったこの試合、大槻 毅監督は、GKに福島春樹、DFライン右から岩波拓也、鈴木大輔、槙野智章、両ワイドに橋岡大樹(右)と関根貴大(左)、セントラルに青木拓矢とエヴェルトン、2シャドーに長澤和輝とファブリシオ、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

レッズがボールを持つと、耳をつんざく大ブーイングが起きる完全アウェイ。立ち上がりは相手にボールを握られるも、レッズはDFラインを中心に固いブロックを形成して、相手の攻撃に自由を与えない。警戒すべき、バフェティンビ ゴミスや、セバスティアン ジョビンコなどへのパスコースを塞ぎ、アバウトに放り込まれたボールに対しては、身体を張ってはじき返していった。

17分には、関根のスルーパスに反応したファブリシオがスペースに流れ、グラウンダーのクロスを供給。そのボールに再び関根が反応し、ペナルティーエリア手前からフリーで右足を振り抜くも、これは相手DFに防がれてゴールならず。少ないチャンスを大事にしながら、その後もすばやい攻守の切り替えからチャンスを作り出していった。

前半のシュート数はアルヒラル11に対してレッズは2。再三のピンチに襲われるも、その度にレッズのゴールマウスには福島春樹が立ち塞がった。鋭い反応で相手のシュートをことごとく弾き出し、神がかりとも言えるセーブで、前半を無失点で折り返すことに成功した。

迎えた後半、立ち上がりから守勢に立たされるが、インテンシティーの高い守備でゴールを許さない。どれだけ崩されても、どれだけシュートを打たれても、最後まで粘り強くプレッシャーを掛け続け、ゴールを守り抜いていく。

耐えに耐えたレッズだったが、60分には一瞬の隙を突かれてアンドレ カリージョにゴールを許し0-1。アルヒラルサポーターのボルテージは最高潮に達し、スタジアムは異様な雰囲気に包まれていった。

74分、長澤に代えて杉本健勇を投入し、興梠を一列下げて、杉本がワントップに入ると、85分には関根に代えて宇賀神友弥がピッチに送り出された。

アウェイゴールを目指して懸命に攻勢に転じてようとするが、なかなかボールをつなぐことができず、アルヒラルゴールに迫れなかった。しかし、その分、最後まで守備のバランスを崩すことなく戦い抜き、最少失点で第2戦につなげた。

次戦は11月24日(日)19時から埼玉スタジアムで行われる、AFCチャンピオンズリーグ2019ノックアウトステージ 決勝 第2戦 アルヒラル戦となる。

【興梠慎三】
「非常に厳しい試合でした。相手の時間がずっと続いている状態でしたけど、0-1で終えたことは次につながると思いますし、次の埼スタで借りを返したいと思います」

(かなり激しく当たられていたと思うが、対峙してどうだったか?)
「僕だけじゃなく、みんなに激しく来ていました。それはやはりホームの力だと思います。だからこそ自分たちがホームに戻ったときは同じくらい激しく行って、1ー0で終えたら延長戦もありますし、今日の試合に関しては次につながる結果だと思います」

(今日の試合で得られたものは?)
「前半、少ないチャンスですけど、決めないといけないシーンもありましたし、やっている選手全員、ホームで絶対に勝とうという強い気持ちを持っているので、絶対にみんなを信じてがんばっていきたいと思います」

(第2戦では優勝のために、興梠選手のゴールももちろんだが、勝たなければいけない。第2戦に向けては?)
「ホームではたくさんのファン・サポーターが足を運んできてくださると思います。全員の力で、できれば延長なしで2-0で勝ちたいですけど、そう簡単には点を取らせてくれないと思いますので、誰が決めてもいいので、全力で戦って、がんばりたいと思います」

(日本中が優勝を期待しているが、優勝に向けては?)
「2017年の優勝を味わった選手もいますし、新しく来た選手はそのタイトルを獲ったことがないので、そういう選手たちにも獲らせてあげたいと思っています。ファン・サポーターのみなさんを含め、全員で戦っていきたいと思います」

(今日の試合を踏まえ、点を取るために必要な部分は?)
「今日はブロックを作って守り切る、という形でしたけど、次は前から行くしかないと思います。ある程度相手のボランチ2人が下がって受けてゲームを組み立てていたので、あそこで奪えればカウンターが一発ハマるんじゃないかと思います」

(自身としては思うようにいかなかった?)
「全くいかなかったです。相手にずっと支配されていましたけど、それでも0-1で耐えきったというのは、次につながります。いつもなら2点目を決められるところを、ディフェンス陣が歯を食いしばって0-1で終えた、それは本当に0-2で終えるよりは次につなげられたと思います」

(0-1のほうが戦いやすい?)
「そうですね、行くしかないので。できれば1-2くらいで負けるのがよかったですけど、ホームで2点取らないと勝てないので、やることははっきりしています」

【橋岡大樹】
「だいぶポジティブではないかと思います。結構攻められている中で決定機を何回も作られ、それをみんなが身体を張って1点で抑えられました。アウェイの地で0-1というのは大きいと思いますし、ホームでは全然違った戦いもできると思います。みんなもホームでやり返す気満々でいるので、大丈夫だと思います」

(失点シーンは福島選手が「判断ミスがあった」と言っていたが、そこの場面の守備を振り返ると?)
「まず、クロスを上げさせないことが一番だったかもしれないですけど、それは難しいという中で、クロスが上げられたときの中の対処というのは、相手がうまかったというのはありますけど、そこはもっと、ああいう場面で距離感を縮めてスペースをなくせればいいと思います。

福島選手も、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝という場でACL初出場という中で、本当に重圧がある中で活躍してくれましたし、何回もチームを救ってくれたと思います。それは誰が見てもそう言うと思います。だからこそ選手も集中してゼロで抑えたかったというのはありますけど、これは次に絶対につながる、0-1というのは次につなげられるスコアだと思うので、ポジティブに捉えています」

(やってみて、今日のスタジアムの雰囲気とか、アウェイというのはどう感じたか?)
「気候的にすごく乾燥していて苦しいときもありましたけど、それはこちらでしっかり慣れないといけなかったですし、逆に言えばホームでは、自分たちがいつもやっている気候で、プラス6万人近くのファン・サポーターのみなさんが来てくれると思いますし、その中で僕たちがやれることというのは、全力を出して勝つことじゃないかと思うので、やることははっきりしているなと。この後の2週間で、最高の準備ができればいいと思っています」

(アルヒラルは思っていたより強かった?)
「強いと言われていたので、想像していた感じではありました。想定内でした。想定外だった部分は特にありません」

(全体として、プラン通りには戦えたのか?)
「そうですね、最悪0-1というのは言っていたので、最低限の結果を残せたと思います」

(国際経験も積んできて、驚くこともなくできたか?)
「びっくりすることはなかったですけど、もっとできたかなと思います」

(だいぶ走っていたが、つってはいないか?)
「つってはいません。疲れましたけど」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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