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1stステージ 第9節 vs名古屋 今シーズン公式戦最多の4ゴールで快勝、首位を堅持

29日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第9節、名古屋グランパスとの一戦に臨んだ。

ゴールデンウイーク初日、42, 547人の観衆が足を運んだスタジアムで、レッズはホーム2戦連続となる興梠、李、武藤のゴールそろい踏みなど、今シーズン最多の4ゴールで快勝。ホームでの公式戦の連勝を5に伸ばし、首位をがっちりとキープした。

レッズは前節のスターティングメンバーから1人を変更。梅崎が左ワイドで、リーグでは3試合ぶりに先発した。また、今シーズン新加入の18歳、伊藤がホームでは初めてベンチメンバーに入った。

立ち上がりから、レッズはサイドでの仕掛けや中央でのコンビネーションで、名古屋ゴールに迫った。ボールを失った後も素早い切り替えでピンチの芽を事前に摘み、高さのあるシモビッチへのハイボールには、必ず1人が身体を寄せて対応。攻守によいパフォーマンスを見せ、試合のペースを握った。

試合は25分に動く。センターサークル右でのリスタートからテンポのよいパスワークでボールを左サイドまでつなぎ、梅崎からのラストパスをペナルティーエリア内で受けた柏木が反転して右足シュート。ボールは相手GKの手を弾いてゴールへ吸い込まれ、レッズが幸先良く先制した。

その後も梅崎のクロスバーを叩くミドルシュートや、李のスルーパスに抜け出した興梠がGKと1対1になった場面など、何度もチャンスを作った。しかし追加点を奪えずにいると39分、ここまでほとんど仕事をさせていなかったシモビッチに自陣左サイド、30m超の距離から意外性のあるミドルシュートを決められてしまった。

1-1と追いつかれて迎えた後半の53分、ミシャ監督は梅崎に代えて駒井をピッチへ。駒井は右ワイドへ入り、関根を左ワイドにポジションチェンジさせる。すると56分、左ワイドの関根が森脇とのワンツーで名古屋のペナルティーエリア左を縦に抜けだしてクロス、李が巧みな左足ボレーでゴールネットを揺らし、レッズが再びリードを奪った。

さらに62分、相手ペナルティーエリア付近で失ったボールを柏木が素早い切り替えで奪い返し、パスを受けた興梠がドリブルで相手をかわして3点目。3分後の65分には、興梠の巧みなキープからのラストパスを武藤がダイレクトで蹴り込んで、今シーズンの1試合最多となる4点目を挙げた。興梠、李、武藤の3人はわずか10分間で、前回のホームゲーム、ベガルタ仙台戦に続いてのゴールそろい踏みとなった。

スコアが4-1となった後、73分には柏木に代わって伊藤が入り、レッズでの公式戦デビューを飾った。ファン・サポーターの大きな拍手で迎えられた背番号26は、攻守において積極的なプレーを見せた。

終盤はややオープンな展開になったものの、失点することなく、試合はそのまま終了。4月最後のゲームを快勝し、連戦が続いた4月を5勝2分と無敗で締めくくった。

次戦は5月3日(火・祝)に埼玉スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD6、浦項スティーラーズ戦。他力ではあるが、グループステージを1位で通過するため、敵地で敗れた相手に、ホームでしっかりと雪辱を果たしたい。

【李 忠成】
(熊本で約束してきたゴールを決められたことについては?)
「熊本に行って、子供たちのパワーを感じました。常に前を向いて、将来を見据え、辛い中でも元気があると感じていました。その中でサッカー選手として、僕ができること、浦和レッズが勝って嬉しい、僕が点を取って嬉しい、という話が出ることで、彼らにも元気が出ると思います。

彼らとも、約束をしました。『点を取って、勝つ。だから見とけよ。辛いと思うけど、君たちはひとりじゃないし、僕たちは遠い埼玉からだけど、いつも君たちのことを思っているから』という話をしました。今日はそういう思いをゴール後の弓矢に乗せることができて、よかったと思います」

(ゴールについては?)
「風があって難しかったですけど、うまく待つことができてよかったです。もう一回チャンスはありましたけど、そのときは待ちきれずに身体が倒れてしまいました。ただ、自分のゴールが決勝点になったし、あのゴールでチームもかなり落ち着きました。すごく分岐点になるゴールでした。

前半はみんなエンジンがかからず、疲れというのもあったと思います。風もあった中で、チームを立て直して自分たちのサッカーに持っていったというのは、自信にもなったと思います」

(後半に集中が増した印象があったが?)
「必ず相手も空くと思ったし、自分たちのサッカーをやり通せば、ああいう結果になると信じていました。ただ、前半から圧倒したかったです」

(また、前の3人が1点ずつ取ったが?)
「今日もKLM(興梠・李・武藤)が爆発してよかったです。レッズには質の高い選手がたくさんいます。攻撃だけではなく、守備でも1失点はシモビッチ選手の素晴らしいシュートでしたけど、それ以外はほぼチャンスを作らせなかったと思います。攻守の切り替えも早かったですし、ディフェンスがああやって守ってくれて、ビルドアップしてくれたからこそ、自分たちが最後に決めるところまで行けると思います。今は流れがいいので、もっと強いKLMでいなければいけないと思います。

阿吽の呼吸で、この選手がどこにいる、というのもだいたい分かっています。Jリーグもそうですし、今年はACLがあるので、世界を相手にどこまで通用するかが楽しみです。そして、世界で戦っている舞台を見ている人たちに元気や勇気を与えられたらと思います。自分がプロサッカー選手という本当に素晴らしい職業に就いていると、切に思いました」

(伊藤がデビュー戦だったが?)
「今日は試合後も10分くらい足が震えていて、びっくりしました(笑)。自分もああいう経験はありますし、がんばってほしいです。将来のある、クオリティーの高い選手です。センスがあって、ドリブルで持ち運ぶ力があります。今日も初めての試合でシュートまで行けるというのは、力がないとできないことなので、さすがだと思います。新人だろうが、チーム全体で戦っていかなければ、長いシーズンで勝っていけないと思います。優勝するチームには、途中から入るヒーローが必要です。僕たちもヒーローの座を狙っていますし、ラッキーボーイとか、いつもは試合に出ていない選手が活躍することが必要だと思います」

(4万人以上の中でサッカーができることについては?)
「本当に気持ちがいいことです。今日、初めて来た方もたくさんいると思いますし、こういった試合を見せることによって、2回、3回と足を運ぼうとなり、サッカーが盛り上がることにつながると思います」

(次の浦項戦に向けては?)
「広州も、ホームで負けたくない気持ちがあると思いますし、勝てば1位で突破できると思って試合に臨みます」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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