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3点のビハインドから逆転勝利!

17日、Jリーグ第21節の大分トリニータ戦をホーム・埼玉スタジアムで戦った。浦和レッズは3点のビハインドを跳ね返し、3万2,329人の観衆の中で4-3の大逆転勝利を収めた。
夕暮れの涼しい風が吹き抜ける中を、試合は18時3分にレッズボールでキックオフされた。5バック状に引いて守る大分に対して、レッズのボール保持時間が長い立ち上がりとなった。10分には相手のクリアを出足良くカットした槙野のパスを受けた原口がミドルシュートを放ち、先制点への意欲を見せた。
ところが、ここからレッズは苦境に立たされる。12分に右サイドからのFKを梶山に頭で合わせられて先制点を与えると、3分後の15分には左コーナーキックから若狭のゴールを許し、リードを2点に広げられた。5分後には左サイドからのアーリークロスから松田のヘディングを許してさらに失点。前半20分で0-3という信じがたい光景が埼玉スタジアムのピッチに現れた。
しかし、ここからレッズは反撃に出る。22分に阿部のパスを受けた興梠がゴール前でボールをキープし、平川につないで決定機を迎える。このシュートは外れたが、24分には槙野が左サイドからグラウンダーで中央に入れたボールをニアサイドで宇賀神がスルーし、ゴール前でフリーになった興梠が冷静に左足で決めて1点を返した。
その後も前線のコンビネーションプレーや原口のドリブル突破でゴールに迫ったレッズだったが、ゴールを奪うには至らずに1-3のスコアで前半を終えた。
レッズは後半開始から原口に代えてマルシオをピッチに送り込むと、頼れる背番号10は開始直後の47分にいきなりスコアを動かす。ゴール正面約25mの位置で興梠が倒されて得たフリーキックのチャンスに右足を一閃。鮮やかな軌道を描いたボールがゴールに突き刺さり、1点差に追い上げた。
大きく沸き上がった埼玉スタジアムのファン・サポーターの大声援の中、56分には相手のハンドで得たPKをキャプテンの阿部が落ち着いてゴール右下に蹴り込み、レッズは3点のビハインドを跳ね返して同点に追いついた。
逆転ゴールを目指すレッズは66分に宇賀神に代えて関口が入り、より攻撃への姿勢を強めていく。75分には興梠から裏に抜け出した関口にスルーパスが出る場面を作ったが、惜しくも相手GKに阻まれた。82分には啓太に代えて直輝がピッチへ。柏木がボランチに下がる攻撃的な布陣で勝ち越しゴールへの強い意志を示す。
ファン・サポーターもスタジアムを揺るがすような大声援で選手たちを後押しすると、85分に森脇のクロスに合わせた那須のヘディングがゴールに吸い込まれ、遂に勝ち越しに成功。大音量の『We are REDS』コールが響き渡った。
その後もレッズは攻撃的な姿勢を保ちながらも、しっかりとボールをキープしてゲームをコントロールし、そのまま4-3のスコアで終了。勝利の凱歌、『We are Diamonds』の大合唱を『夏休みの宿題!!8/31集めて埼スタに4万人』のメッセージとともに、埼玉スタジアムの夜空にファン・サポーターと響かせた。
3点のビハインドを跳ね返す見事な逆転勝利を収めたレッズは次節、8月24日(土)に18時キックオフの清水エスパルス戦を、アウェイ・エコパスタジアムで戦う。

【那須大亮】
(最初に3失点というゲームになったが?)セットプレーで2失点と、クロスからクイックな形でいいボールも入ってきたんですけど、僕もマンツーマンでそのままつけばよかったんですが、ゾーンに切り替えてそのスペースでやられてしまいました。入りとしては最悪だったんですが、今日に関しては前回の敗戦で学んだこと、失点してからも慌てずにやり続けることがでしました。幸いに早い時間の失点だったのでいくらでも取り返せると思いましたし、早い時間帯に慎三がすぐに点を取ってくれていましたし、チャンスを多く作っていたので後ろが辛抱すれば必ず逆転できると思っていたので、それが実を結んで良かったです。
(決勝ゴールの場面を振り返ると?)セットプレー崩れで阿部ちゃんからサイドチェンジが入ったときに来るなと思いました。中に残っていたら、直輝か慎三が前に立っていて、そこにいい感じでディフェンスが食いついてくれました。クロスが相手のディフェンダーに当たって「ああ、これは来た」と思ってどうにか当てようと思い、当てることだけを考えました。
(自分のポジションに戻るという選択もあったのでは?)後ろの枚数を見て、自分たちが3枚に対して相手が1枚で僕がボランチの位置にいても問題ないと思っていました。サイドチェンジが入った時点でゴール前に入ろうと考えていて、そこでつながらなければ戻るという判断もあったと思うのですが、そこでいいボールがモリに入ったので、ここは絶対に中に入って決めようと思いました。仲間を信じていればその通りにボールが来てくれます。サイドに入った時点で絶対に来ると分かっていましたし、常に仲間を信じることです。
僕が上がっても阿部ちゃんなり啓太なり、誰かがリスクマネージメントに入ってくれます。後半で言えば陽介が後ろでボールを捌いてバランスを取ってくれました。その信頼が無いと僕も安心して思い切って上がれません。そこのバランスや信頼があって思い切って上がれるので、感謝したいと思っています。
(国立での甲府戦を思い起こさせるようなゴールだったのでは?)そうですね。今日のキーワードに諦めないということが自分の中にありましたし、最後の1秒まで戦い抜けば絶対に結果に結びつくと思っていました。サポーターがこんなに体を張って覚悟を決めて応援してくれているのに、選手がそれに応えないわけにはいかないと思っていました。最後の最後まで今日は戦おうと決めていたので、それが結果に表れて良かったです。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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