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1stステージ 第10節 vsG大阪 試合終盤に押し込むも、1点が遠く連敗を喫す

15日、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第10節 ガンバ大阪戦が、市立吹田サッカースタジアムで19時4分にキックオフされた。

前節の鹿島アントラーズ戦で黒星を喫し、自力での1stステージ優勝が消滅したレッズだが、まだ優勝の望みが絶たれたわけではない。残り4試合で結果を出し、残された可能性に懸けるレッズは、1stステージ終盤5連戦の2戦目で、長年のライバルであるガンバ大阪と対戦した。

序盤にカウンターから失点したレッズは、苦しい試合展開を余儀なくされたが、後半に入ると次第に勢いを取り戻してシュートチャンスを作り出していった。しかし、何度か訪れた決定機を生かすことができず。0-1で敗れ、首位川崎との勝ち点差7を縮めることができないまま、敵地で手痛い黒星を喫した。

レッズは、GKに西川、3バックは右から加賀、遠藤、槙野、ボランチには柏木と阿部、右ワイドに駒井、左ワイドに関根、2シャドーに李と石原、1トップにズラタンを先発に起用。石原と駒井は今季リーグ初スタメン、警告累積で出場停止の森脇に代わって3バックの右に入った加賀も今季公式戦で初先発となり、ミシャ監督は、今まで出番の少なかった選手を要所でスタメン起用して試合に臨んだ。

今季オープンしたばかりの市立吹田サッカースタジアムでの試合とあって、ウォーミングアップの際には、芝の感触を確かめるようにしてピッチに入っていく選手の姿も見られた。また、この日は平日夜の開催にもかかわらず、29,397人がスタジアムに足を運び、レッズ側ゴール裏スタンドも赤一色で埋め尽くされていた。試合前には迫力ある赤と青の応援合戦が展開され、熱のこもった良い雰囲気の中で、試合はレッズボールでキックオフされた。

前半開始1分、相手のクリアボールを拾った阿部が強烈なミドルシュートを放って、スタートからアグレッシブに攻めていく姿勢を示していく。しかし8分、槙野が蹴ったボールが相手に当たると、そのこぼれ球をガンバの遠藤にワンタッチで縦パスを送られてしまう。これがカウンターとなり最後はアデミウソンのラストパスを、走り込んだ宇佐美に決められて、レッズは開始早々に1点のビハインドを背負ってしまった。

不運な形から失点したレッズは24分、駒井のクロスにズラタンがダイレクトボレーで合わせるが、これは枠の上へと外れていった。ゴール前までボールを運ぶものの得点につなげられないレッズは、前半アディショナルタイムにも前線でボールを奪われカウンターを受けるが、これは加賀が必死に相手を追走し、球際で競り勝ってチャンスを作らせない。前半はレッズらしさをなかなか見せられないまま0-1で折り返した。

後半57分には石原に代えて興梠、58分にはズラタンに代えて武藤をピッチに送り出し、興梠の1トップ、李、武藤の2シャドーでゴールを狙っていった。すると、時間の経過と共に前線でワンタッチのパス交換が増えて選手たちに躍動感が出てきた。両サイドの関根と駒井も果敢に攻め上がって1対1の仕掛けやクロスを入れてチャンスを作り出し、遠藤も思い切りのいいミドルシュートを放ってレッズが攻勢を強めていった。71分には加賀に代えて青木を投入。青木と柏木がダブルボランチを組み、阿部が3バックの右にスライドする形でゲームを進めていった。

75分には武藤が相手DFラインとGKの間を通す絶妙のクロスを入れるが、走り込んだ李はこれを押し込むことができず。その後にはガンバの遠藤にバー直撃のシュートを打たれるなど、お互いに一進一退の攻防が続いた。アディショナルタイム5分には、遠藤のクロスに興梠がフリーでヘディングシュートを放つが、ボールは枠を外れてこの決定機も決められず。相手を押し込みながらも、1点が遠いまま、試合は0-1で敗戦となった。

次節は18日(土)、明治安田生命J1リーグ 1stステージ第16節 サンフレッチェ広島戦がエディオンスタジアム広島で19時にキックオフされる。中2日でアウェイ2連戦と厳しい条件での戦いを強いられるレッズだが、最後まで強い気持ちを持って闘い、チーム一丸となって勝利をつかみ取ろう。

【阿部勇樹】
「ここ数試合、点が入っていなかったので、先に点を取りたいという思いはありました。もちろん、どの試合もそうですが。点を取れなければ勝てないスポーツなので、そこは大事だと思いますけど、逆に点を取られなければ負けない、ということもあると思います。我慢してやっていくしかないと思いますし、もう一度、今年の始めとか、昨年の戦い方を整理して、こういうときこそシンプルにやれればいいと思います。

変に難しく考えるのではなく、こういうときだからこそ、やってきたことを一回整理して、できること、やってきたことをやるのが一番大事だと思います。ゲームの中で、それがやれている時間帯もあれば、うまくいかない時間帯もあると思うので、90分の中で、やれる時間を長くしていければという思いがあります。トレーニングでやってきたことが試合に出ると思いますし、それがやれたかどうかがゲームの結果にも出ます。

多くのファン・サポーターの方も来てくれたので、どんな内容であっても、勝ち点3を取らなければいけませんでした。きれいに1点を取れるのは素晴らしいことですけど、どんな状況であれ、泥臭くゴールを奪いにいかなければいけないですし、守らなければいけません。そういうところだと思うので、気持ちなどを出していかなければいけないと思います。

結果が出ないと、やってきたことがどうのこうのと考えてしまうかもしれないですけど、決してやってきたことが無駄になっているわけではありません。もちろん、結果が出ていないので難しいですけど、自分たちがやってきたことを信じて、我慢しながらやっていかなければいけないと思います。

守備でも攻撃でも、耐えられない状況が続いていますけど、そこを我慢して乗り越えていけるかです。今だけじゃなく、やっていくことで、1stステージの残り3試合、その後の2ndステージにもつながっていくと思います。ここをどう変えていくか、ネガティブに考えるのではなく、ポジティブに、自分たちを信じてやっていかないといけないと思います。そのためには結果が大事だと思いますし、すぐに広島戦があるので、先につながっていく戦いになるようにしていかなければいけないと思って、がんばりたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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