16日、埼玉スタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019 ノックアウトステージ 準々決勝 第2戦 vs 上海上港の試合前日公式会見が行われた。浦和レッズからは大槻 毅監督と西川周作が出席し、準決勝進出を懸けた一戦への意気込みを語った。

【大槻 毅監督】
「アウェイの戦いを経てホームに戻ってきて、ぜひベスト4の舞台に進めるように、明日の試合が終わった後に『勝ち進めた』という形、結果を求めて、選手と共に戦いたいと思います。よろしくお願いします」

【西川周作】
「みなさん、こんにちは。明日はチームが上に行けるためのベストを全員で尽くしたいと思います。強い気持ちで挑んで、必ずホームのファン・サポーターのみなさんと一緒に勝利を分かち合えるように、とにかく全力を尽くしたいと思います」

[質疑応答]
(監督と選手に一つずつ質問させていただきます。大槻監督には、初戦の2-2という結果を踏まえて、第2戦を突破するために、スコアの部分でどういうところが大事になるかを、西川選手には、無失点であれば絶対に突破できるという状況ではあると思うが、そういう試合を前にGKとしての心境や、どういうところを大事にしたいか、という点について聞かせてください)
大槻 毅監督
「一つ言えることは、第1戦の結果は当然ありますし、レギュレーション上、ルール上の、上に上がれる条件はありますけど、そういったことはあるにしても、明日の試合の一つの勝負にしっかりと集中すること、それが非常に重要になってきます。非常に強い上海上港というチームに対して我々が挑戦する、我々自身が今までやってきたことに挑戦するような姿勢を出して、しっかりとアグレッシブにゲームを進めること、そういったことが重要だと考えています」

西川周作
「試合の中でのセットプレーだったり、必ずチャンスは訪れると思っていますし、逆にピンチもあると思いますが、相手には隙を与えないという守備をしたいですし、逆に自分たちは相手の隙をしっかりと突く、そういう集中力を持って試合に挑みたいと思います」

(大槻監督に質問させていただきます。第1戦と比べ、出場停止の選手が互いにいるということで、単純にプラスマイナスという話ではないとは思うが、どのように捉えているか？)
大槻 毅監督
「第1戦が終わった時点でそれは決まっていたことですし、それに対して準備もしてきたつもりです。相手のところも含めて、かみ合わせというか、マッチアップのところが出てくると思いますので、そういったところも想定して戦いたいと思います」

(大槻監督と西川選手にお伺いします。第1戦を踏まえて、上海上港の強さはどういうところにあると感じているか？)
大槻 毅監督
「もちろん、強力な外国籍選手の存在は間違いなくあると思いますし、その周辺をサポートしながらハードワークをする中国の選手たちのプレー、そういったもののまとまりのパワーみたいなものを非常に感じています」

西川周作
「スタジアムの雰囲気というのは非常にすばらしかったです。でも自分たちのホームのファン・サポーターのみなさんの声援の方が、かなり後押しになるんじゃないかと、心強く思います。明日はたくさんのファン・サポーターのみなさんが来てくださるという話も聞いていますし、またたくさんのみなさんと一緒に一つとなって、強い集団をお見せできたらと思います」

(監督と西川選手に1問ずつお願いします。大槻監督には、リーグでセレッソ大阪に少し嫌な負け方をしてまだあまり日が経っていないが、どういうふうに選手を切り替えさせてきたか、どういう働きかけをしてきたかを教えてほしい。西川選手には、たくさんのACLでの経験があるが、ACLとJリーグとの違い、Jリーグでは勝てていないが、ACLでは勝負強いところを見せている。ポジティブな意味での違いというところを教えてほしい)
大槻 毅監督
「異なる大会で、我々はまたタイトルに挑戦できる大きな機会があるということで、そこに対してチャレンジしましょうと。決まった日数の中で回復をしっかりとして、次のゲームに対するコンディションを調整する、そこに対してチャレンジをする、今やれることにチャレンジすることがこの試合でのチャレンジだということで、選手たちと共有してきたつもりです。明日に向けてもゲームの中でチャレンジしていきたいと思います」

西川周作
「JリーグとACLの違いは、そう大きくはないかなと、自分の中では思っています。ただ、アウェイに行くときに移動が長かったり、という違いはありますけど、サッカーはサッカーなので戦いですし、そこは特に大きく変わるという意識はないですね。目の前の一試合一試合に、本当に集中してやらなければいけないと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】