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ACL準々決勝第2戦 vs川崎「ホームで後押しを受け、4ゴールで逆転!9年ぶり3度目のベスト4進出」

13日19時30分より、AFCチャンピオンズリーグ2017準々決勝第2戦 川崎フロンターレ戦が埼玉スタジアムで行われた。

レッズは8月23日にアウェイの等々力陸上競技場で行われた第1戦に1-3で敗れ、ベスト4に進むには2-0での勝利、また失点した場合は3点差以上での勝利が必要だった。

2万6785人の観衆が集ったスタジアムで、レッズは9月9日のリーグ柏レイソル戦でも採用した4-1-4-1でスタート。インサイドハーフには川崎との第1戦のアップ中に負傷して離脱していた柏木が復帰し、公式戦6試合ぶりにピッチに立った。また、ルヴァンカップのセレッソ大阪戦での負傷で戦列を離れていたマウリシオも公式戦3試合ぶりの先発復帰を果たし、阿部とともにセンターバックに入った。

試合は川崎ボールでキックオフ。立ち上がりからアグレッシブな姿勢を前面に押し出し、勢いよく敵陣に迫っていったレッズは、10分、左サイドハーフの高木からのクロスを1トップの興梠が頭で合わせてシュートを打ったが、惜しくも枠をとらえなかった。

この後もレッズがボールを保持し、攻撃から守備に切り替わっては、素早い切り替えと強度の高い寄せでゲームをたぐり寄せたが、まさかの場面が訪れたのは19分。川崎・中村の浮き球のパスにGK西川が飛び出したが、エウシーニョに先に触られてしまい、先制点を奪われてしまう。

1失点により、2戦トータルのスコアは1-4。これにともなってレッズが準決勝に進むための条件が変わり、90分で3-1なら延長戦、4-1ならレッズが勝利という状況になった。

強い気持ちで攻勢を掛けるレッズは35分、矢島のパスから興梠がゴールを決めて1-1とする。そして、レッズが一気にたたみかけようとした38分だった。川崎DF車屋が興梠に対する危険なプレーで一発退場。1人少なくなった川崎は中村を下げて田坂を入れ、10人の配置を守備的に整えた。

1-1で迎えた後半は数的優位を生かして圧力を強めるレッズがほとんどの時間でボールを保持して時間が進み、次々とCKを獲得していく。流れを読んだ堀監督は、マウリシオを下げてズラタンを入れ、勝負を懸ける。すると、70分だった。柏木の右CKにズラタンが頭を合わせて2-1とした。

75分には矢島と交代で駒井が入り、前線はさらに鋭さを増した。そして、ここからが勝利への執念を見せる時間だった。84分、柏木からのパスを受けたラファエル シルバが冷静にシュートを決めて3-1。さらに86分、森脇のパスに右足を直接合わせた高木のゴールで4-1。レッズは2戦トータルスコアで5-4とし、とうとう逆転に成功して、08年以来、9年ぶり3度目のACLベスト4進出を決めた。

試合後は復帰初戦で2アシストの活躍をした柏木がMOMに選ばれ、真っ赤に染まったゴール裏から最高のコールを受けた。

準決勝の相手は上海上港(中国)。第1戦は9月27日(水)にアウェイで行なわれ、ホームでの第2戦は10月18日(水)に行われる。

レッズの次戦は9月17日(日)16時よりエコパスタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ第26節 ジュビロ磐田戦となっている。

【阿部勇樹】
「済州戦のときも厳しい状況の中で戦いましたけど、昨日の逆ブロックの試合では、諦めないで戦っていけばそういうことがある、結果PKで負けてしまいましたけど、最後まで分からないというのは、向こうでも見せてくれたと思います。

僕たちも済州と戦ってひっくり返してここまで進んできました。もちろん簡単な相手ではなかったですし、結果として相手に退場者が出て、というのはありますけど、それでも相手も守ってカウンターを狙ってくる中、みんな慌てず、1点1点返していくことを続けていけました。それで最終的に、トシのシュートはトラップなのかパスなのか・・・『シュートって言え』って言いましたけど(笑)、シュートにつながったと思います。

僕らも諦めずに戦いましたし、多くのファン・サポーターの方も、必ず何かを起こすという雰囲気を作ってくれたので、そういうのが全部合わさって、次のステージに行けたのかなと思います」

(1点ずつ返すのを後ろから見ていてどうだったか?)
「1点ずつ返す中でも、相手はカウンターとかセットプレーを狙っていたと思います。せっかく1点ずつ追いついている中で、そこで1点取られたらもったいないですし、後ろは後ろの仕事として、これ以上失点せずにやれれば、と思っていました。

もちろん、90分を通して1点取られて、その前の90分も含めると失点はしていますけど、これ以上はしないという中でゲームは進められました。みんなで信じて戦えば、こういったことが起こせるというのが分かったと思います。次のステージに進めたのはうれしいです」

(いける、と思った瞬間は?)
「先に1点を取られましたけど、ボールをうまく動かしながらやれたら、というところで、システムも前回の対戦とは違いますし、やっていく中で徐々にできてきた部分が増えてきているとは思うので、それをどれだけやっていけるかだったと思います。

もちろん、相手によって変えなければいけない時間はあると思いますけど、そういう中でも自分たちで少しずつ、今がこういう状況だからこう、というところは、まだまだだと思いますが、できてきているのではないかと思います。それを多くの時間でもやっていければ、自分たちがボールを保持する時間が伸びてくると思いますし、それは相手にとって嫌なことだと思います。

そういうところを上げていかないといけないですし、そういう中で後ろとして、リスクマネジメントを必ずしないといけません。柏戦でも2失点してしまって、いい攻撃をしていたと思いますけど、それで負けてしまっては本当にもったいないと思いますし、本当に痛いと思います。それは繰り返さないようにやっていかないといけません。ただ、今日は相手が少ないので、何とも言えないです」

(4-1-4-1という形で2試合目で、プラス、交代とかでフォーメーションを変えながらやっていたが?)
「チーム全員で戦っていかないと無理ですし、誰がいつ出ても戦っていかなければいけないということで、みんなが個々で準備しないといけない、という雰囲気は、堀監督や天野コーチが作ってくれています。モチベーションを上げてくれる池田コーチもいるので、同じ方向を向いて進んでいきたいですし、何とか、この苦しい状況で引き受けてくれた監督たちに、いい結果が出せればいいと思います」

(また2戦目をホームで戦うことについては?)
「まず、1戦目のアウェイゲームが非常に大事だと思います。1回対戦していますし、いい試合ができればと思います。その前にリーグや天皇杯があるので、今日の勝ちをこの後のリーグなどの試合に出していかないと意味がないと思うので、続いていく戦いを、チーム全員でやっていきたいと思います」

(他の選手が、準決勝を経験している選手として阿部や平川の名を挙げて、自分たちもこれから経験できる、という高揚感を持っているようだったが?)
「非常にいいことだと思います。でも、また勝っていく難しさはあると思うので、そこはチームみんなでやっていけば、道が開けるものだと思います。みんなで信じて取り組んでいきたいです。1回対戦しているので、怖い物はないです。自分たちらしさをしっかり出してやっていければいいと思うので、今日だけは次のステージにいけたことをうれしく思いますけど、まだ何も決まっていないので、また明日から、次の磐田戦に向けてがんばりたいと思います。

今日は監督が誕生日の直近だったので、今日の勝ちは監督にプレゼントできたのではないかと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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