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1stステージ 第13節 vsFC東京 2点のビハインドを跳ね返し、今シーズン初の逆転勝利を飾る

22日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節、FC東京戦に臨んだ。

平日ながら24,368人がスタジアムに集まった一戦は、前半に2失点する苦しい展開となったが、勝利への執念を持って戦い続けたレッズは、13分間で3ゴールを挙げて逆転し、リーグで6試合ぶりの勝利を収めた。

レッズは前節から先発メンバーを2人変更。サンフレッチェ広島戦で途中出場だった柏木と李がスタメンに名を連ねた。

闘う姿勢を前面に出し、試合を優位に試合を進めたものの、先手を取ったのはFC東京だった。13分、ビルドアップのパスを狙われて自陣でボールを失うと、素早くパスをつながれ、ムリキにシュートを決められてしまう。

さらに31分、自陣でFC東京にボールをつながれ、パスを受けたネイサン・バーンズをDFが潰したものの、こぼれ球をFC東京の橋本にゴールへ流し込まれて2失点目。レッズは相手よりも多くのチャンスを作ったが、興梠や武藤が決めきれず、点差を縮められずに前半を終えた。

後半もレッズが序盤から、相手ゴールに迫る場面を数多く作った。ミシャ監督は58分に関根に代えて駒井を右サイドに起用。駒井はキレのあるドリブルでチームに勢いをもたらした。そして66分、左CKから波状攻撃を仕掛けると、右サイドからの興梠のクロスを槙野が頭で合わせ、反撃の狼煙となる今シーズン初ゴールを挙げた。

1点を返して勢いづき、さらに得点を狙う選手たちの強い気持ちは、72分に実った。左サイドからの遠藤のサイドチェンジを駒井が頭で折り返し、興梠が落としたボールに反応したのは、またしても槙野。ペナルティーエリア外から右足を強く振り抜くと、思いを込めたボールがFC東京ゴール左隅を打ち抜き、2-2の同点とした。

そして78分。相手陣内でのこぼれ球に反応した阿部が放ったミドルシュートがクロスバーに弾かれるが、跳ね返りに反応した李が胸で押し込み、ついに逆転した。

その後は追いつこうとするFC東京の攻撃をしのぎ、4分のアディショナルタイムを含め、選手たちは最後まで集中を切らさず戦い続けて、リーグ6試合ぶりの勝利を、今シーズン初めての逆転で飾った。試合後のファン・サポーターからは、殊勲の槙野と李へ、活躍を称えるコールが送られていた。

次戦は6月25日(土)19時から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第17節、ヴィッセル神戸戦。チームの目標とする年間勝ち点1位のためにも、1stステージ最終節となるこの試合をホーム連勝で締めくくり、2ndステージへの勢いをつけたい。

【槙野智章】
「見ている方にとっては、見応えのある試合だったと思います。前半と後半、大きく変わった浦和レッズというチームを、みなさんがどう評価するか分からないですけど、非常にふがいない前半、そして非常にスペクタクルで、走力、球際、勝つ姿勢が出た後半、45分でガラリと変わったチームだったと思います。チームが苦しい中でも、ふがいない前半からよく立て直し、諦めずに、後半につながりました。選手の勝ちたい意欲もそうですけど、最後まで諦めずに応援してくださったファン・サポーターのみなさんに感謝しています。

試合後の選手の表情や、話してみての感想としては、安心感があると思います。勝った喜びもあると思いますけど、一勝の重み、簡単には勝てないということを感じたと思いますし、夏場を含め、連戦でいろいろなことにチャレンジし、いろいろな準備をした中で、結果が得られていなかったです。そこで原点に戻り、自分たちに何ができて、何ができていなかったのかというミーティングをすごくやりました。もう一度、ここから這い上がっていきたいです」

(前後半で何が変わった?)
「前半は、自分たちのサッカーに対して自信がなかった前半だったと思います。いつも通りのパスワークや運動量で、相手に怖がられるプレーができなかった、というのはあると思います。ボールを動かしても、ゴールに向かうプレーがなかったと感じています。そこからハーフタイムに、ロッカールームで、勝つために自分たちがどうしないといけないか、何ができていないのかをお互いが強く要求し、修正できた後半だったと思います」

(ハーフタイムでどういう話をした?)
「ポジティブな声をかけている選手もいましたし、下を向いている選手もいました。自分はそこで、ポジティブな声かけをしました。ここ数年のFC東京戦を見ている方は分かると思いますけど、必ず、このままでは終わらないと思っていました。1点を取れば大きく変わると思っていましたし、立て直す必要がありました。結果、1点を取ってから大きく変わりましたし、交代もいい具合にはまりました。全員の力で掴みとった勝ち点3でした。

ミシャ監督もここ数試合ナイーブになっていましたけど、こういうゲームのときこそ、監督がドシッと構えていてくれていることが伝わりました。ミシャ監督がハーフタイムに『いいゲームをしている』と言ってくれたことが、選手の安心感や、『またやれるぞ』という気持ちにつながったと思います」

(自身のゴールシーンについては?)
「最近は連戦の中で、練習時間が短かったですけど、その中で、クロスからのシュートの練習をしてきました。自分がクロスに入るタイミングや、クロスを入れる選手への要求が合致した1点目だったと思います。前には阿部選手、後ろには李選手がいて、誰が決めてもおかしくなかったですけど、決められて良かったです。

2点目も、昨日の練習の中で、自分がどうやって前に入っていくか、という練習の成果が出たと思います。日頃から練習しているメンバーとの、息の合ったプレーでしたし、前半になかったゴールに向かう姿勢や、相手が嫌がるプレー、走りができた結果のゴールだったと思います」

(2点目を取った後、ファン・サポーターに向けて拳を突き上げていたが?)
「まだ2-2でしたし、勝ち点1を取りに行くゲームをしていなかったので、必ずもう1点を取る姿勢を示したかったです。ファン・サポーターのみなさんに向けても、もう一度後押ししてほしい、というメッセージでした。それが結果的に、李選手のゴールにつながったと思います。内容にはいろいろなことがあると思いますけど、今日に関しては、結果を出せたところは評価していただけると思っています」

(6試合ぶりの勝利だが?)
「ピッチ外でいろいろなことや声が起きていますけど、僕たちは結果を出して、悪い流れを振り払いたかったです。最近は無得点の試合が続き、3連敗もしていました。結果が伴わず、ミシャ監督も苦しい思いをしていました。今日の勝ちをきっかけに、また自分たちがいい試合をして、浦和レッズファミリーがいい笑顔になれるよう、突き進んでいきたいです」

(次戦の1stステージ最終節や、最終的な目標については?)
「ぶれずに、年間チャンピオンを目指していきたいです。僕は出場停止ですけど、チームができていること、できていないことを外から確認した上で、チームに還元したいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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