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ACL準決勝第1戦 vs上海上港「第2戦につながる貴重なアウェイゴールでドロー」

27日(水)20時(日本時間21時)、中国・上海市の上海体育場にて、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017ノックアウトステージ準決勝第1戦 vs上海上港がキックオフされた。

気温23度、曇り。前日の公式練習と比べて気温も湿度も大幅に下がり、問題のない気象条件の中、キックオフ前にはピッチに水が撒かれ、着々と準備が進められた。

アウェイスタンドの一角にはグループステージでの対戦時より多い、約700人のレッズサポーターが集結。キックオフの1時間半以上前から大音量の声で選手を鼓舞すると、ボルトカラー(黄色)のユニフォームに身を包んだイレブンの入場時には「赤・白・黒」のビジュアルで選手を大一番へ送り出した。

レッズのフォーメーションは4-1-4-1。スタメンはGK西川、4バックは右に遠藤が入り、センターバックは阿部とマウリシオ、左に槙野。アンカーに青木、インサイドハーフには長澤と、9月13日のACL準々決勝第2戦 川崎フロンターレ戦以来、公式戦4試合ぶりの先発となった柏木が並び、右サイドハーフにも同じく公式戦4試合ぶり先発のラファエル シルバ。左サイドハーフに武藤、1トップには興梠が配置された。

一方の上海上港は、グループステージで対戦したときと同じ4-2-3-1のフォーメーション。1トップにエウケソン、2列目の右にフッキ、トップ下にオスカルと、ブラジル人トリオが入り、左サイドハーフにはウー レイが並んだ。

試合はレッズボールでキックオフ。立ち上がりに注意したいレッズはしっかりと球際で厳しさを見せ、危険な場面を作らせない。3分、10分と立て続けにFKを与えたが、いずれも遠い位置。フッキの直接FKは強烈だったが、壁が跳ね返した。

試合が動いたのは15分。中盤からフッキにボールを運ばれると、30m付近から矢のような左足シュートを打たれ、決められてしまった。

しかし、先制されても冷静さを失わないレッズは、柏木が短いパスでリズムをつくり、長澤も強さと上手さを発揮して全体を徐々に押し上げて行く。

レッズらしい鮮やかなゴールが生まれたのは27分だった。ラファエル シルバがDFラインの裏を突いた興梠に浮き球のパスを出し、興梠の落としを柏木が右足で流し込んで1-1の同点とした。正GKとセンターバックのレギュラー2人を出場停止で欠き、連係面が不安視されていた上海上港の守備陣は、レッズの連係した攻撃に付いてこられなかった。

守っては20分のエウケソンのフェイントからのシュート、40分、44分のオスカルのシュートをGK西川がファインセーブでしのぎ、フッキに対しては槙野がしっかり体を寄せて防いだ。

後半は互いに前半と同じメンバーで開始。それぞれが次の1点を目指して攻勢を強めていく中、上海は58分、左SBに攻撃的なMFユー ハイを配置し、勝ち越しを狙う。さすがにその後は上海上港に攻め込まれる場面が続いたが、度重なる決定機を西川が間一髪で防ぎ、また、68分のオスカルの直接FKも右ポストに当たるなど、全員の体を張った守備が運も引き込んでいく。

終盤も両者がゴールを求める白熱した展開が続いた。73分には上海上港がエウケソンを下げてFWリュ ウェンジュンを投入。レッズも80分にラファエル シルバを下げて高木を入れた。さらに88分には上海上港がMFオディル アフメドフを下げてFWのリー ションロンを投入。レッズも興梠からズラタンに代え、3分のアディショナルタイムの終了間際には柏木を下げて宇賀神を入れた。

試合はこのまま終了。レッズは終盤の上海上港の猛攻に耐えて貴重なアウェイゴールと第2戦につながる結果を手にし、ホームに戻る。

ACL準決勝第2戦は10月18日(水)19時30分より、ホーム埼玉スタジアムで行われる。なお、レッズの次戦は10月1日(日)14時からユアテックスタジアム仙台で行われる明治安田生命J1リーグ第28節 ベガルタ仙台戦となる。

【興梠慎三】
「アウェイはすごく難しい試合になると思っていました。予想通り厳しい試合でしたけど、最低限、1-1で終えたことで、次のホームで戦う上では有利に立てるんじゃないかと思います」

(個人的には楽しそうだったが?)
「もう少し前でキープできればウチらしい攻撃ができたと思うんですけど、自分にも厳しくきていたと思いますし、もう少しキープしたかった気がします」

(今日はオフサイドが多かったが?)
「そういう少しのところで駆け引きをしているので、今回はオフサイドになりましたけど、次はオフサイドラインに気を付けながらどんどん裏を狙っていきたいです」

(そのようなプレーをしながらアシストをしたが?)
「(柏木)陽介がシュートを決めてくれました。あの時間帯で追いつけたのは非常に良かったと思いますし、今日は守備陣がとてもがんばってくれたと思います」

(グループステージではホームで上海上港に1-0で勝利していて、今日もレッズの力を証明できたと思うが、自信はついたか?)
「今日はボールを持たれる時間が、後半は特に多かったです。次のホームでは、うちがしっかりと攻撃で主導権を握りながら、勝ちにいきたいと思います」

(ラウンド16と準々決勝は初戦で敗れて2戦目で勝ったが、今回は少し流れが違うが?)
「それもありますけど、最近、ACLではホームで強いので、期待したいと自分なりにも思っています。とりあえず勝たないといけないので、同点ではなく、勝ちにいきたいです」

(次の試合で、一番大事なポイント、気を付けないといけないポイントは?)
「失点しないことが一番だと思います。ゼロで抑えれば、ウチが次のステージに上がれます。失点しないことと、先に得点できれば、それが一番だと思います」

(決勝まであと1つだが?)
「個人的にはアジアのタイトルを獲ったことがなく、とても欲しいタイトルです。ここが正念場だと思います。次はホームで戦えるので、たくさんのファン・サポーターが来てくれると思います。ファン・サポーターのためにも、がんばりたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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