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ACLグループステージMD1 vs水原三星 ACL初戦、先制するも黒星スタート

2015AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG・MD1水原三星ブルーウィングス戦は2月25日19時30分(日本時間同)、水原ワールドカップスタジアムでキックオフされた。

青をチームカラーとする水原三星に対し、赤をチームカラーとする浦和レッズは、アウェイ側ゴール裏に詰め掛けた約900人のサポーターから大きな声援を受けてのプレー。レッズの先発はGK西川、3バックは右から森脇、那須、槙野、右アウトサイドに宇賀神、左アウトサイドに橋本、ダブルボランチに阿部と青木、2シャドーには柏木と石原、1トップにズラタンが入った。控えは大谷、加賀、啓太、梅崎、関根、高木、李。

水原三星の先発メンバーには、2006年から2010年までJリーグ川崎フロンターレでプレーした北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ)が1トップに入った。

試合はレッズボールでキックオフ。しっかりボールを保持し、パスをつなぎながらチャンスをつくっていこうとするレッズに対し、水原三星は4-4-1-1のフォーメーションで、こちらもパスをつなぐスタイル。前日会見でソ・ジョンウォン監督監督が要注意選手として名を挙げていた柏木には6番の選手がマンマークで付き、ボールを持たせまいとする。

立ち上がりは互いに球際でぶつかり合うシーンが見られるなど激しいプレーの応酬。10分にはズラタンがシュートを打つなど、レッズが押していたが、その後は徐々に水原三星がペースをつかんでいき、18分のチョン・テセのシュートを皮切りに22分、29分とゴールを脅かすようなシュートを打たれた。

対するレッズは我慢の時間帯もGK西川の落ち着いたプレーなどでしのぎながら、セットプレーをきっかけに次第に盛り返していく。33分には橋本がシュート。40分には森脇がシュート。そして待望の先制点が生まれたのは前半のアディショナルタイムだった。ゴール前での波状攻撃から最後は柏木からのミドルパスを受けた森脇がフェイントで相手を交わし、左足を振りぬき1-0。待望の先制点に赤く染まったゴール裏が大きく沸いた。

後半も互いにメンバーを変えずにスタート。すると1点を返そうと攻勢を掛けてきた水原三星に対し、やや受け身になるような様相が出てくる。そして56分、バイタルエリアでパスをつながれて逆サイドへ展開されたところからオ・ボムソクにシュートを決められてしまう。1-1の同点だ。

だが、その直後に訪れたカウンターからの大ピンチを西川が防いだのはさすがだった。悪い流れを一度断ち切ったところで、62分、両チームのベンチが動く。レッズは柏木から李、青木から啓太へとメンバー交代。水原三星も攻撃の選手を代える。両チームとも次の1点を取りに行く構えだ。

互いに好機を演出しながらゴールに迫ろうとチャレンジしていた87分。『次の1点』を手に入れたのは水原三星だった。FKからのクロスをファーサイドでレオに頭で合わせられ、1-2とレッズはビハインドに。最後まであきらめないレッズだったが、試合はそのまま終了となった。

前半のうちに先制していただけに、逆転負けとなってしまったのは非常に残念だが、まだ大会は始まったばかり。試合は次々とやって来る。巻き返す機会は十分にある。

チームは明日帰国し、2月28日(土)13時35分から日産スタジアムで行なわれる「FUJI XEROX SUPER CUP 2015」のガンバ大阪戦に備える。

【森脇良太】
(AFCチャンピオンズリーグの次戦に向けては?)
「第2戦を戦う前に、すぐにゼロックススーパーカップという公式戦が続くので、落ち込んでいる暇はありません。今日の結果を受けて、しっかりと課題を反省しなくてはいけないですが、落ち込んでいる暇はないので、顔を上げて体力の回復に努め、また良いゲームができるようにしていきたいと思います。しっかりと気持ちを切り替えてやっていきたいと思います」

(初戦で先制したのはACLでは初めてだったが?)
「それは知らなかったですが、相手がホームということもあり勢いを持って立ち上がりから来ました。その中で数少ないチャンスをものにできたところまでは非常に良かったです。前半も危ないシーンがいくつかありましたが、その中でも落ち着いて我慢してゲームをコントロールすることができました。何としても前半のうちに1点取れれば気持ち的に違うと思っていた中での先制点だったので、非常に良いコントロールされたサッカーができた印象でした」

(シュートまでに少し時間が掛かったように見えたが?)
「陽介から来たときに、トラップして右足で打とうと思いましたが、相手が行き過ぎるところが見えたので、切り替えして余裕を持っても十分かなと思いました。非常に冷静だったなというのはあります。迷いはなかったです。相手が来なければそのまま右足で打ったと思いますが、そうしていれば相手に当たっていたかなというのもあったので、相手の動きを冷静に見られたんじゃないかなと思います。なんであんなに落ち着いていたのかは分かりませんが、狙い通りのゴールでした」

(力負けという感じはしなかったが?)
「非常に良いゲームができていたので、相手に力で劣っているという印象は受けませんでした。ただ、失点の部分は、1点目はクロスが味方にあたってコースが変わり、2点目はセットプレーでした。毎年セットプレーで課題は出ていますが、細心の注意を持ってやらなければいけないと思います。どれだけ細かい部分にこだわってやれるかで勝敗を分けてくると思っているので、失点の部分で非常に不運だったというか、悔しい失点の仕方で負けた印象です」

(新しく入った選手も何人かピッチに立っていたが?)
「レッズとしてやることは変わらないと思っているので、非常に技術に優れた選手なので違和感はなかったですし、チームにすんなりと溶け込んでいると思います。ただ、もっとチーム全体としてのクオリティーを上げていくことが必要ですし、やるべきことたくさんあるというのが、試合を終えて一番に感じたことです」

(準備期間が短かったという感覚は?)
「それはなかったです。キャンプでしっかりと練習試合をして他の選手と合わせています。今日も良いコンビネーションもつながらないところも両方ありましたが、日を追うごとに良くなっていくと思っています。今日ダメだったからと言って、これから先もずっとダメということはないと思っています。ピッチ以外のところでも話していく必要があるなと思っています」

(同点とされた後の方向性は?)
「方向性は我慢強く戦おうということです。時間が少なくなってきたら最低限勝ち点1を守ろうという意識づけをしました。ゲームが始まる前は、アウェイの初戦ですが、勝って日本に帰ろうという意識でした。先制するまでは良かったですが、同点になってからは勝ち点1でも問題ないという話をしていた中での失点だったので、非常にもったいなく残念です」

(勝ち越された結果に、昨季の終盤戦と同じようなものを感じてしまうが?)
「その通りだと思います。こういうゲームでもしっかりと勝ち切ること、勝ち点1を持って帰る仕事をしなくてはいけないと思っています。まだまだ自分たちのゲームを読む力が足りないですし、しっかりゲームを終わらせるところは身につけなければいけないと思っています。下を向く必要はないと思っています。今年1年がハードになるとサッカーの神様が言ってくれていると思っているので、気持ちを切り替えて次のゼロックススーパーカップに向かっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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