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鈴木啓太 退団セレモニー

22日、明治安田生命J1リーグ2ndステージ第17節 ヴィッセル神戸戦、試合終了後に、鈴木啓太の退団セレモニーが行われた。阿部勇樹と那須大亮から花束が贈られた後、啓太がファン・サポーター、関係者に向けて挨拶を行った。

【鈴木啓太】
「たくさんの方に支えられた16年間、浦和レッズの選手としてプレーできたことを、本当に誇りに思っています。ありがとうございました。

16年前、このクラブと契約した日のことを、忘れることはできません。あの日から、浦和レッズの一員としての人生が始まり、たくさんの素晴らしい選手たち、たくさんの素晴らしい人と、一緒にサッカーをすることに恵まれました。僕は上手な選手ではありません。自分自身のプレーに苛立つこともたくさんありましたが、それでも、チームのため、仲間のため、浦和レッズの勝利のために走り続けてきたことは、僕のプライドでした。

『We are REDS!』と叫び、一緒に戦ってくれたサポーターの声が、苦しいときも、辛いときも、いつも僕の背中を押し、前に進むための力になっていました。本当に、感謝しています。

この、真っ赤に染まるスタジアムを、離れるときが来てしまったことは、とても寂しいです。でも、この場所で、リーグチャンピオンを取り、シャーレを掲げ、アジアの頂点を掴み、人生で最も情熱に溢れた時間を、みんなと過ごすことができて、最高に幸せでした。

ここで、みなさんに報告があります。私、鈴木啓太は、今シーズンをもって、引退することを決断しました。どうしても、自分の言葉で、ファン・サポーター、仲間、クラブスタッフ、浦和レッズに関わってくださっているみなさま、僕の愛する人たちに、直接伝えたくて、この場所で発表することにしました。

サッカー少年が、プロサッカー選手として成功することを夢見て、静岡から出てきましたが、いつからか、『お前は浦和の男だ、俺たちの鈴木啓太だ』と、認めてもらえたことが、本当に嬉しかったです。誇らしかったです。

僕の心には、浦和以上に、愛せるチームがありません。だから僕は、プロサッカー選手として、浦和の男で始まり、浦和の男で終わります。

16年間、本当に大きな声援、大きな愛情を、ありがとうございました。

まだシーズンは続きます。もう一度、チームとして、全力で戦いますので、みなさんの熱いサポートを、よろしくお願いします。今日はありがとうございました」





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