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2ndステージ 第4節 vs大宮 激闘のさいたまダービーは、引き分けに終わる

17日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第4節、大宮アルディージャとの一戦に臨んだ。

埼玉スタジアムで2年ぶりとなるさいたまダービー。今シーズン最多となる53,951人の観衆の前で、ダービーにふさわしい激闘を戦い抜いたレッズだったが、2-2の引き分けに終わった。

レッズの先発メンバーは、前節と同じ11人。ベンチには4試合ぶりにズラタンが復帰した。キックオフ直前にはファン・サポーターが「We are REDS!」の大声援で選手たちを鼓舞。スタジアムのボルテージが高まる中で、キックオフの笛が吹かれた。

試合は序盤から、両チームの選手が球際でバトルを繰り広げる、激しい展開となった。レッズの選手たちは攻守の切り替えの素早さを保ち、興梠のポストを叩くミドルシュートやコンビネーションからの柏木のシュートなどで、大宮ゴールを脅かした。守備でも、危ない場面では身体を投げ出して攻撃を食い止め、大宮に決定機を許さなかった。

スコアが動いたのは37分。相手ゴール正面やや右で直接FKを得ると、柏木の狙い澄ました左足のキックが大宮ゴール右上隅を捉え、ネットを揺らした。柏木はさいたまダービーで、アウェイでの決勝ゴールに続く2試合連続得点。背番号10はベンチのミシャ監督のもとへと走り、ゴールを喜び合った。

先制し、いい流れで時間を進めていたレッズだったが、前半終了間際に相手右CKから江坂にヘディングシュートを決められてしまい、前半を1-1で終え、勝負の行方は後半へと委ねられた。

後半、レッズは右サイドの関根がドリブルを仕掛けて起点となり、大宮ゴールに迫った。ミシャ監督は、57分に興梠と李に代わって、古巣相手の出場となるズラタンと青木を起用。ズラタンの1トップ、柏木と武藤の2シャドーに、阿部、青木のダブルボランチという布陣に切り替えた。すると2分後の59分、青木の右サイドへのパスを受けた関根が、ペナルティーエリア内で相手を外して丁寧なクロスを入れると、ズラタンが空けたスペースに飛び込んだのは武藤。背番号9がヘディングでボールをゴールへと流し込んで、レッズが勝ち越し点を挙げた。

しかし、さいたまダービーはこのままでは終わらなかった。68分、大宮のマテウスにドリブルからシュートを決められ、2-2の同点。直後には宇賀神に代わって駒井が左ワイドに入り、3人の交代枠を使い切って、勝利を目指した。

追いつかれた直後から、スルーパスに抜け出した武藤のシュート、関根のクロスに合わせたズラタンのヘディングシュートと、レッズは立て続けにチャンスを作った。大宮にもペチュニクや泉澤などにシュートを打たれるものの、西川の好セーブもあってゴールを割らせない。

80分を過ぎ、互いに疲労の色が見えてくる中でも、選手たちは走って戦い続けた。攻守がめまぐるしく入れ替わる展開の中、レッズはズラタンや柏木、森脇らが惜しいシュートを放ったが、決勝点となる3点目を奪うことはできず、試合は2-2のままタイムアップ。

次戦は7月23日(土)18時30分からカシマサッカースタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第5節、鹿島アントラーズ戦。リオ五輪代表の興梠、遠藤や出場停止で宇賀神を欠いての戦いとなるが、チームとしての総合力を示し、年間勝ち点1位を争う相手から敵地で勝ち点3をもぎ取りたい。

【遠藤 航】
「お互いにチャンスはあったので、勝てた試合だったとも、負けなくて良かったとも思いません。失点はもちろんもったいなかったと思います。前半の残り10分、15分のところの戦い方がどうだったのか、というのはあります。CKの失点は自分がしっかりついていなければいけなかったです。

ただ、向こうのくさびのパスに対して、後ろの選手がいくのか、ボランチがいくのかというところが一致しませんでした。僕は、終わらせ方としてはそれほど前から行く必要はないと思っていました。最後はもうアディショナルタイムでしたし、1-0のまま前半を終われば良かったと思います。

2点目を取りに行くというか、みんな前に前に行かないといけないみたいな感じになっていました。でもワイドの選手は消耗していてきつい感じがあったので、しっかり引いてブロックをつくって、最後のところをやらせないで前半を終わらせたいというイメージがあったのですが。

『前に押し上げて欲しい』というのもわかるし、『ブロックを作って守って前半を終わらせる』という判断も悪くはないと思います。大事なのは意思統一してやることで、それがバラバラになってしまいました。

前半の経験を後半生かさないといけないと思っていたので、行くところと行かないところや、攻撃のときのリスクマネジメントは悪くなかったと思います。ただ2失点目を入れられたときは、相手のワイドの選手が蹴ると思って、みんなそれに備えてしまったかもしれません。シュートされる前がどうだったのか、あれだけスペースを与えればやられてしまうかな、と思います。スキがあったということだと思います。

最後はオープンになってカウンター合戦になるのは仕方がないし、相手と同数でも負けずに守るということでやっていくしかないですが、それは悪くなかったです。でも時間帯とか、セットプレーのときに対応や集中力が今回に関しては足りなかったと思います。

自分はこれから切り替えてやるしかないです。チームはまた大事な試合がありますし、そこは勝ってくれることを信じて、僕は自分のできる100パーセントの準備をして臨み、メダルを獲りたいです。お互いに良い結果を残して、リオから戻ってくるのが理想です。

リオ五輪のメンバーには、U-19から長く一緒にやっている選手もいます。本当に集大成だと思いますし、年代別代表でやってきたものをすべて出して、最後しっかり勝って終わりたいです。本当に、メダルを獲って終わりたいです。

(興梠)慎三さんの前で収める能力は素晴らしいし、その辺の特長はみんなもわかっていると思います。細かい部分は、一緒にプレーすることで高められると思います。慎三さんが『あの選手はどうなの』と聞いてくるので、言えることは言っています。それは間違いなくチームにとって良くなると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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