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1stステージ 第10節 vs柏 終了間際の同点ゴールで、価値ある勝点1を獲得

3日、浦和レッズはアウェイ・日立柏サッカー場で、柏レイソルとの明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第10節を戦った。後半アディショナルタイムの武藤のゴールで3-3の引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を積み上げた。

試合は序盤から両チームがゴールネットを揺らす出入りの激しい展開となった。

開始1分、左サイドの宇賀神からの斜めのパスを、相手ディフェンスラインの裏に抜け出した梅崎が受け、GKを交わしてシュート。レッズが幸先良く先制した。
しかし6分、永田からのバックパスを受けたGK西川が、レアンドロのプレスを受けて出したパスが相手の工藤にわたり、そのままゴールを決められて同点とされてしまった。

その後は両チームが素早く相手ゴール前に迫る、オープンな展開が多くなった。23分、相手ペナルティーエリア内での接触でズラタンが負傷するアクシデントで、興梠と交代。激しい展開で進んだ試合は、30分ごろからレッズがボールを保持する形で進む時間が多くなった。

しかし38分、クリスティアーノがFKから強烈なシュートを放ち、西川が弾いたところをレアンドロに詰められ、勝ち越しを許してしまった。

ミシャ監督はハーフタイムで梅崎に代えて李をピッチに送り出し、後半をスタート。レッズは前線でのコンビネーションが見られるようになり、相手ペナルティーエリアに進入した関根のシュートなど、チャンスを作っていった。

レッズがペースを握る中で68分、カウンターから柏木のスルーパスに抜け出した李がドリブルで持ち込んでシュート。これは相手GKに防がれるが、このプレーで得たCKから槙野がヘディングシュートを決め、レッズがついに同点に追いついた。

ゲームが白熱していく中、次の1点は柏に生まれた。78分、自陣左サイドからの太田のアーリークロスを、ファーサイドに走り込んだレアンドロに決められ、再度勝ち越しを許してしまった。

その後、レッズは途中出場の橋本や、攻撃参加の回数を増やした槙野も絡みながら、中央・サイドを効果的に使い、同点を目指して攻撃を仕掛けていった。そしてアディショナルタイムに入った90+1分、右サイドからの関根のクロスを、ペナルティーエリアに走り込んだ武藤が頭で合わせゴールネットを揺らした。背番号19のリーグ4試合連続ゴールで、レッズは試合を土壇場で振り出しに戻し、敵地で貴重な勝点1を獲得した。また開幕からの無敗記録をリーグ新記録の14まで伸ばした。

試合後にはアウェイの地に足を運んだファン・サポーターから、槙野や武藤を称えるチャントが歌われていた。

次戦は6月7日(日)16時から埼玉スタジアムで行われる清水エスパルス戦となる。

【槙野智章】
「不満が残る内容でしたが結果がすべてです。勝ち点1を取れたことは良かったです」

(待望の今季リーグ初ゴールについては?)
「自分もゴールを取りたいという欲はありましたが、まずその前に今年は失点ゼロのところに重きをおいていました」

(3失点については?)
「勝ち点1につながったことは良かったですが、守備としては非常にもったいない失点をしたことと、ばたついたことは反省しないといけないですし、ゴール前でのミスが直接失点になってしまいました。ただ、今の自分たちの強みは、試合で出てきた課題を、次の試合で改善できて結果を出せることです」

(同点ゴールのシーンについては?)
「ベンチを見たときも、監督が高い位置をとるように言っていました。最後は阿部さんとボランチのポジションを入れ替えて、高い位置を取った結果です。関根が持った瞬間に、前で潰れることを意識しました。結果的に武藤が決めてくれて良かったですが、危険な走りができたと思っています」

(後半にリードされていても、慌てた感じがなかったが?)
「ウチの悪いところは今までにたくさん勉強してきましたし、バランスを重視しながら危険な攻撃を仕掛けるということが、今はベースとなっています。もちろん、時間帯も考えて、最後はリスクを負って攻めることも必要だったと思いますが、むやみにバランスを崩さないよう意識しました」

(後ろの方でミスがあったのは、ピッチの問題?)
「今日のピッチは難しかったですね。珍しくうちの選手が滑っていました。埼スタはどちらかというと相手チームが滑っているのですが」

(リスクを負うときと焦らなくていいときの、スイッチの切り替えについては?)
「時間帯ですね。みなさんも知っての通り、うちは70分以降のゴールが非常に多いというデータが出ています。70分までは我慢して、バランスを崩さないよう攻める。それ以降、点を取りにいかなければいけないシフトと、点を取るリスクのかけ方は、各選手が監督の指示の下でやれているので、そこは非常にうまくできていると思います」

(その辺りは、監督からゲーム中に指示が出ている?)
「グラウンドの中で選手が感じ取ったことを、ボールがストップしたときなどに、近い選手を集めてこと細かに話し合っています。それによって、意思統一ができています。監督が言うことももちろんですが、グラウンドの中で、いかにゲームを読んでプレーすることが、今シーズンは特にできていると思います」

(連続無敗記録については?)
「それは選手間でもあまり意識していないですし、目の前の試合を戦うことに集中しているから、今の結果があると思っています。引き続き、今日よりもいいゲームをしなければいけないと考えるのが、今のうちの強さの秘訣だと思っています。記録よりも、欲しいのはタイトルです。それに向けて、次の試合へいい準備をできればと思っています」

(代表にも呼ばれたが?)
「代表という素晴らしいチームに呼んでいただけることは、このチームの監督、選手と一緒にプレーしていることが評価されていると思います。感謝しつつ、代表に呼ばれたときは誇りと責任を持ってやりたいです」

(次の試合に向けては?)
「勝つだけです。今日の試合でもチームの良いところ、悪いところがたくさん出ました。時間のない中でもしっかり改善して勝ち点を取りたいです。最短での優勝などは、自分たちの中ではまったく意識していません。目の前の試合一つ一つを闘って結果を出すことに尽きます」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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