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2ndステージ 第12節 vsFC東京 試合終盤の3ゴールでアウェイ逆転勝利

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第12節FC東京戦は17日(土)19時4分より、味の素スタジアムで行なわれた。

先発は負傷欠場となった槙野のポジションに宇賀神、左ウイングバックに関根、右ウイングバックに駒井という布陣。1トップ2シャドーは、YBCルヴァンカップ準々決勝ヴィッセル神戸戦の第1戦から公式戦4試合連続でズラタン、高木、武藤となった。

試合はレッズボールでキックオフ。この時期としては湿気が高い中、立ち上がりからしばらくは、FC東京の鋭い出足に押され気味の時間帯が続いてしまう。中盤でボールを奪われてから一気に前線へ運ばれてシュートを打たれるシーンもあったが、攻守のバランスが整い始めたのは20分過ぎから。すると24分、GK西川が相手DFラインの裏を狙う絶妙なボールを送り、最後はズラタンがシュート。レッズはこの試合の初シュートを皮切りに、27分には柏木のスルーパスから高木、35分には駒井のクロスをズラタンがシュートと、徐々に好機をつくりだしていった。

0-0で迎えた後半から、レッズは高木を下げて李忠成を投入。前線の運動量を上げて敵陣に迫ろうとする。ところが後半の立ち上がり、よもやのシーンが訪れた。中島翔哉のドリブル突破に対してペナルティーエリア内でファウルがあったとされ、PKの笛。これをキッカーの森重に決められ、手痛い先制点を許した。

しかし、時間はたっぷり残っている。レッズは焦って2点目を失うことのないよう守備意識を統一しながら、攻勢を強めていった。56分、柏木の右足シュートはバーをたたき、71分、ズラタンのヘディングシュートもバーをたたく。だが、きわどい場面は確実に増えており、得点ムードは高まっていった。すると77分、関根のクロスに李が頭で合わせる渾身の一撃を放った。これが見事に決まり、レッズは同点に追いついた。李は今季リーグ戦10得点目となった。

終盤は互いに次の1点を取りに行こうという意識でオープンな展開になっていったが、守備的な選手交代で交代枠を使っていたFC東京に対し、レッズは2枚目のカードとして武藤に代えて興梠を投入。攻撃力に明らかな差が生じている中、貴重な勝ち越し点を取ったのはやはりレッズだった。85分、柏木のパスを受けたズラタンのクロスが相手のオウンゴールを誘って逆転に成功。勢いに乗ったレッズは87分にも駒井のクロスを興梠がヘディングで決めて3-1と突き放した。興梠は7月13日の第3節ベガルタ仙台戦以来2カ月ぶりの得点で今季11得点となった。守ってはGK西川が1対1のシュートを2本止めるなど、ファインプレーを連発。86分には柏木を下げて青木を入れてバランスをさらに整え、試合はそのまま3-1で終了。

レッズは、2ndステージ首位の川崎フロンターレが敗れたことで、ステージ首位に立ち、年間勝ち点でも首位の川崎との差を2へと縮めた。試合後はアウェイ側スタンドを真っ赤に染めたレッズサポーターから歓喜のコールと勝利の凱歌が響いた。

次戦は9月25日(日)15時から埼玉スタジアムで行なわれるサンフレッチェ広島戦となる。

【那須大亮】
「(前田選手は)身体が強いですし、うまさもありますので、あそこで極力起点を作らせないことと、いい形でヘディングさせないことを考えていました。ゴールにつながるフリックをされないように気を付けていましたし、極力自由にさせないようにプレーしていました。

危ないシーンもありましたけど、GKを含めて、止めてくれたのは、ゲームを左右するという大きな意味がありました。そこで失点しないことが大事であって、失点せずに我慢し続けた結果、相手が引いてきて、その中でうまく点をとれました。

1失点してから、だいぶ自分たちの攻撃の形が出てきて、これは必ず点を取れると、後ろから見ていて思っていたので、2失点目をしないようにと思っていました。1回だけ、全体の足が止まって1対1があったんですけど、あそこも周(西川)が止めてくれました。あれは試合を決める意味でも、ターニングポイントになったと思います。それ以降は大きなピンチもなく、追加点も取れたので、勝ってよかったと思います」

(前半、レッズがボールを持っているときに、相手が一気にディフェンスラインを上げてきていたが?)
「前から来る、という意図はすごく感じていました。自分たちがビルドアップで3枚回し、4枚回しなど、いろいろやる中で、相手も対策してきていると感じました。それでも我慢をしなければいけないし、湿度も高かったので、必ず運動量は落ちると思っていました。そこが逆にチャンスだと思っていたので、それまでは我慢強く戦わないといけないと思っていました」

(PKを取られたシーンについては?)
「中島翔哉が裏からスルスルと抜けてきた中で、ちょっと前に出られてしまいました。自分は東のケアに行っていて体の向きが悪かったですし、阿部ちゃんも後ろ向き気味で戻ってきていて、ちょっとうまく抜けられたという中で、僕の足にかかったという感じだったと思います。もう少し中島翔哉のほうにポジショニングを取れれば、という部分がありましたし、そこは少し反省です」

(相手が途中でシステムを5バックのような形に切り替えたが?)
「そこはすごくチャンスだと思っていました。攻撃の形が(前田)遼一1枚でしたし、すごく速い選手ではないので、1発でスペースに、ということはないと思っていたので、そこでうまく潰せればいいと考えていました。カウンターという意味では、中島や河野がいたほうが、脅威はありました。途中で交代して、自分たちはうまくバランスを整えながら、攻撃で押し込み、セカンドボールも拾えました。そういうことができたので、よかったです」

(後半開始時に、川崎Fの敗戦は知っていた?)
「全然知らなかったです。自分は今さっき知ったくらいです。正直、どうでもいいので。そんな余裕はなかったので、とにかく失点しないということと、勝つにはどうすればいいか、ということだけしか考えていませんでした」

(年間の勝ち点で川崎Fと2差になったことや、2ndステージで首位になったということについては?)
「どうでもいいです、すいません。残り5試合というより、とにかく目の前の1試合1試合です。ずっと前から言っていますけど、どれも大事ですし、そういうことがかかってくるからこそ、どれだけ目の前の1試合に集中力を注げるかだと思います。1試合1試合をとにかく勝っていって、結果は自ずと、後からついてきます。いかにそういう余計なことを省いて、試合だけに集中できるかが、今の自分たちに求められていることです。そこをしっかりやっていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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